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【LAN】RJ-45モジュラージャック「ぐっとす」にスーパーフラットケーブルが結線できなかった話

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家庭内LANの情報コンセントを自力で敷設しようとしたときにハマったことを、ちょこちょこと書いておきます。

第一弾は、パナソニックの埋込型 Cat. 6A RJ-45(8P8C)モジュラージャック「ぐっとす」に、エレコムの Cat. 6A スーパーフラットケーブルが結線できなかった。という失敗談です。

「ぐっとす」ってのは何かっていうと、パナソニックが販売しているLANコンセント(モジュラージャック)のこと。

110ブロック対応のインパクトツールやパンチダウンツールを用意しなくても、付属のフタで刺し込み(結線)ができちゃう点が特徴。

また、いくらコンセントのパネル部分が規格ものとはいえ、一応、メーカーは揃えた方が審美性も高いし、微妙な寸法ズレも避けやすい。ということで、パナソニックのコンセントの家庭への普及ぶりとも関係して「ぐっとす」も割りと良く使われているようです。

ということで、こんな感じで、エレコムのカテゴリ6A対応スーパーフラットケーブルを「ぐっとす」に差し込んでみたんですが、これをLANケーブルテスタに通すと一部の導通が確認できない。

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しかも、コンセントを動かすとテスターの検査結果が変わるありさま。これでは怖くて、とても使いものになりません。

つーことで結線部をよく観察してみると、このフラットケーブルの芯線は普通のCat 6Aの規格ものLANケーブルに比べて非常に細く、そのせいできちんと結線されていないことが分かりました。

とは言ってもどうにかしないといけないので、この細いフラットケーブルの芯線をさらに皮むきしてやろうかとも思いましたが、ただでさえ皮むき困難な極細フラットケーブルのそのまた中にある芯線ということで、顕微鏡とピンセットとメスを使っても剥ける自信はちょっとない。ということで、これについては別の方法で回避することに。詳細はまた別の記事にさせてもらいます。

なお、よくよく調べてみたら、「ぐっとす」の対応LANケーブルは、カテゴリ6対応の「ぐっとす」がAWG24(φ0.51~0.57mm)単線、カテゴリ5E対応版がAWG22~24(φ0.51~0.65mm)とのことでした。

ちなみに規格ものの Cat 6A 8P8C LAN ケーブルを結線するとこんな感じ。
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芯線の太さが全然違うことがわかると思います。

それに比べてフラットケーブルの芯線は、特に銅線部分は計測困難な細さなので、まぁ、こりゃ無理もないなー。という感じです。

ちなみにLANケーブルに関しては、16mmのCD管に共入れする関係でどうしてもフラットケーブルになるのですが、どうやって解決しようとしているのかは以下のモノがヒントになります。上手くいくかまだやってないんで分からないんですけどね。

キーワード:110クローネブレード、パンチダウンツール

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この記事へのコメント(2件)

  1. 原田 豊 says:

    3年前

    これからフラットケーブルcat6と「Panasonicぐっとすcat6用」を接続しようとしています。
    芯線が細いので多少不安、どなたか工夫されてるかなと検索、貴サイト拝見しています。
     拝見しての感想ですが、「二重、三重にして太くしてはめこむ」という訳にはいかないのですか?それほど細いということでしょうか?
    ご教示頂ければ幸いです。2020.12.25 原田

  2. ひろも(hiromo) says:

    3年前

    コメントありがとうございます。
    過去のことですので曖昧な記憶にはなりますが、当該フラットケーブルは線全体の細さのみならず、芯線自体が極端に細かった記憶がございます。
    それは、ぐっとすが想定しているであろう芯線よりも遥かに細く、それがために多少動かしただけで、8芯のうちの半分以上が容易に接触不良を起こすほどでした。
    結果、苦肉の策として今回の接続方法を選択した経緯がございます。

    原田さまの仰るように幾重にも線を重ねる方法が実現できれば、かなり楽にはなると思います。
    ただ、それで安定して接続できるかは、実際に試してみないと未知数です。
    私の印象としましては、仕組み上、それで接続が安定するのか、特に、外部からの圧力に対する耐久性という部分で、若干の疑問が拭えないのかな、とは感じるところでございます。

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