外人が想像したとてつもない日本が出てくるゲームのムービー

ニコニコ動画で絶賛公開中の、とんでもない勘違い動画です。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4933188

なんでも Red Alert 3 とかいうゲームのムービーだそうで、見た感じのストーリーは、たぶん、ソ連が冷戦中のパワーバランスを変える事を画策。1927年のブリュッセルへタイムトリップし、アインシュタインをどうにかして、歴史を変えた。と。

で、どんな風に歴史が変わったか。蓋を開けてみれば、日本が強大な軍事力を持ってしまっていて、今度は日本から攻められるハメに。というストーリーの様子。

というわけで、軍事大国となってしまった日本を、外国人視点の空想でトンデモに描いたのが、このムービーというわけ。

※ 2012/8/3 画像追加

確かに、あの日本独特の兵器デザインを踏襲してはいるのですが、、、、、なんだかバカにされている気分になります。デュアルヘッドの戦艦大和とか。変な足軽とか。やたらとロボットが出てくるとか。確かにロボットは日本のお家芸で、工場設備とは名ばかりのロボット製造会社が山ほどありますが。あのサイズのものは、そもそも兵器としての投資対効果が見込めません。

で、一部の方の夢を壊してしまう事を承知であえて書きますが、実際、このムービーのような事は不可能と思われます。

事実上の日本の軍隊である自衛隊ですが、その軍備を精査してみると、

  • 航空機の航続距離の不足と、空中給油機の不足
  • 固定翼機を運用可能な空母がない
  • 対地攻撃機の不足

など、専守防衛の最低限の装備しかなく、対外侵攻に必要な兵器をほとんど持ち合わせていません。また、予算も、なんと GDP 比 0.8%(世界第149位)という少なさで、しかもその大部分が人件費です。となると、兵器にかけられる金額も限られ、しかも、その兵器も国内でのライセンス生産が多く、武器輸出禁止のため少ロットで高コスト。とても、ああいった派手な侵攻ができる軍隊ではないようです。

少し話が飛びますが、空母と言えば、海上自衛隊がやっとの思いで、護衛艦とは名ばかりのヘリ空母を建造したようです。

どう見てもヘリ空母ですが、自衛隊に言わせると、あくまでも護衛艦とのこと。砲戦能力すらないのですが。

ひゅうが型護衛艦 - Wikipedia

JMSDF_DDH_181_Hyuga

災害時の移動基地としての役割も期待されているようです。

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