last update 2018年8月15日 15:20

【Alexa】複数の部屋でスマートホームを使うなら、家電の名前の付け方はこれが鉄板

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Alexa のスマートホーム機能を複数の部屋で使うようになると困るのが「家電の名前の付け方(命名規則)」。

我が家でも試行錯誤してきましたが、最近になってようやく勘所が分かって設定が落ち着いてきました。

ということで今回は、複数の部屋で大量の家電を Alexa で使う場合の設定のコツについてお話します。

このあたりを意識するようにすると、以下のような症状の対策にもなります。

  • 登録した「定形アクション」が使えない、聞き取りに失敗する。
  • 電気を消した時に、「グループ」で定義した部屋の家電全部が消える。
  • 「同じ名前が複数あります。どれですか?」というエラーが良く出る。

※2018/8/15 さらに記事をブラッシュアップ。
※2018/8/11 その後の検証でまた命名規則を変えました。もう一度ご確認ください。

複数の部屋の家電をAlexaで呼び分けるには?

Alexa で複数の部屋に設置された同じ種類の家電を呼び分けるベスト・プラクティス、に入る前に、Amazon Alexa と Google Home における「部屋」の概念の違いについて説明しておきましょう。

Google Home(Google アシスタント)では、各家電が設置されている部屋を登録する機能があり、例えば、「書斎」に設置されている「エアコン」を「書斎のエアコン」という言葉で呼び出すことができます。

一見、便利そうに見えるこの機能ですが、個人的にはかなり微妙と思ってまして。

というのは、例えば「電気を付けて」と命令すると、全部屋の電気、それどころかスマートコンセントにつながったサーキュレーターまでもが点いて鬱陶しい。誰がこんな仕様にしたのかは不明ですが、お節介すぎ。めちゃくちゃ不便です。

その点、Alexa では「機器の所属する部屋」という概念はなく、代わりに後から「グループ」機能で複数機器を1つの操作単位として束ねることができます。つまり、1台の機器が同時に複数グループに所属できるわけです。

Google Home のショートカット機能でも似たことはできますが、Alexa の方式なら「グループ名+操作内容」という呼び出しコマンドのうち「操作内容」部分の言葉の揺れにも柔軟に対応してくれる分、より便利です。

このあたりは設計思想の違いというか、各社らしさを感じる仕様で、僕が Alexa を支持しているのは、まさにここが理由になっています。

例えば、スマートホーム機能を一番良く使う部屋で「エアコンをつけて」と言った時、1台のエアコンだけがついてくれる、ということの大切さ。「リビングを全部つけて」とか「リビングを全部オン」とかの言葉の揺れにも対応してくれる、という利便性。こういった部分は実用性の高いスマートホームを実現する上で無視できない部分だと思っているわけです。

そんなこんなで我が家では、自然と Alexa に全てのスマートホーム機能が集約されていくこととなりました。

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可能な限り、家電名の頭に部屋名を付ける

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ということで色々と試してみた結果、我が家の Alexa での家電・機器の命名ルールは、次の内容に落ち着きました。

  1. すべての部屋を見渡して1つしかない機器名の頭には部屋名を付けなくてもよい
    例:「テレビ」「電気ケトル」「間接照明」など
  2. 複数の部屋に同一家電がある場合は、機器名の頭に必ず部屋名を付ける(特に電気・照明)
    例:「書斎エアコン」「寝室サーキュレーター」「リビング照明」
  3. 「電気」を含む機器名を避けて、「照明」を含む機器名に変える。
  4. Alexa の定形アクションでしか使わない特殊な家電は、名前の頭に英字を付ける。
  5. 部屋単位での操作向けには「部屋名」のグループを作成する
    例:「書斎」「リビング」「寝室」
  6. 家中の電源を操作する場合は、「全部」というグループ名を作っておく。

という感じ。

この中で特に肝になるのは「2」「3」「5」です。

Alexa では、同種の家電名を全て「部屋名」+「の家電名」に統一すると( 例えば書斎とリビングにエアコンがある場合)「同じ家電が複数見つかりました。どれですか?」というエラーが出たり、また、どういうわけか部屋全体の操作と勘違いされる場合があります。

どうしてこういった現象が起こるのか、Alexa のスマートホーム機能の内部処理については推測の域を出ませんが、かなりヘビーに使ってきた僕の感触としては、

  • Alexa がユーザーからの命令を内部的に「分かち書き」した結果の単語・キーワードと完全マッチする短いグループ名・機器名を使うのは望ましくない。
  • 「電気」は特殊ワード。

という暗黙があると確信しています。これは数十台の家電をすべて Alexa でコントロールするなら、必ず覚えておくべきコツです。

直感的には理解しづらいと思うので、例を挙げてみましょう。

例えば、「書斎」というグループ名と、「書斎のエアコン」という機器名が同時に存在するとします。ここで Alexa に「書斎のエアコンを付けて」という命令を出すと、Alexa はこれを「 書斎 の エアコン」と分かち書きし、「書斎」というグループが先にマッチすることがある、ということです。この誤動作(仕様?)により、エアコンだけでなく書斎全体の家電が点いてしまう。という動きになってしまいます。

また、「電気」というキーワードも特殊な意味を持っているようで、「書斎の電気を点けて」と命令した場合、これも必ずではないのが難しいところですが、「書斎」というグループに登録してある全家電の電源が点くことが少なくありません。

このあたりは大変イケてない仕様で、いかなる場合でも機器名を見て、最長・完全マッチを優先してほしいところではあるのですが、現状では、「2」「3」「5」のルールにより、これを避けることは可能なため、実用上、問題なく運用できています。

これは例を挙げると、グループ名は部屋名そのままの「書斎」としておき、家電名を「書斎エアコン」とすれば、誤認識を回避可能です。

ちなみに、「書斎エアコン」として登録した家電を「書斎のエアコン」という名前で呼び出しても使えるのは不思議なところで、背後にある複雑な仕様を感じるところではあります。

以前は、同じキーワードを含む機器を一時的に無効化し、そのあと再度有効化すると、症状が出なくなるなどの技も使っていましたが、時間経過とともにまた「同じ家電が複数あります。どれですか?」というエラーが出てしまったため、今回紹介したルールに落ち着きました。

Alexa の認識ロジックとしては、機器名の頭に部屋名を付けさえしなければこういった複雑な仕様に巻き込まれる危険性は少ないのは確かです。

しかし、複数の部屋に同種の家電が設置されているケースは多いと思いますので、そういった場合に、ぜひ今回のルールを参考にしていただければ、相当数のIoT機器が設置されているお宅でも、快適な Alexa ライフを送ることができるでしょう。

家電の名前はAlexa連携元で変更してAlexaに再連携するのが理想

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多くのスマート家電には専用の管理アプリが用意されており、まず、管理アプリ側で設定した機器名が Alexa へ連携されるというデータの流れになっています。

つまり、下流である Alexa 側で機器名を変更してしまうと、どれがどの機器なのか分からなくなってしまいがちです。

ということで、家電名の変更は、あらかじめ各管理アプリ側で行っておき、それを Alexa へ反映するのがオススメです。
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機種によって例外はあるかもですが、手元で確認した範囲では Alexa 側へもスムーズに名前変更が反映されました。もちろん、登録済みの定形アクションやグループに登録済みの機器名も自動で変更されます。

 

理想を言えば、例えば各部屋で「エアコンをつけて」と言えば、その部屋のエアコンだけがつき、別の部屋を操作したい時だけ部屋名を頭に付ける、というのがスマートそうな気もするのですが、扉のないオープンな空間に Echo が複数台ある状態だと、どれが優先なのか判別するのは困難でしょうから、この運用は現実的とは言えなさそうです。

ということで、今回紹介した命名規則。自宅すべてをスマートホーム化する際などに、ぜひ参考にしてみてください。

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