last update 2018年7月2日 17:46

Amazon製品が5GHz帯Wi-Fiにつながらない時の対処方法(Fireタブ・Fire TV・Echoなど)

Icon button with a wifi connection

Amazon Echo や Fire HD タブレット、Fire TV Stick などの Amazon 製品で、5GHz 帯の Wi-Fi アクセスポイントに接続できない場合の対処方法をまとめておきます。

具体的には、Wi-Fi アクセスポイントの一覧画面で、5GHz 帯のSSIDだけが全く表示されないか、または一部のSSIDしか表示されない場合の対処方法になります。
how_to_connect_wifi_5ghz_amazon_product_in_japan_3_sh

5GHz 帯は 2.4GHz 帯より混雑していませんし、電子レンジの影響も受けづらい周波数帯ですから、使えるなら使いたいですよね。

Amazon製品の5GHz帯Wi-Fiは「W52」のみに対応

当サイトが Amazon.co.jp に確認した公式情報によると、5GHz帯Wi-Fiに対応した同社の日本向け製品については、全て「W52」という規格のみ対応しているとのことでした。

「W52」というのは5GHz帯Wi-Fiの規格名で、周波数帯としては 36,40,44,48ch という4チャネルだけを利用することができます。

5GHz帯Wi-Fiの規格には、この他にも「W53」「W56」などが定義されていますが、後述のとおり、「W52」以外は我が国の気象レーダーと干渉する周波数帯を利用するため、国内法によって複雑な制御が義務付けられています。

Amazon.co.jp では、その仕様の複雑さを嫌ってか、日本向けの製品については「W52」規格にのみ対応させるポリシーを通しているようです。

なお、この仕様は、Fire HD タブレット、Fire TV Stick、Amazon Echo など、機種を問わず変わりません。Amazon の日本向け製品全体で統一された共通仕様となっています。

無線LANルーターを「W52」対応に設定すれば通信可

ということで、Amazon 製品を5GHz帯Wi-Fiに接続するには、無線LANルーター側の設定を変更するしかありません。

具体的には、無線LANルーター側で、以下のいずれかの設定が必要になります。

  • 5GHz帯Wi-Fiのサーチ対象帯域にW52を追加する
  • 5GHz帯Wi-Fiのチャネルを36,40,44,48のいずれか1つ、または複数に固定する

手元の環境で確認したところ、NEC系のWi-Fiルーターでは、「サーチ対象帯域」をまとめて設定できる項目がありました。

この設定を「W52」のみにしたところ、Amazon 製品でも5GHz帯のWi-Fiに接続できることを確認しました。
how_to_connect_wifi_5ghz_amazon_product_in_japan_2_sh

また、手元のBuffalo製ルーターでは、5GHz帯の「無線チャンネル」を36,40,44,48のいずれかに設定すれば接続できました。
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参考までに、こちらが、Fire HD 8 で5GHz帯に接続したときのスクリーンショットになります。
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日本の気象レーダーと干渉しない5GHz帯Wi-Fi規格「W52」

無線LANと気象レーダーとの干渉について、もう少し詳しい情報をまとめておきましょう。

前述のとおり、5GHz帯Wi-Fi規格の「W52」「W53」「W56」のうち、「W53」「W56」の2つは、日本の気象レーダー等と干渉する周波数帯となっており、干渉防止仕様である「DFS」の実装が法的に強制されています。

「DFS」では、起動後1分間は電波を吹かないであるとか、気象レーダーを検知した場合はそのチャネルを30分間使わない、などの細かな制御が仕様として定義されています。

こういった仕様は、デバイス使用時に人が画面を見ているケースが多いPCやスマートフォンなどではさほど問題にはならないと思いますが、画面の無いスマートスピーカーのようなデバイスでは、場合によっては極端な使用感の低下につながる可能性があると思います。

今のところはまだ、そういった話は顕在化していないようですが、今後、5GHz帯に対応したAmazon製以外のスマートスピーカーでは、このような話が出てくる可能性があるかもしれません。

Amazon は、恐らくは開発コストの面から我が国のDFSを嫌っており、そのため「W52」のみに対応させているのではないか、というのが管理人の推測です。

なお、5GHz帯Wi-Fi は、具体的には、802.11 ac / n / a  などの名前で規格化されています。

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