Googleマップ←→Yahoo!カーナビなどの地図アプリ間連携に便利な、目的地・ルート連携アプリ「Map2Geo」

 last update 2023年8月16日

検索は「Google マップ」だけど、目的地までのナビは「Yahoo!カーナビ」や「自転車NAVITIME」を使いたい!というときに大変便利なアプリ「Map2Geo」を紹介します。

例えば、Google マップナビには、走行中の道路が一般道か高速道路かを手動切替えする機能はありません。

そのような立体構造がある道路では、高速・一般道切り替え機能がある「Yahoo!カーナビ」の方が便利ですが、現状、Google マップから Yahoo!カーナビへは目的地を直接連携できないのです。

しかし、アプリ「Map2Geo」を使えば、異なる地図・ナビアプリ間でも座標・ルート情報の受け渡しが可能となります。

アプリのダウンロードはこちらから。

「Map2Geo」は、インストールしてもホーム画面にアプリアイコンは追加されません。地図アプリの「共有」機能から位置・ルート情報を送信・共有・連携しあえるようになるアプリです。

Google マップ・Yahoo!カーナビだけでなく、非常に多くの地図アプリに対応しているため、「検索機能が弱い地図・ナビアプリの救世主」となる大変貴重なアプリです。

アプリ「Map2Geo」の使い方

「Map2Geo」の機能はとっても単純。

インストールすると各地図アプリの「共有」機能に「他の地図へ転送」が追加されます。これだけです。

使い方も簡単。例えば、「Googleマップ」で行きたい場所を検索したら、

メニュー →「場所を共有」から、

「他の地図へ転送」を選べば、

他の地図アプリへ目的地を共有できます。ここで「Y!カーナビ」を選べば、

はい!「Googleマップ」→「Yahoo!カーナビ」に位置情報を渡せました。

あとは「ルート」ボタンで目的地までのルートを表示。「ナビ開始」でナビゲーションが開始されます。

さすがに位置・ルート情報の共有機能が無いアプリの連携はできませんが、GEOインテントに対応したアプリなら基本的には位置情報を送受信可能。

また、推測にはなりますが、一部アプリではGEOインテントへの翻訳までしてくれているように思います。

対応地図アプリ一覧

2022年8月時点での「Map2Geo」の動作確認済みアプリ一覧は次のとおり。

【転送元/転送先として動作するアプリ】
・Google マップ
・Google Earth
・MAPS.ME
・Yandex.Maps
・Waze
・OsmAnd
・Sygic
・Y!MAP(旧Yahoo!地図)
・地図マピオン
・MapFan
・トラベルコマップ
・NAVITIME
・NAVITIMEドライブサポーター
・トラックカーナビ by ナビタイム
・PSRナビ
・auナビウォーク
・au助手席ナビ
・DOCOMO 地図アプリ
・ゼンリンいつもNAVI[マルチ]
・NaviCon
・ロケスマ
・地図ロイド
・Neshan "Map and Router Badge"
・Namaa
・Organic Maps

【転送元として動作するアプリ】
・Google ストリートビュー
・Google Keep
・Foursquare
・Yelp
・US Topo Maps(Text)
・渋滞ナビ
・楽天トラベル
・じゃらん
・Booking.com
・トリップアドバイザー
・その他のgeoインテントを発行できるアプリ

【転送先として動作するアプリ】
・Google マップ ナビ
・百度地図
・Magic Earth
・Yahoo!カーナビ
・カーナビタイム
・NAVITIMEツーリングサポーター
・自転車NAVITIME
・auカーナビ
・TCスマホナビ
・NAVIelite
・マピオン超ピンポイント天気
・全国タクシー・Ola(インドの配車アプリ)
・UnwiredMaps

※GEOインテントを受け付けるアプリであれば転送先になります。

【ルート転送元/転送先として動作するアプリ】
・Google マップ
・Yahoo!カーナビ

【ルート転送先として動作するアプリ】
・TCスマホナビ
・PSRナビ
・カーナビタイム
・ナビタイムドライブサポーター
・au助手席ナビ
・Neshan
・Sygic

一覧にもあるとおり、Google マップの「ルートを共有」機能にも対応しているとのこと。

また、これは大事な部分ですが、仕組み上、地図アプリ側の仕様を変えられてしまうと Map2Geo が動かなくなることがあり得る点は、利用者として理解しておきたいところです。

ユーザー独自の地理情報の送信インテント定義も可能

これについては軽い説明にとどめますが、「Map2Geo」では地理情報送信インテントについて、ユーザー独自フォーマットの定義も可能です。

独自フォーマットを定義すれば、例えば、Google マップを常に特定のズームレベルで開く、といったことも可能とのこと。

詳しい使い方については、公式マニュアルを参照してみてください。

地図アプリ間連携はOS側で標準対応してくれるといいのに

本来的には地図アプリやOS側がこういうニーズに対応してくれるのが一番のような気もするんですが、位置情報って思ったより複雑なんですよね。なかなか一筋縄ではいかないようです。

今回紹介した「Map2Geo」は、おそらくは個人の方が善意で開発しておられるアプリと思われますので、要望や仕様変更対応の際は、あまり辛辣なことは言わない方が良い気がします。

<公式マニュアル>

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