日本通信、月額1,980円でLTE使い放題のSIM「b-mobile SIM 高速定額」発売へ

 last update 2020年5月14日

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日本通信は2014年12月12日より、月額1,980円で使い放題の MVNO SIM「b-mobile SIM 高速定額」を発売すると発表しました。

月間通信量・通信速度の制限が無く、また、3日間1GBの利用制限もないのが特徴とのこと。(※ただし、高画質動画等、大容量のダウンロード及びストリーミングでの連続通信は、時間帯によって制限をかける場合がある)

NTTドコモのLTE/3G 網を利用したMVNO SIMで、主にSIMフリー端末やドコモのスマートフォンなどに挿して利用する形になります。

090/080番号での音声通話が可能なプランも用意され、そちらはプラス800円/月、通話料は20円/30秒。MNPにも対応します。

ただし、音声プランで4ヶ月以内に解約、またはMNP転出した場合は、解約金8,000円が必要。

用意されるSIMカードのサイズは nano / mini / 通常、の3種類。

また、使い放題プランだけでなく、月間通信量3GBで1,180円/月の「b-mobile SIM ライトプラン」も新設されます。

使い放題の格安SIMとしては、最大3Mbpsで使い放題の「ぷららモバイルLTE」(月額2,760円)や、「U-mobile LTE 使い放題プラン」(月額2,480円より)に続く今回の「b-mobile SIM 高速定額」ですが、速度制限無し&使い放題&低料金、ということで、話題となる素地はありそうです。

ただし賢い消費者になりたいなら、これら MVNO の通信サービスが NTTドコモから設備を借り受ける形で運営されている点、そして、ドコモからの卸価格はMVNO事業者間で変わらない点、には留意が必要でしょう。

分かりやすく言えば、使い放題の格安SIMもそうでない格安SIMも、ドコモからの卸価格の体系は変わらない。ということです。

そういった背景もあってか、定額系格安SIMでは「速度が出ない」という苦情が実際に噴出したこともあるため、注意が必要と言えます。

とはいえ、短期間で大量に通信する機会が増えた昨今、「3日で1GBの通信量制限」に悩まされていた人にはそれなりの需要がありそうなのも確かです。また、混雑しない時間帯にしか使わない。という人にもメリットがあるかもしれません。

今回発表されたSIMの実使用感については使ってみるまで分かりませんが、MVNOの老舗が使い放題系格安SIMの選択肢をひとつ増やした。という意味では価値もあるのかもしれません。

なお、「3日で1GBの通信量制限」対策としては、IIJmio のように月額通信量の範囲であれば、クーポンをONにすることで高速通信可能なものもあります。

※本記事の料金は全て税別表記です。

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