last update 2017年11月13日 17:34

【給気口の騒音対策】ダクトにサイレンサーを入れると静音効果がある

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えーと、今日は我が家の騒音対策の話しです。

色々とのっぴきならない事情があって、我が家では24時間換気をあえて第3種換気にしたんですが、この給気口、実質的にタダの穴で、外からダイレクトに音が入ってきてうるさい。

なんか対策は無いものかとハウスメーカーに相談したところ、防音型の給気口への取り替えを提案していただいたものの、いかんせん、効果のほどに自信が持てないし、建ててすぐにリフォームかよ、って感じだったこともあり、まずは、自力で色々試して経験値を上げることにしました。

結果、換気口のダクトに入れるタイプのサイレンサーが思いのほか効果があったので、困っている人向けに紹介しておきます。

こちらが問題の給気口。書斎の給気口には電動ファンを入れておらず、扉のアンダーカット経由で廊下へと吸い出す設計にしてもらいました。
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やったぜ、これで静かだぜー。と思ったら、今度は外からの騒音が割と気になる。特に、スケボー少年がトリックに失敗しまくる音の高音成分がそのまま入ってきて耳障りです。

ということで、色々と検討した結果、次の3種類のサイレンサーを購入しました。
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送料まで入れたら結局 Amazon.co.jp が安かったです。

  

一番最初に買ったのはこちら。大建プラスチックの防音パイプ「100NS」
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防音性能がちゃんと公開されているのと、口コミの評判の良さが気に入って購入。

防音性能のデータはリンク先から確認することができます。

幅広い周波数帯で20デジベル以上、つまり倍率換算で10分の1以下の防音効果があるそう。もっとも、ひとくちに防音と言っても、遮音・吸音の違いとかとか奥深い世界ですので、よくわからない方はひとまずは参考程度に。

「100NS」の素材は連続気泡の発泡ウレタンっぽい雰囲気。この手の世界を知らない僕からすると、たった長さ6cmで本当に効くのか、ちょっと不安です。

とりあえず、性能確認のために仮設置して、耳で効果を確かめていきます。
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するとどうでしょう。結果は上々。低音域ではさほど効果を感じないものの、高音成分はかなり減衰しているのがすぐに分かりました。

とりあえずは、トンテンカンキンゴーンとやってる近所の重量鉄骨造の新築工事の音が、これで心理的に気になりにくくなったのは大きいです。反対に、車やバイクの音はさほど減衰しない感じ。なんというか、どんな音が気になるのかによって評価が変わるのが防音の世界です。

あと、「100NS」の利点は、通風量が多いところ。換気量と静音性のバランスを考えたい人向けの製品だと思います。

次に試したのは、杉田エースの「ウレタン消音材100型」。
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こちらは、小さな穴がたくさん開いているタイプのサイレンサー。おそらくはこちらも連続気泡の発泡ウレタン製と思います。

見た目のとおり、かなり風通しは悪くなりますが、高音成分のカット具合は「100NS」よりいくぶん上です。いかんせん低音域はかなり弱い印象なので、先の「100NS」とどちらを使うのかはかなり悩ましいところでしょう。

「100NS」とはかなり防音特性が違うサイレンサーと思います。

で、最後に試したのがNASTAのスリーブマフラー「KS-SM100」。
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こちらはグラスウールを特殊な形に形成した製品です。

防音にはグラスウールとかロックウール、というのは常識ですが、こちらはダクトに入れるだけのカンタン設置タイプ。

グラスウールは水に弱い特性があるため、浸水の可能性がある換気口への設置は不安ですが、こちらの製品は特殊加工により、水分や光で劣化しないよう工夫されているというので安心です。

仮設置するとボロボロなってしまうので、いきなり本格的に設置してみましょう。

まずは換気口のフタを外して、
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花粉フィルターとネジを外し、
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壁の穴を露わにします。
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そこへ、こんな感じでグラスウールを挿入。
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と、この時点で、ちょっと低い音が弱くなった気がします。代わりに高い音は苦手な感じ。(データを見てないので適当言ってたらごめんなさい)

ということは…と思って、この手前にもうひとつ発泡ウレタンのサイレンサーを入れてみました。
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これは流石に効果がある。防音材を2種類組み合わせて高い防音効果を得るというのは良くある手法ですが、高音と低温をバランスよく防いでくれている感じがします。もちろん、採風もそれなりに取れています。

なんかいい感じなので、とりあえず、グラスウールを外側に入れたまま換気口を元に戻します。
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で、そこに先の杉田エースの「ウレタン消音材100型」を追加で入れてみました。この組み合わせが一番効果が高く感じました。
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が、これでは見た目が悪すぎて嫁に何を言われるか分かったものでは無いので、
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ふたつに薄切りして、
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グラスウールとは別に追加で入れてやります。
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はい、元通り。嫁も満足であろう。
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今回は2つに切りましたが、実際にはもう少し厚く切れる余地がありますし、真ん中は換気口の軸を避ける加工もしないと開閉できなくなるので注意が必要ですが、大まかな手順はこんな感じになります。

ちなみに、専用の防音換気口に取り替えれば、外側のフードも含めて防音仕様になるのでもうちょい効果が得られるはずです。ただ、自分が気になる音に合わせて消音材を交換したいとか、今回みたいに2連で入れたいとなると、潰しが利かない場合が多いので、事前に調べておいた方が無難でしょう。

気になる音は人によってかなり異なりますし、騒音にも様々な種類がありますから、まずは、このくらいの安価な製品で、色んな形状・素材を試してみるのは、経験値を上げるという意味でも決して損にはならないと思います。もちろん、今回の方法では納得がいかないというケースもあるでしょうが、その場合でも、吸音材の選定に一定の知見を得られると思います。

  

ちなみに、今回はこの3種類を購入しましたが、世の中にはもっとたくさんの消音材が存在しています。

今回は直径10cm、長さ6cmのものに限定しましたが、消音材の長さや太さは、壁の厚さや換気口の型番によっても変わってくるので注意。最近の新築だとパイプの太さは直径 75mm、100mm、150mm あたりが主と思いますが、あらかじめ採寸してから買うようにしましょう。

なお、ウレタン製のものは、直径が多少大きめでも縮めて設置することができる場合がありますよ。

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