ドコモ、13-14年冬春モデルを発表。Xperia Z1は10月24日発売

 

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NTTドコモは10日、2013-2014 冬春モデルを発表しました。

今回は、スマートフォン12機種(うちディズニーモバイル1機種、キッズスマートフォン1機種)、タブレット1機種、フィーチャーフォン2機種、データ通信端末2機種など、と、大充実のラインナップとなっています。

いずれも10日より予約開始、10月11日より順次発売予定との事。

今回のおすすめスマホは3機種

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夏のツートップ戦略では物議を醸したドコモですが、今回は「AQUOS PHONE ZETA(SH-01F)」、「ARROWS NX(F-01F)」、「Xperia Z1f(SO-02F)」の3機種を「オススメ機種」としています。

ドコモ版 iPhone が発売された後なので、これをスリートップと大々的に呼ぶ感じではなさそうですが、この3機種については販促面の優遇もあるかもしれません。

フラッグシップモデル「Xperia Z1」と小型版「Xperia Z1f」

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おすすめ3機種からは漏れたものの、Snapdragon 800 搭載とカメラ性能の高さで注目された5インチフルHDモデル「Xperia Z1(SO-01F)」も発表。10月24日から発売されます。

おすすめ3機種の「Xperia Z1f(SO-02F)」は、この「Xperia Z1」の日本向け小型版となっており、重さや解像度、画面サイズ、バッテリ、内蔵ストレージなどが違います。

この2機種の違いの比較表は以下のとおり。

Xperia Z1fXperia Z1
内蔵ストレージ16GB32GB
重さ約140g約171g
画面サイズ約4.3インチ約5.0インチ
画面解像度720×12801080×1920
バッテリ容量2300mAh3000mAh
赤外線・NOTTV×
サイズ(mm)127×65×9.4144×74×8.5

これ以外の SoC やカメラ性能、メモリ容量などは同等となっており、ちょうど Xperia Z と Xperia A の関係のようにも見えます。

なお、「Xperia Z1f(SO-02F)」の発売日は12月下旬の予定となっています。

液晶とバッテリの持ちが売りの国産メーカー

オススメ3機種の残り2機種、ARROWS NX と AQUOS PHONE ZETA は、いずれも省電力液晶と大容量バッテリによる電池持ちの良さを売りにしています。

ARROWS NX は3200mAh のバッテリと、WHITE MAGIC 液晶を搭載。明るい場所でも見やすい液晶との事。発売は10月24日からの予定。

また、AQUOS PHONE ZETA は 3000mAh のバッテリとアドバンストIGZO 液晶を搭載。他キャリアの同等モデルにもあった「グリップマジック」機能により、持つだけで着信を止める、などの動作が可能となっています。

こちらの発売日は11月上旬となっています。

「ドラゴンクエスト」コラボモデル「SH-01F」

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ドラゴンクエストVIII をプリインストールしたコラボモデル「SH-01F」も発売されます。発売日は12月上旬。

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背面にはドラクエでおなじみのモンスターなどがあしらわれており、色・質感はメタルスライムカラーとの事。持っているとちょっと注目されるかもしれません。

イロモノモデルかと思いきや、スペックにも妥協がなく、Snapdragon 800、1600万画素カメラ、IGZO液晶、バッテリー容量3000mAh、と本気モード。ウケ狙いでなく本気で買うのも「アリ」かもしれません。

なお、「ドラゴンクエストVIII」は、今回のコラボモデル以外にも、Android / iOS 向けに配信される事が決定していますが、価格などは現時点では不明。ちなみに 2004年に PlayStation 2 向けに発売されて以来、今回が初めての移植となります。

また、今回の「SH-01F」には、歩数に応じて進行するゲームも入っている。との情報もあります。

その他の機種と、仕様一覧

このほか、GALAXY Note 3(SC-01F)や、日本向けモデルの GALAXY J(SC-02F)、背面キー搭載の LG 製スマートフォン G2(L-01F)などの機種が発表されています。

今回発表された全機種の仕様一覧は公式サイトがわかりやすいです。

所感

ドコモに限らず、最近の国内向けスマートフォン、タブレットは、本当に Snapdragon 系ばかりになってしまったなぁ。という感はあります。

一年ちょっと前までは、多様な SoC が国内でも花開くのかなぁ。という感がありましたが、最近は安定性や使用感、また、国内向けカスタマイズの開発効率化などの背景もあってか、キャリア販売のスマホに関しては、実質、米 Qualcomm の一人勝ちと言える状況となっています。

話は逸れて、スマホに限らず、という話にはなりますが、製造プロセスでは先を行く、しかしながらこの分野では後発となる他者さんを見ていると、色々と頑張ってはいても、その売り方には色々心配な部分が多く。

高速だけど少量のプレミアムモデルと、性能はそこそこの普及モデル、というPCでよく見られたやり方が利益を上げやすい事は分かりますが、自分達がこれまで提供できなかった「実用上の」電力性能が、モバイル分野では、標準かつ必須の機能として捉えられている事に早く気付き、柔軟に市場に取り組んで行かなければ、目先の利益は取れても、その先はなかなかに困難と言えるかもしれません。

ソース

Hatena Pocket Line

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