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スマホはめ込み式で手軽にVR体験できるヘッドセット「Sound SOUL 3G」レビュー

 

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Sound Peats さんより、スマホはめ込み式 3D VR ヘッドセット「G3」をご提供いただいたので、どんな感じなのかレビューしておきます。

実は、製品をご提供いただいたのは今年の5月くらいだったのですが、ご存知の方はご存知のとおり、このところ私事でバタバタしておりまして、レビューが遅くなりました。

この製品を一言で表すと「プラスチック製 Google Cardboard」という感じ。価格も数千円とお手頃なだけあり、スマホをはめ込んで使うタイプの VR ヘッドセットにはなりますが、それだけに気軽に試せる製品になっています。

ヘッドセット側のパッケージにはジャイロやグローブなどの機能は一切含まれておらず、兎にも角にもスマホ側にアプリがないと始まらない。という意味でもまさに Cardboard そのもの。

パッケージの中身はこんな感じ。VRメガネ本体と頭部固定用バンド、取説、レンズ拭きのクロス、あと、3D撮影用のミラーです。
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外観はこんな感じ。中にスマホを横向きに入れて、ゴーグルのように覗き見る仕組みです。
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接眼レンズ側。額にある程度フィットするように出来ています。
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ゴーグルの前面を開けて、
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画面の中心が合うようにスマホをセットして、
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閉じて使います。スマホはスポンジがうまいこと支えてくれる感じです。
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上部の3つのダイヤル(機能としては2つ)で焦点や左右の視差など微妙な調整が可能。
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メガネをかけたままでも使える、というレビューもどっかで見かけましたが、僕の場合、手持ちのどのメガネとも合いませんでした。ただし、ゴーグル側の焦点調整機能でピントは合ったので、そういう意味では使用上の問題はなかったです。視力0.1以下の相方でも、メガネを外した状態でピントは合うと言っていたので、この部分はあまり心配いらないと思います。

とりあえず、VRコンテンツで一番手軽なのは、YouTubeで「YT3D」と検索して出てくる動画を楽しむ方法でしょう。
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写真でお伝えできないのが残念ですが、まあまあ、普通に3D感があります。ただ、頭の動きに追従してこない動画だと、まだ没入感は感じません。
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ということで、次に試してみてほしいのがド定番VRローラーコースターアプリ「Roller Coaster VR attraction」。

こちらはスマホのジャイロ機能で、頭の動きに風景が追従するので、かなりの没入感が味わえます。
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操作が必要な場面はほとんどないデモ的なゲームですが、スタート時は頭、というか視線を特定の位置に合わせると、ゲーム内でレバーが倒れてコースターがスタートする仕組みになっています。

同じコースをグルグルと回るだけなので何度も回るうちに飽きてはきますが、G(加速度)を感じるほどの没入感が楽しめるアプリなので、最初に一度は試して欲しいゲームです。

続いて試して欲しいVRゲームアプリは「Space Stalker VR」。

宇宙船に乗り込んで顔の向きで宇宙船をコントロールしたり、武器を切り替えながら敵を倒して行くゲームですが、この手のVRヘッドセットでも意外と遊べるので感心します。
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こちらはGを感じさせる、というよりも、自分がそこにいる雰囲気を大事にしている感じ。

この値段のヘッドセットでここまで遊べれば、まぁ、良しとしていいかもしれません。

ちなみに、3Dゲームは処理が重いのでスマホが熱くなりがちですが、そういう場合はフロントパネルを取り外して通気することも可能です。
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あと、付属の3Dレンズですが、
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レンズに貼り付けて、左右別の視角からの映像を1枚の動画に映すだけの単純な仕組み。
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両面テープでスマホに貼り付けるとこんな感じです。
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なんとなく専用機器で撮影した方がいい気もしますが、
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こういうつけ方をすると、意外と目の前の風景がスマホ越しに3Dに見えたりもします。ただ、個人的には、この機能はあまり使える気はしません。
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将来、3D撮影の規格が定まってくると、現実の3D映像にAR効果を加えて新しいVRの世界が作れるかもしれないなー。とか妄想してみたり。

ということで、このヘッドセットの楽しみ方は大きく分けて次の2つかと思います。

  • Google Play のアプリを「Cardboard」というキーワードで検索して楽しむ
  • YouTube で「YT3D」というキーワードで検索して動画を楽しむ

価格・機能とも、まぁ、言ってしまえばオモチャの範疇とも言えるこの製品。決して大きな期待はしない方がハッピーですが、それなりの楽しみ方も無いわけではないので、今後、ちゃんとしたVRヘッドセットを買うか考えるネタにしたり、あとは、VRヘッドセットに必要な機能って何なのかを知る、という意味でも、VR未経験者であれば価値を感じるかもしれません。

ちなみに、細かいところを言うと、焦点合わせの機構が甘すぎて手などで押えないとズレてしまう。とか、左右の視力が違っても個別調整できないなどの作り込み不足はあります。が、まぁ、そこはまぁお値段なり。でも、この値段でも意外とこんなことができるのね。という面白さはあるかも。

CardBoardやハコスコなどは段ボール製ですが、こちらはプラスチック製になっています。

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