「楽天モバイルの新プランは3Gエリアで使えない」は勘違い

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最近、某所で「楽天モバイルの新プランは 3G エリアで使えない」という噂を耳にしたので、流石にそんなことは無いはず、と思いながら裏を取ってみた話を書いておきます。

勘違いの出どころは、おそらくですが公式サイトのここかなー。と。
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その人は特にこの注意書きの部分を気にしていました。

※(2015年)10月6日以降にお申し込みの楽天モバイルのSIMカードでは、3G通信専用の端末でデータ通信を行うことはできません。あらかじめご了承ください。

ここでのポイントは「3G通信専用の端末でデータ通信できない」という表現。これは厳密には「LTE 非対応の3G専用端末」を指しており、「LTE/3G両対応の端末」は問題ありません。

つまり、3G/LTE に両方対応している端末なら、10月6日以降の新プラン用 SIM でも 3G エリアで通信可能というのが、今回の疑問に対する回答となります。

まぁ、それもそのはず。au 系 MVNO じゃあるまいし、3Gエリアでデータ通信出来ないドコモ系 MVNO なんて聞いたことないですもん。

新プラン化時にSIMのタイプが変更された楽天モバイル

では、どうしてこんな注意書きがあるのか?という部分ですが、楽天モバイルでは2015年10月の新プラン設定時に、3G 専用端末でのデータ通信ができない新プラン SIM に切り替えており、それで、こういう注意書きが加えられた。というわけです。

では、現在 3G 専用端末を使っている旧プランユーザーが新プランへプラン変更した場合、手持ちの端末は使えなくなってしまうのか?というと、ちゃんと楽天モバイルに相談さえすればそんなことはなく、抜け道も用意されています。

これは具体的には、旧プラン SIM のまま新プランAPNを使う、という裏メニュー的な対応です。これにより、旧プランの既存ユーザーは新プランでも 3G専用端末を使える道が残されてはいます。親切ですよね。

過去記事更新のお知らせ

今回の件に関連して、楽天モバイルの2つのAPNを扱った過去記事を更新させていただきました。過去に読んだ方がお見えでしたら、お手数ですが、もう一度ご確認くださいませ。

ポイントは、以下の2点の公式見解の反映です。

  • 新プランは、楽天モバイルがドコモと直接L2接続して帯域を買っている
  • 楽天モバイルとしては新旧プランの速度差を作るつもりは無いが、増速タイミング次第で2つのAPN間での速度差が出る場合がある

関連情報:

※弊サイトは「楽天モバイルの格安スマホアンバサダー」に参加していますが、本記事では筆者の思いをありのまま書かせていただいております。

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