UQ、「3日間で3GB以上」の速度制限で広告表現を改善。規制内容の変更も

UQNewsRelease20150714

しばらく前から各所で問題になっている件ですが、WiMAX 2+ サービスの速度制限の件で、UQコミュニケーションズから公式発表があったので触れておきます。

WiMAX 2+サービスでは2015年4月以降、「3日間で3GB」通信時の速度制限を実施しています。

が、一部のユーザーから、販売時に「速度制限無しで使える」との説明を受けたとの報告が出ていたり、他社の3G/LTE回線と比較して、あたかもPC用のメイン回線としてストレス無く利用可能であるかのような誤った印象を与える広告がなされていた、との指摘が少なからず出ており、購入前の説明と実使用感の悪さとの差に我慢ならないユーザーを中心に、ネット上で炎上する事態となっていました。

今回の UQ WiMAX からの発表を要約すると、次の2点にまとめられます。

  1. 広告表現について、より分かりやすく誤解のない内容に速やかに改善する
  2. 「3日間で3GB」超の規制発動時の通信速度を現行よりアップする

一部ユーザーから指摘されていた、販売時の「速度制限無し」との口頭説明についての釈明は含まれていませんが、集団訴訟を見据えた動きまで出ていた中、UQ の今後の通信規制緩和の内容次第では、今回の騒動は収束に向かうかもしれません。

UQ WiMAX に限らず、月間通信量が無制限であると謳いながら、実際には3日間での通信量制限を設けているケースは他社でも存在しますが、UQ WiMAX は WiMAX 2+への移行をきっかけに、通常の携帯キャリア寄りの利用用途へと提案を変えるべきであったところを、従来とほとんど変わらないマーケティング方針を続けていた、という部分で、今回のような事態を招いたのではないか、とは個人的には感じる所です。

昔に比べて携帯キャリアの商売もかなり怪しい商売になってしまいましたが、各社におかれましては、ぜひとも消費者目線でのサービス運営と営業活動をお願いしたいところです。

ソース:

Hatena Pocket Line

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