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まるで「うなぎ」なカマボコ、うな次郎を食べてみた【レビュー】

 
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先週、大阪・奈良にちょっとご用事があったんですが、その帰り道、三重県亀山市の某スーパーに立ち寄ったら、なんとあの「うな次郎」が売られているではありませんか。

「うな次郎」って何?という方に説明しておくと、これは魚のすり身でできた、うなぎの蒲焼き風「練り物」。早い話が、ただのカマボコなのですが、巷の噂によると、その完成度が、ほぼ「うなぎ」らしく。

ということで、実際に買って2つの調理法で食べてみた感想とかをレビューしておきます。

うな次郎が売られていたのは「フーズアイランド関店」。CGCグループのこじんまりとしたスーパーです。

価格は税込322円でした。かなりお値打ち。普通はもうちょっと高いはず。

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ネットで有名になった直後だというのに、普通に売られていました。田舎すげー。

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量の加減が分からなかったので、とりあえず1人1パックずつ購入。

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パッケージには「うなる美味しさ!」「本品はうなぎではありません」の表記が。世の好事家たちが色めき立つのも頷ける謎表記です。

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蒲焼きのタレだけでなく、山椒も付属します。パッケージを開けないと分かりづらいので注意。

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まるで骨切りした鱧のような細かな凹凸が。もはや、ただのカマボコには見えません。

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おすすめの調理法は電子レンジ。2枚なら600Wで50秒。

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だと言っているのに、ここでウチの嫁、なんでか水道を出し始めて…、

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あぁ、やっぱ洗っちゃうのねー。

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嫁氏曰く、「うなぎって、いつもタレを洗い流してから焼くから、同じでいいかと思ってー」とのこと。

流石はグルメと褒めておきつつも、ここは一つ、平にお願いして、せめてもう1パックだけは電子レンジで温めてもらうことに成功。セーフです。

ずいぶんと丁寧に洗ってもらいました。

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気が済んだようで、ようやくグリルに辿り着いたカマボコ…いや、ニセウナギ達。

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トースターのオートモードで焼いてました。

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もう1セットは電子レンジへGO。ラップは不要。

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グリル組が焼き上がりました。うなぎでも無いのにこんもりとしやがって。

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電子レンジ組も完成。

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丼に並べて、

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うなぎのタレを掛けて、

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ウナ丼…いや、カマボコ丼の完成です。

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付属の山椒をふりかけるといい雰囲気に。こちらがグリルで焼いたもの。

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こちらが電子レンジ。山椒の掛け方は失敗しました。

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身の部分が箸で簡単に切れるのもうなぎっぽいです。断面はこんな感じ。大ぶりのうなぎの一番太いところくらいのボリューム感が均一にあるイメージ。

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それにしても感心せざるを得ないのが皮の質感。うなぎを再現するんだぜ!カマボコで!という異常なまでの執念が垣間見える仕上がりです。箸で簡単には切れない皮がソレっぽすぎます。

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食べた感想ですが、身は驚きのほっくり感。あのふっくりとした食感がなんでかカマボコで再現されちゃっており、本気でうなぎを作ろうとしやがったな、ぐぬぬ。と思える出来栄えです。

無理やり、敢えて練り物系の食べ物に例えるとするならば、身の部分は真薯が近いかも。とはいっても、うなぎの食感をよりリアルに再現するためか、おそらくは小骨を絶妙に配合してあることや、身の粒立ち感、あとは細かな切れ目が入っていること、また、皮の存在やタレの味も相まって、雰囲気自体は真薯とはかなり異なってはいます。

あくまでもド直球。うなぎの代替となることを目指したオンリーワンの製品。近い食べ物は?と聞かれれば、まぁ、うなぎ、というより他はない。そんな商品です。

ちなみに、洗ってから焼くのと電子レンジ調理とでは、驚くほど食感が変わるのも面白いところ。

さすがにパッケージに書かれている調理法なだけあってか、温めてすぐなら電子レンジ調理の方が美味い。洗ってからグリルで焼いた方は、魚の香りというかカマボコ感が少し際立つ結果となりました。

でも、なぜだかどうしてだか、冷めてくると焼いた方が美味しくなってくるのは不思議。僕らが途中でタレを足したせいもあるかもですが。まぁ、うなぎなんてタレと山椒の味と言えなくもないですしね。

ということで、オススメの食べ方はこんな感じ。

  • <電子レンジ調理>
    温かいうちに手早く食べる
  • <タレを洗い流してから焼く場合>
    うなぎのタレを追加で買ってきて、焼いた後に思い切って足す。で、少し冷ましてから食べる

なお、ご飯の量は難しいところで、どんぶりに軽く1杯のご飯にうな次郎を1パックだと、けっこううな次郎が余る勢い。かといって、2人で1パックだと物足らなさがある。おそらくは、1切れでお茶碗1杯くらいを想定してる予感がします。

コスパに関しては、正直、2パック分の値段に少し足せば、中国産のうなぎが特価で1本買えるかも?という価格帯ですので、悩ましさが無いと言ったらウソにはなります。が、うな次郎のボリューム感はかなりのものですので、そこも計算に入れればアリなんじゃないでしょうか。

少なくとも、一度も食べたことが無い人なら、試しに食べてみる価値はあると思う新しい食べ物です。

通販以外でも、イオン系のスーパーでは取扱いがあると聞いていますので、近場で色々と探してみると良いかもしれません。

(※ この記事は2017年に公開したものです。)

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