※この記事はアフィリエイト広告を含みます。

ホワイトノイズ的サウンドで睡眠の質を上げる「マーパック スリープ・ミー」レビュー

sleepme_by_marpc_review_9

「音で音を遮ることで、快適な睡眠を」というコンセプトで作られたナチュラルサウンドコンディショナー「marpac sleepme(マーパック スリープミー)」をしばらく使ってみたので、簡単なレビューをお送りします。

何かと米国時間の日中に起きていることが多い僕としては、日本時間の昼間の睡眠の質の向上ってのはちょっとした課題でして。

今回の「マーパック スリープミー」は、連続した風の音を機械的に発生させることで他の音を気にならなくするという、ちょっと変わった発想の装置です。

普段は聞こえない時計の針の音でも、夜、静かになると聞こえる、という経験はあると思いますが、音にはそういう「マスキング効果」と呼ばれるものがありまして、雑く言えば、「気になる音でも、気にならない音で上書きできる」という仕組みが人間の聴覚には備わっているのです。

トイレの「音姫」なんかもそれに近い発想と言えるかもしれませんが、身近なところでは、音楽ファイルの不可逆圧縮に使われている理論でも、知覚符号化といってこのマスキング効果がうまく活用されており、圧縮後のデータ量削減に一役買っているのです。

さて、というわけで、さっそく「スリープミー」を開けていきます。なかなかかわいいパッケージに入っています。
sleepme_by_marpc_review_2

「National Sleep Foundation(米国睡眠財団)」公式サウンドコンディショナーのロゴマークが。
sleepme_by_marpc_review_3

開封すると、「あなた好みのシューーーーー!を見つけて」と英語で書かれています。
sleepme_by_marpc_review_4

そう、この機種、なんとダイヤルを回すとノイズの音量だけでなく音質まで調整することができるのです。
sleepme_by_marpc_review_10

動かすことができるのはサイドの部分と、天面部分。

天面のダイヤルは、最小3つ穴。
sleepme_by_marpc_review_12

最大8つまで増やすことができます。
sleepme_by_marpc_review_13

サイドも、微開けの状態から、
sleepme_by_marpc_review_9

かなり大きく開けることが可能。
sleepme_by_marpc_review_10

この2つの調整で、同じ「シュー!」っという音でも、音質も音量もかなり変わってきます。

僕がこの機種を買った理由は、飲食店の換気扇の低い唸り音(低周波音)だったのですが、うまいこと調整すると、その音が気にならなくなるポイントがちゃんとあったので、音質の調整範囲に関してはかなり柔軟性があるように思います。

また、部屋のどこに置くのかによってもかなり音の感じ方が変わりますので、設置場所を工夫するのも良い案です。

ちなみに電源部分は物理スイッチ式でかなりシンプルな構造。コンセントタイマーやスマートコンセント等と併用すれば、タイマー動作もできる作りになっています。
sleepme_by_marpc_review_7

僕は非常に音に敏感なので、最初はなかなか慣れることができませんでしたが、それでも3日もすると、この音を聞きながら入眠できるように。

気になる音が聞こえない、というのは、心理的にかなり楽になりました。

ただ、いかんせん我が家があまりにも静かすぎて、この「スリープミー」ではちょっと音量が大きすぎる、という欠点も。

そう、このスリープミー、確かに2つのダイヤルで音質を調整できるため、気になる音をマスクできる可能性は高いのですが、音量のみを単独で調整することはできないので、多分、我が家のように異常に静かな環境で、かつ、僕みたく神経質な人だと、そこだけが不満点になるのかもしれません。

そういう意味では、せっかくの単純な作りを有効活用する形で、コンセントタイマーやスマートコンセントなどを使って入眠時だけ電源を入れておく、とか、気になる音が鳴る時間帯だけ電源を入れておく、などの工夫はアリかもしれません。

ただ、一方で、連続して音が鳴りつづけていることに意味があって、途中で音が止まると起きてしまう、というケースもあるようですから、その辺りはそれぞれの好みに合わせて使いこなすといいと思います。

睡眠だけでなく、集中したいときに使っている人もいるようです。

公式サイトからの購入であれば、商品購入後30日以内に効果を実感できない場合は返品も可能なので安心。

今回は不満も書きましたが、世間の評判を見ていると、大体9割くらいの人はこの機種に満足しているようだったし、確かに、自分の好みの音質に変えられるということで、他のホワイトノイズ発生マシンとは一線を画した出来になっているのも確か。

必ず効くかどうかは掛けの面もありますが、「自分では制御できない」と思っていた外からの音を自分でコントロールできる貴重な手段のひとつということで、騒音に困っている方は、かなりの歴史と実績のあるこちらのマシンを試してみても良いかもしれません。

関連情報:

Hatena Pocket Line

コメントを記入