「が」「ょ」を一発で。慣れたらハマるATOK「フラワー入力」のコツ

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もはや、Android使い必携と言ってもよい日本語入力アプリ「ATOK」。

先日、月額300円のATOK Passportが発表されたばかりのATOKですが、Android版ATOKだけなら1500円なので買い切るかどうするか迷うところです。

マーケットでのアプリ評価も高く、巷での評判も良いAndroid版ATOKですが、デフォルトの入力方法であるフラワー入力は、フリック入力に慣れた人からすると、ちょっと変則的だったりもします。

もちろん、やりづらい。使いづらい。という人はフリック入力も選べるので安心なんですが、でも、頑張ってフラワー入力に慣れると、「がぎぐげご」や「ゃゅょ」などの濁音や拗音、小文字、撥音などをめちゃめちゃ簡単に入力できるようになり、もう、フリック入力に戻る気がなくなります。

というわけで、今回は、頑張って慣れる価値のあるフラワー入力を気持ちよく使うちょっとしたコツを紹介します。

※2012/2/25 それでもうまく入力できない場合。を更新。
※2012/1/6 それでもうまく入力できない場合。を追加。
※2011/12/06 動画追加。第4・5項追記。文言若干修正。整合性確保のため一部画像差替。周知のため新記事扱い。

慣れればこんなに速く入力できるATOKフラワー入力

まずはこちらの動画をご覧ください。

ATOK for Androidの早打ち(フラワータッチ) - YouTube

予測変換抜きで「高田馬場」をこの速さ…。フリック入力ではこうはいきません。もちろん、ここまで速くなるには鍛錬も必要ですけどね。

ここまで速くなる必要はないと思うんですが、ATOKフラワータッチ初心者の中には、とにかく、現状、どーにもモタモタしちゃう。とか、入力ミスが減らない…とか、フリック入力の方が速いんだけど…という方もいるようなので、今回は、そういった方向けに5つのコツを紹介します。

1.斜めは長めに。横は下げ気味で。

下の図を見るのが早いかもしれませんが…

母音「い」「え」 → 斜めは気持ち長めに

母音「あ」「お」 → 横方向は気持ち下げ気味に

たったこれだけの事で母音の判定ミスがウソのように激減します。

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2.母音確定前に小文字・濁音などを確定させる

例えば「げ」なら。右図の順で入力するのがよい。という事です。

左図だと、まず、「け」→次に「゛」と動くのですが、間違って途中で母音「こ」を入力してしまい、「ご」になる事があります。

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3.2段階入力時も、斜めは長め。横は下げ気味。を意識。

合わせ技ですね。

先の「2」の右図で「げ」を入力する時もそうですが、「1」の「斜めは長め」を意識するのがよいです。

「ご」も同様で、ちょっと下げ気味で止めておくと母音の誤判定が激減します。

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4.「ぁ」「が」「ざ」「だ」「ば」「ゃ」は1フリックで入力できる

これも画面を見てもらったほうが早いでしょう。

下のように、例えば「が」は下フリックだけで入力できる。という事です。

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これはフラワータッチの基本なんですが、知っているのと知らないのとでは大違いなので、活用しましょう。

5.小さい「っ」は↓↑で

これも基本なんですが、下画面のように↓↑とフリックすれば「っ」が出せます。

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コツは↑を低めで止めておくことです。行き過ぎると「づ」になってしまいます。

実は↓↑で「っ」が出せる事をご存知無い方がいて驚いたのでこの項目を追記しました。ちなみにその方は↓↑↓↑で出していました。確かにその方法なら入力ミスのしようがありませんが、これまでさぞかし大変だった事でしょう。

慣れればフリック入力より速いと思う

この5点を意識するだけで入力ミスもかなり減り、フラワー入力がかなり速くなると思います。

この記事を読んだ方は、「フラワー入力って小文字とか濁音とかが2ストロークでいけるから速いんだね。」程度に捉えられるかもしれませんが、実はそれが本質ではありません

フリック入力だと小文字入力時「゛゜小」をタップする必要がありますが、その時、稀に周りの「ま」とかをミスタップする事ありませんか?

ミスタップすると、「戻る」ボタンを押して再入力する事となり、大幅な時間ロスが発生してしまいます。

フラワー入力では、ジェスチャー的要素を取り入れた事により、小文字・濁音・拗音・撥音入力時の新規タップが不要となり、大幅な時間ロスが発生するミスタップがそもそも起こらないようになっている点が特に優れていると思います。

その一方で、慣れないと母音の入力方向がちょっとシビアに感じるのも事実です。

しかし、そこに対しても、使い込む内に工夫のしどころがあるように作りこんであるあたり、本当によく練ってあるなぁ。と関心させられるわけです。

高速入力を意識しなければ、ここまでのコツは要らないのかなぁ。とも思いますが、なんにせよフラワー入力の強みを最大限に発揮し、高速入力を極めるには、母音を確実に入力する事が重要と言えると思います。

私は、フラワー入力は、フリック入力よりストレスが少ない優れた入力方法だと思います。

それでもうまく入力できない!場合

フラワー入力に限らず、ジェスチャー入力でも言えるのですが、以下のような点に気をつけるとよいでしょう。

  • 「ATOKの設定」→「画面・表示」→「キーサイズ」→「テンキー(縦画面)」をかなり大きめにすると入力ミスが減らせる
    ※ 特に高解像度液晶を搭載している端末や、画面の感度が悪い端末で顕著。
    ※ 不明な場合はとりあえず最大にしてみて、邪魔になるなら徐々に小さくしてゆくのがよい
  • 親指のツメを短く切ると入力しやすくなる
  • 指が乾燥していると入力しにくいので保湿する

また、正味の話、フラワー入力はフリック入力に比べて母音入力が若干シビア。というのは事実なので、外出時などの姿勢が安定しないときは、フリック入力に切り替える、というのも最終手段としてアリだと思います。

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検索用キーワード: フラワータッチ, ジェスチャー入力

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