Google、Project Fiを発表。Wi-FiとLTEを高度に融合したMVNO型の携帯電話サービス

 

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Google は MVNO 型の携帯電話サービス「Project Fi」を発表しました。

「Project Fi」は、米T-Mobile USA および、Sprint のLTE回線と、Wi-Fiネットワークとをひとつにまとめた仮想移動体通信サービスです。

特に、Wi-Fi と携帯電話ネットワークの高度な融合。という部分が特徴で、例えば、音声通話が Wi-Fi 接続時にも可能なだけでなく、LTE エリアへ移動した際にも通話を切らずにそのままシームレスに移行できるようになっています。
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メッセージ・トークアプリの Google ハングアウトと電話番号の紐付けにより同一の電話番号を複数のデバイスで共有することも可能。
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Google Voice をさらに発展させたような仕組みで、これ一つ取ってもただの MVNO ではない事が分かります。

「Project Fi」は、当初は招待制でスタート。招待リクエストは公式サイトから可能となっています。

サービス立ち上げ当初の利用可能機種は「Nexus 6」のみ。従来のセルネットワークの常識から考えると、かなりチャレンジングなことをやっていることが関係しているかもしれません。

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「Project Fi」の料金プランは基本使用料が月額20ドル。そこに、月間1GB/10ドルのデータ通信料金が加算される形。

基本使用料には、無制限の国内通話と、国内外とのテキストメッセージ、Wi-Fiテザリング、120カ国以上での国際ローミング(256kbps、3Gのみ)、格安国際通話サービスが含まれます。

月間データ通信量は、プランとしては最大10GBまで選択可能ですが、余ったデータ量分の料金が翌月、料金から割引されるというユニークな料金体系となっています。

純粋な通信サービスとして見た場合、特に米国視点では Verizon や AT&T に非対応、ということで、サービスエリアの不満は出てきそうではあります。

 

翻って携帯音声通話、という視点で見ると、Google Voice も最終的に日本国内には入ってきませんでしたが、国内の携帯音声通話は各種規制や業界の習慣、とかとかで、かなり遅れを取ってしまっているように感じて、ちょっとこれ大丈夫なんでしょうかという気がするサービスと思います。

ソース:

Hatena Pocket Line

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