Google Chromeで見づらいフォントを別のフォントに置き換える方法

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Chrome で見づらいWEBサイトのフォントを、ユーザー側で強制的に置き換える方法をまとめておきます。

拡張機能Stylistでフォントをすげ替える

Chrome のフォントの変更方法は色々ありますが、ここではより確実な方法として「Stylist」という拡張機能を使う方法を紹介しておきます。

この方法では、特定フォントを使っている全てのサイトについて、自動的に別フォントへ置き換えできます。

拡張機能「Stylist」 のインストールはこちらから。

Stylist をインストールしたら、アイコンをクリック → 「オプション」を開きます。
how_to_replace_wired_font_on_chrome_13_sh

「Styles」タブの「Add New Sytle」をクリックし、「All site」にチェックを入れます。
how_to_replace_wired_font_on_chrome_14_sh
その後、Style set に以下を入力して「Save」を押します。

@font-face { 
 font-family:"置換前のフォント名"; 
 src: local("置換後のフォント名");
}

設定は以上です。

なお、ここで指定する置換前後のフォント名は、次の方法で調べることができます。(Windows の場合)

当たり前ですが、ここで指定したフォントはPCにインストールされていなければなりません。合わせて確認しておきましょう。(インストールされていない場合は置換されません。)

また、一時的に置換を無効化したい場合は「disable」ボタンを押せばOKです。

余談ですが、特定の font-weight(太さ)のときだけ置換する場合は、以下のように font-weight も設定しておきます。

@font-face { 
 font-family:"置換前のフォント名"; 
 font-weight: normal;
 src: local("置換後のフォント名");
}

font-weight は CSS3 の仕様どおり 100~900 までの9段階の数値でも指定可能です(400がnormal、700がbold)。font-weight を指定する場合は、置換したいフォントの太さごとの設定が必要となるため、詳しくない方は指定しないほうが無難かもしれません。

番外編

PCにフォントファミリーの一部フォントのみがインストールされている場合は、Chromeではスタイルを無視してフォントファミリー優先でフォントを代替する仕様があるようです。

具体的にはこういう例が確認できています。(Chrome 61)

この場合は、フォントファミリーの全てのフォントをPCに正しくインストールするというのも有効な方法のひとつと言えるでしょう。

また、別の方法ですが、詳しい人であれば、Chrome の Developer Toolsで、CSSを強制的に一時書き換えする方法もあります。
how_to_replace_wired_font_on_chrome_10_sh

ただし、この方法は一時的なものですので、何度も書き換える場合は Stylist などの方法を使うのが良いと言えそうです。

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