Android 5.0タブレット「Nexus 9」レビュー【ファーストインプレッション】

 

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最新OS「Android 5.0」搭載の Google の8.9インチタブレット「Nexus 9」の実機が届いたので、写真を中心にレビューしていきます。

Tegra K1 搭載のパワーと、縦横比4:3ディスプレイの見やすさ、そして画面サイズの割に小さく軽く、取り回しがしやすい実用品といえ、10インチタブレットのリプレースとして面白い位置付けだなぁ。と率直に思える製品と思います。

日本向け Google Play から10月18日に発注、11月6日の午前中に届きました。
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購入したのは 16GB / Wi-Fi モデルです。
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フタを開けると本体が。
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同梱物は、ACアダプタ、取説、保証書、充電・通信ケーブル。それと、シリアルナンバーのシール。
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シリアルのシールが別添なのは、使っているうちに本体のシリアルナンバーが消えてしまう Nexus 5 の反省を活かしたのでしょうか。

ACアダプタはこんな感じ。
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出力は 5V/1.5A。
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Nexus 9 本体。
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裏面はこんな感じ。Nexus ロゴは少し控えめ。
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存在感が大きくなったカメラ。これまでの Nexus タブレットのカメラはどれもお世辞にも褒められた画質ではありませんでしたが、今回はどうでしょうか。
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Nexus 9 のカメラで実際に撮影した写真です。これまでの Nexus タブレットに比べれば画質はかなり改善しているように感じました。
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重量は実測で423g。
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Nexus 10 とのサイズ比較。右が Nexus 9。ディスプレイサイズは約1インチしか違いませんが、本体は一回り以上小さくなり、かなり軽くなりました。Nexus 10 と比べてかなり扱いやすくなった印象です。
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Nexus 7(2013) との比較。右が Nexus 9。写真で見ると一回り大きく感じます。
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が、サイズの割に軽いせいか、初めて持ったときは「Nexus 7 並みの重さ?」と勘違いしてしまいました。(Nexus 7 は 290g 前後なので、130g 以上は差があるはずですが…)

ちなみに Nexus 9 はディスプレイ縦横比が4:3 のため、Nexus 7 より幅広です。

縦横比 4:3 のディスプレイは Nexus 9 の大きな特徴のひとつで、横画面でブラウザを使った時のストレスが大きく改善しています。反面、16:9 の動画の上下には黒い帯が出る形になります。

厚さの比較。左が Nexus 7(2013)、右が Nexus 9。Nexus 7より薄くなっています。
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スピーカー、オーディオジャック、フロントカメラ。
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スピーカーは画面両端に2本配置されており、「HTC BoomSound ステレオスピーカー」による立体的なサウンドが特徴との事。

実際に色んな曲をテストしてみましたが、低音域の対応領域の広さと、大音量時の破綻を頑張って避けようとしている点が良くも悪くも印象に残るスピーカーと思います。このサイズのモバイル向けスピーカーとしてはかなり頑張っている部類と言ってよいのではないでしょうか。

少なくとも Nexus 7(2012,2013) のへっぽこスピーカーと比べれば、その音質は段違いです。

サイド部分の質感はこんな感じ。微妙にヘアライン感があるつや消しメタルフレームが採用されています。
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(光の加減で強調されていますが、実際にはここまでハッキリとはヘアラインは見えません。)

ディスプレイの発色はかなり良い方と感じます。Android 5.0 の UI のポップなカラーが良く映えます。
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日本向けの Nexus 9 には Google 日本語入力がプレインストールされており、初期状態で有効になっていました。
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QWERTY入力モードに切り替えると、最上段の上スワイプで数字入力ができるように。
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こんな感じ。なれると割とさくさく数字も入力できるようになりそうです。
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Android 5.0 のブートアニメーションは Android Wear 起動時と同じタイプのものでした。
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Android Wear のバージョン表示は「4.4W.x」なので、あれ?なんで 5.x と同じなの?と思った部分ではあります。

システムアップデート時などに出る切腹ドロイド君は健在。
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Google Play ストアの新しいバックアップ機能にももちろん対応します。他の端末のバックアップをベースに環境移行が可能。
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復元対象アプリを個別に選択することもできます。
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Google 日本語入力のキーボードに区切り線が無いのが気になりました…が、意外と早く慣れてしまいました。マテリアルデザイン対応の新バージョンのようです。
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ホーム、バック、タスクボタンは、Andorid 5.0(Lollipop)でポップな形に変わりました。
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NFC の場所はフロントカメラ右あたりのようです。
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保証期間は12ヶ月となっていました。
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とりあえず、初回のレビューはこんな感じで。

あと、ネットで話題に登っている黒画面時の光漏れですが、手元の個体ではそこまで気にならないような…。

個人的には、手持ちの Nexus 10 が大きくて重くて遅くて使い物にならない。と思っていた所なので、メインタブレットとして普通に使っていきたいと思っています。

今だから言いますが、Nexus 10 は Exynos がヘボいのか Samsung がヘボかったのかよく分かりませんが、解像度と処理能力、そして安定性などのバランスが悪い機種で、10インチクラスタブレットで Android があまりいい位置を取れなかった元凶になった機種なのではないか、と思ってはいるのですが、今回の Nexus 9 は、そういうハズレ機種臭が無いので、大型タブレットで Android のシェアが増すきっかけになると良いなぁ。と期待するところです。

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