【レビュー】和平フレイズの炊飯鍋で、ガス炊きご飯がウマくて手軽に【電気炊飯器はクビ】
2022年3月21日 17:11
もう電気炊飯器はクビ!
ご飯はやっぱりガス炊き。ってことで、引っ越してから一度も電気炊飯器を使っていない我が家なんですが、最近、新しい炊飯鍋に変えたら非常にいい感じになったので、オススメがてらレビューしておきます。
今回紹介するのは、和平フレイズの炊飯鍋「HM-9192」です。
※ 2022年3月現在、この商品は販売されていませんので、代わりにパロマの「厚釜 炊飯専用鍋 PRN-32」を代替品・同等品として紹介しておきます。 |
これまで我が家では STAUB の両手鍋を使ってお米を炊いていたんですが、やっぱり炊飯専用鍋じゃないってこともあってか炊きあがりに若干の不満があったんですよね。(とは言っても、電気炊飯器に比べれば十分に美味しいんですが。)
あと、STAUB はホーロー鋳物で鍋肌が梨地、ということもあってか、キレイに使おうと思うとお手入れが若干大変ってのも僕の性格と合ってなくて。
そりゃあ味だけを追求するなら、重たいホーロー鋳物の炊飯専用鍋を買うべきだとは分かってはいるんですが、生産性が気になる僕としては、ガス炊き鍋に求める要求仕様もかなり固まってきてまして、
- 水量の目盛り付き
- コーティングが剥がれづらくて焦げ付かない
- 美味しいごはんが炊ける
- 毎日炊いても苦にならない軽さ
- 使用後放置しても錆びない
- かさばらない
の6点全てを両立したくって。というわけで選定したのが、今回の炊飯鍋「HM-9192」なのです。

こいつの素材は、熱伝導率の高いアルミダイカスト。厚底仕様で熱ムラが少なく、特定の場所だけが焦げ付いたりということもありません。
また、鍋の内側がフッ素コートではなくてセラミックコーティングという点もポイント。ツルツルの質感で重さも軽いので、お手入れがめちゃくちゃ楽になりました。
取扱説明書によると食洗機には非対応。釜の中でお米を研いではダメなタイプ。ですが、僕はガリガリ研がない派なので、そのまま炊飯鍋の中で研いじゃってます。また、そんなに高いものではないですし、フッ素コートでもないから、食洗機で洗っちゃってます。スゲー楽。
一点だけ、Amazon のレビューを見ていたら「吹きこぼれが酷い」という口コミがあったので警戒していたんですが、少なくともウチのコンロの自動炊飯機能とは相性がよかったみたいで問題なし。
MAXの3合を炊いて、一番おねばが吹き出しているタイミングでもこの写真くらいしか吹き出ませんでした。これでは、鍋の外には漏れようもないレベルです。(環境によって差があります)

土鍋ではなくアルミ鍋なので、SIセンサーコンロの自動炊飯機能との相性が悪くないのもうれしいところ。結局、コンロメーカー純正の炊飯鍋もアルミ製なんですよね。(全てのメーカーのコンロで使えるという保証はありませんが)

セラミックコートでアルミの地肌がむき出しになっていないので、食洗機で洗った際の粉吹きも皆無。見た目もそこまで悪くありません。
ガラスぶたなので炊飯中の様子が目で見て確認できるのも楽しいポイントです。慣れればですがタイマーを掛けなくてもあとどのくらいで炊けるのか、なんとなーくですが分かるようになります。

ガス火での炊飯速度は、2.5合~3合が25~27分くらいで炊き上がるスピード感。(蒸らし10分込み)

炊きあがりはかなり良い部類。無数のカニ穴。米がビンビンに立っています。僕はよく火の通った料理や粉ものでないとパワーが出ないタイプなんですが、この釜で炊いた米を食べるとなんだか目が覚める気分です。
お米を食べるのがさらに楽しみになりました。

ちなみに、うちの環境ではおこげはほとんどできません。おこげが好きな人は自分のレシピを編み出すといいかも。
冷ご飯がうまい!
面白いのは、冷ご飯が超うまい事。ガス炊きご飯が冷めても美味しいのは有名ですが、前はここまでじゃなかったような。

この炊飯鍋を買ってからは、夜ご飯を炊いて、残ったお米は冷ご飯にして保存。翌朝、電子レンジで温めて食べるようになりました。冷凍ご飯にすればもっと美味しいですが。冷凍ご飯を温めすぎるよりは、冷ご飯を温めた方が美味しいしハッピー。そういうレベルの美味しさです。
浸水時間はとっても大事
電気炊飯器に比べて短い時間で炊ける分、浸水時間はとっても重要で、夏場で30分、冬場で1時間は浸水した方が、断然、美味しく炊き上がります。
また、炊きあがり後、混ぜてから少しだけ寝かせると、より美味しくなる気がします。2杯目が美味しい、ってやつです。
もう電気炊飯器いらなくないですかね

というわけで、「コンロでご飯炊きメソッド」は大変にオススメで、個人的にはそういう宗教でも作ってやろうかと思うくらい。
電気炊飯器を捨てるとタイマー炊飯がネックにはなるのは確かですが、実はそこも考え方で、出かける前に予め浸水しておいて帰宅後に炊くなら、少なくともガスならそんなに苦にはならないと思うんですよね。
浸水時間の確保もネックに思われるかもだけども、多分、電気炊飯器が捨てられない人なら、これまでもタイマー炊飯で長時間浸水してるはずだから、もともとその部分は気にしてないと思うし、浸水時間は短めだと極端に食味が落ちるけども、長めになる分にはまだマシな気はしてて。
近ごろは物価も上がって家電製品もずいぶんとお高くなったわけですが、電気炊飯器ほど値段と質のバランスが悪化した製品も珍しいとは思うんですよね。
ということで、もう、IHクッキングヒーターでもガスレンジでもいいので、そちらに金を掛けて炊飯鍋を使った方が耐用年数的にも元が取れるんじゃないか、と思える気がしてしょうがないわけです。
僕は、ガスは美味しいけど面倒、というのは先入観だと思うんですよ。
人生を5分単位で生きている人なら、電気機器にしかできないこともあるとは思うんだけども、そうでないなら、ちゃんと突き詰めれば、そして道具さえ揃えれば、ガスでも十分に生産性が確保できる。
米炊きという当たり前の作業も見直してみると、今よりもハッピーになれるかもよ。ということで、ちょっとツラツラと書かせてもらいました。
ということで、ハードルが高いと思われがちなガス炊きの世界ですが、
- 食洗機
- 自動炊飯機能付きコンロ
- 目盛り付きの洗うのが楽な炊飯鍋
の3点セットを揃えれば、怖くないよ。本当だよ。という話題を書かせてもらいました。
ちなみに今回の製品はガス火専用なので、IHクッキングヒーターでは使えないのが残念なところですが、IH対応の製品もありますので、興味がある方は探してみてください。