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SIMフリー端末を台湾で。台湾大哥大と中華電信のLTE SIMカードを使ってみた

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先月、台湾旅行に行ってきたのですが、現地のスマホ通信環境は大変整備されており、旅行中、通信のことで困る機会がとても少なかったのが印象的でした。

ということで、今回は、SIMフリー端末を台湾大哥大と中華電信のプリペイドSIMで使ってきた話をまとめておきます。

桃園国際空港内のカウンターでプリペイドSIMが買える

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桃園国際空港では、T1(ターミナル1)、T2(ターミナル2)とも、中華電信、台湾大哥大、遠傳電信の台湾3大キャリアの専用カウンターがあり、そこで各社のプリペイドSIMを購入できます。

T2では、入国手続き後、ロビーに出て左手に2回曲がったところにカウンターがありました。分からない場合は、電信服務(Telecommunication Service)の案内板を頼りにするか、人に聞くと良いでしょう。
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到着が混みあう時間帯は大行列になるので多少の覚悟が必要です。あまりに酷い場合は、別ターミナルのカウンターを使う手もあるようですが、迷子になりたくなかったのと、意外と列の流れが良かったので行列に並んでおきました。

このときの1番人気は台湾大哥大で、カウンターはかなりの混雑ぶり。

滞在中、SIMカード以外のレンタルサービスでは日本のIDカード(運転免許証など)の提示を求められるケースもありましたが、ここでは、パスポートの提示だけでいけました。
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あまりの混雑ぶりに、事前にパスポートのコピーを取って回るお姉さんまで登場。入国後間もないのに他人にパスポートを預けるということで、一瞬ヒヤッとしましたが、さっきまで受付カウンターの中にいたSIM屋の制服の人だったので、まぁ、いいかな。と渡しておきました。

今回は、台湾大哥大(Taiwan mobile)と中華電信の2社を使いましたが、接客の良さやLTEエリアの広さなどで、個人的には台湾大哥大が一歩リード。といった印象。このあたりの詳細は後述させてもらいます。

台湾大哥大(Taiwan mobile)と中華電信(Chunghwa Telecom)のLTE対応バンド

台湾全土で見ると、LTE は Band 3 / 8 / 28 の3バンドで運用されており、通信会社ごとにその内の1つ、ないし2つのバンドが割り当てられているのが現状です。

ちなみに台湾の2大キャリア、「中華電信」と「台湾大哥大」の対応 LTE バンドは、以下表のとおり。

LTEバンド Band 3
(1800MHz)
Band 8
(900MHz)
Band 28
(700MHz)
中華電信
(Chunghwa Telecom)
-
台灣大哥大
(Taiwan mobile)
-

国内端末では、Nexus 6P / Nexus 5X / Nexus 6 / Zenfone 2 / Zenfone Selfie / HTC Desire EYE / Desire 626 といったSIM フリースマートフォンであればどちらのキャリアでも使えるし、Nexus 5 であれば中華電信の B3 と B8 が掴める。といった感じです。

ただし、グローバルモデルでないドコモ版などの国内向け端末だと Band 8 / 28 非対応の場合が多いので注意が必要でしょう。

噂では、ドコモの東名阪バンド(Band 3)しか掴めない端末でも、台湾大哥大だと割りと使える。という話もあるようですが、実機では確認していません。

約1200円で5日間使い放題。お値打ちな料金

台湾のLTEプリペイドSIMの料金設定は、非常にお値打ちです。

台湾大哥大の場合、

  • 「A」:3日+無料通話100NTD付き → 300NTD
  • 「B」:5日+無料通話50NTD付き → 300NTD

という価格設定。どちらも日本円で1,120円程度(1台湾ドル3.7円で計算)と非常にお値打ちです。
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中華電信も10日型までであれば価格は同じ。15日以上の場合は、無料通話の金額が異なるため、台湾大哥大との単純比較はできません。
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(※4GプリペイドSIMの優待イベントは8月末まで、とのことでしたが、9月中旬でも価格は変わっていませんでした。)

APN設定は簡単。APNのパスワードはなんと「無し」

台湾大哥大、中華電信ともAPN設定はなぜかほぼ同じ。APN名は「Internet」で、ユーザー名・パスワードは空、という、詳しい人なら逆に面食らうAPN設定となっています。

念のため、台湾大哥大で実際に使っていた時のAPN設定のスクショを貼っておきます。

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中華電信の場合は、MNC(Mobile Network Code)が「92」になるだけで、その他の設定は全く同じです。

ちなみに台湾大哥大では受付のお姉さんが親切だったからか、SIM交換から接続確認まで全部お任せでやってもらえました。つまり、カウンターで端末を受け取ったらもう通信できちゃう状態。

中華電信のSIM + Nexus 5 では、端末受取り後もなかなか繋がらず少し焦りましたが、モバイルデータ接続をオフ・オンしたり、APN設定を変えたりして頑張っていたら、台北に向かう高速バスの途中でやっと接続できました。その後、接続障害は経験していないので、何かの設定が間違っていたのかもしれません。

中華電信、台湾大哥大とも、SIMカードの入れ替えまではカウンターでやってくれたので、SIM交換用のピンを持っていなくても何とかなったのは助かりました。

余談ですが、台湾大哥大ではお姉さんが「君のはデュアルSIM端末だから、交換前のSIMカードはもう1つのスロットに入れておくね。」と言ってくれていた事をすっかり忘れてしまって、帰国後、「交換前のSIMカードどこ行ったんやー!」と探しまくった。という注意点はあります(苦笑)。

デュアルSIM端末を使っている方は気をつけてくださいね。

各社のサービスエリアマップ。都市部はもちろん田舎でも繋がる

気になる各社のサービスエリアマップは、以下の公式サイトから確認できます。

<台湾大哥大のサービスエリアマップ>

<中華電信のサービスエリアマップ>

もちろん全バンドの電波が拾える前提のサービスエリアマップにはなりますので、非対応バンドがある端末では狭くなると思った方がよいでしょう。

僕の感触では、都市部では LTE が繋がらないところは殆どなく、十分老街(Shifen Old Street)や侯硐(Houtong)、福隆(Fulong)といった結構な田舎ですら、概ね LTE 圏内という優秀さでした。

一応、LTEが繋がらなかった所も具体的に挙げておくと、こういう山奥の名もない所で3G(HSDPA)になった、とか、
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駅で言うと、新北市平渓区の大華(Dahua)まで来て、ようやく Zenfone 2 + 台湾大哥大が圏外。Nexus 5 + 中華電信がGSMまで落ちた、という感じ。
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(余談ですが、日本では2Gサービスがかなり前に終了しているので、久しぶりにGSMの表示を見た気がします。)

このくらいの山奥まで来ないと、なかなか3Gや圏外のスクショが取れない。そういうレベルでサービスエリアは整備されています。

特に、台湾大哥大であれば、少なくとも台北近隣で繋がらないということはまず無いと思います。

通信速度はかなり速い

台湾のLTE通信速度は、国内と比べてもなかなか優秀です。

高速バスで移動中の台湾大哥大でこんな感じ。Ping 40ms、DL 15Mbpsオーバーという好成績。
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ちなみに中華電信はこれよりDL速度が数割は速い感じ。

中華電信は台湾最大のキャリアですが、LTEに関しては台湾大哥大に遅れてサービスを開始したこともあってか、まだ空いているのかもしれません。

いずれにしても、台湾のLTEサービスは日本よりかなり遅れて開始されたので、今後のユーザー増加に伴って、各社とも速度低下はありえるかもしれません。

実際に使ってみて感じたサービス品質は?

サービス品質の話になると、個人的にはどうしようも無い山奥で圏外になった以外、これといって困ることの無かった台湾大哥大がオススメかな。と。

凄く混んでいたのでスピード重視の流れ作業ではありましたが、そんな中でもカウンターの対応も非常に良かったですし。

中華電信は、一部、台北市の某有名店内で圏外になったほか、他でもごくごく稀にLTEエリアの穴があったように思います。しかし、一度つながれば速度は概ね中華電信の方が速く、常用では困らないキャリアと感じました。LTEエリアの穴は今後塞がるかもしれませんしね。

山奥でもどこでも、3G/GSMでもいいからとにかく繋がって欲しいんだぜ!端末の2G/3G対応周波数も確認済みだぜ!という方には、中華電信はかなり心強い選択肢とは思います。

あと、キャリアの選択については、安いから両方のSIMを買ってしまう。という手もあります。ただし、デュアルSIM端末か、SIM交換用のピンをお忘れなく。

あとは、端末の対応周波数に差があるなら、まずはそこでキャリアを決めるのも良いとは思います。

この記事への4件のコメントがあります

  1. そら says:

    2年前

    台湾大哥大ですが、花蓮では圏外になる場所がとても多く、使い物にならないですよ。
    やはり、中華電信が一番エリアが広いです。

  2. Jing Danja says:

    2年前

    今週、2016年3月末に台北市を訪問し、現地で中華電信のプリペイドSIMを購入しました。松山空港のサービスカウンターではなく、市内(中山北路)の店頭で買ってのですが、パスポートのほかに、もう一つ写真付きの身分証明書を求められて、大慌てでした。失くすと嫌だから運転免許証や住基カードなど、全部自宅に置いて来たのでした。幸い同行の妻が免許証を持っていたので、彼女の名義で購入できました。もしかしたら、空港と市内で運用が違うのかもしれませんが、ツアーで空港での時間の取れない方など、ご注意ください。

  3. リー太 says:

    1年前

    こんばんは^^
    7月30日~6泊で台北&九分に旅行に行く際、
    参考にさせていただきました!
    とても助かりました^^
    オススメの台湾大哥大にしましたが、
    何の問題も無くサクサク使えて快適でした!
    ステキな情報をどうもありがとうございました。

  4. [桃園空港] 両替・プリペイドsim・iTaiwan 台湾旅行初心者がまずやっておきたい3つのこと。 | ウミウシ飯 says:

    1年前

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