last update 2019年3月20日 13:29

赤外線出力アップで安定性UPのスマート家電リモコン「RS-WFIREX4」レビュー

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ラトックシステムのスマート家電リモコン「RS-WFIREX4」を2ヶ月ほど使ってみたのでレビューします。2019年1月25日に発売された新製品です。

設置・設定するだけで、スマートスピーカーやスマートフォンから赤外線対応の家電を操作できるようになるため、手軽にスマートホーム化が実現できる製品です。

筆者宅では旧製品「RS-WFIREX3」を1年以上利用していましたので、そういう観点から、新製品との比較を中心に触れていきたいと思います。

内容物は以下のとおり。本体、電源用 microUSB ケーブル、セットアップガイド、保証書です。
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電源は別売り。別途 5V/1A 出力以上のUSB電源が必要です。

外観はこんな感じ。今回からストラップホールと、
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壁掛け用のホールが搭載されました。
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サイドには microUSB 端子と、その両側に WPS 兼 リセットボタン、LEDが並びます。
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旧機種「RS-WFIREX3」とのサイズ比較。開封した瞬間「えらく小さくなった!」と思いました。2周りほど違います。
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本製品からは明るさセンサーが3段階に簡略化されましたが、それも小型化に寄与しているそうです。
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以前は赤青だったLEDも白色に変わりました。赤外線学習時は点灯、WPS、赤外線送信時は速い点滅、Wi-Fi アクセスポイントモードではゆっくり点滅します。
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Google Home mini とのサイズ比較。本当に小さくなりました。
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事前の情報ではオシャレになった、と耳にしていましたが、正直、そこまでオシャレな気はしないような…。ただ、昔のモデルは置いてあるとちょっとイヤな感じだったのが、本機ではそういう嫌なテイストはかなり減った印象。ここでは「マシになった」と表現させていただきます。
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木製品の上に設置すると、実は黒より白の方が目立つ気も。小型化はしたものの、平起きするなら存在感は旧製品とあまり変わらないと思う方もいそうです。

初期設定の方法は、旧製品や一般的な Wi-Fi 対応家電と同じ。
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本製品が一時的に Wi-Fi アクセスポイントになるので、専用アプリ「スマート家電コントローラ」から新しいスマート家電リモコンを追加するだけ。Wi-Fi アクセスポイントの切り替えから接続まで、僕の環境ではスムーズに終わりました。
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豊富なプリセットで学習いらずの機種が多い

ラトックの家電リモコンと言えば豊富なプリセットが特徴。国産家電を定期的に買い替えているご家庭なら、面倒な赤外線学習が不要な機器が多くて助かります。
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昔はなかった気がしますが、電動カーテンのプリセットなんかも追加されていて素晴らしい。
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エアコンはプリセットが無いと大変面倒ですが、有名メーカーからアイリスオーヤマとかまで対応。
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あと、テレビのプリセットもかなり多い。東芝、ソニー、パナソニック、シャープから、LG、フナイ、ハイセンス、果てはスカパーのSTBまで幅広く対応しています。
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東芝レグザ Z700Xシリーズの「過去番組表」や「NETFLIX」ボタンまであるのはよく分かってる感。録画した番組の再生コントロールボタンまで用意されているのは流石です。
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調色・調光機能付きの照明も、こんな感じで作り込まれています。
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スマホやスマートスピーカーから温度・湿度・明るさが確認できる

旧機種にも搭載されていた機能ですが、本機種でも部屋の「温度・湿度・明るさ」をスマホやスマートスピーカーから確認できます。
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旧機種の明るさは lx(ルクス)単位の表示でしたが、本機種では3段階表示へとダウングレードになりました。ただし、照度センサーの簡略化は本体の小型化に寄与しているとのことですので、仕様上どっちを取るか、という話のように思います。
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旧機種では、当初、動作が多少不安定だったこともあって、照明器具の豆球を点けた際に数ルクス上がったことを目視確認することもありましたが、最近は動作も安定していますし、また、後述のとおり新機種では赤外線出力も上がってさらに安心感が出てきていますので、個人的にはこの仕様でも多くの人は気にならなくなったと思います。

もともと、作業効率を確保するために照度を一定に維持する、といった使い方をする人には向いていない機種と思いますし、そういう使い方をする人向けにはその手のシーリングライトを買った方が幸せになる、という部分もありますしね。まぁ、このあたりはスマートな判断なんじゃないでしょうか。

ちなみに、スマートスピーカーからの温度などの確認は、「Alexa、家電リモコンを使って温度を教えて」とお願いすればOK。温度・湿度・明るさを音声と画面(スマートディスプレイの場合)で教えてくれます。

なお、複数台のスマート家電リモコンが設置されている場合でも、スマートスピーカーから温度を確認できるのは1台のみ(1つのAlexaログインアカウントごとに)です。複数部屋の温度を確認したい場合は、スマートフォンアプリを利用する必要があります。

障害物を回り込む、強力な赤外線

カタログスペック上の話にはなりますが、本機種では赤外線の到達距離が、見通し最大20m → 30m へとかなり強力になりました。
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赤外線の発光範囲は、旧機種と同じ水平最大360度、垂直最大180度のままですが、実際に使ってみた最初の感想は「旧機種だったら赤外線が届かなかった物陰からでも動く」ということ。正直、こんなにも違うとは思っていなかったので衝撃を受けました。

ウチのリビングではちょっと小高いピアノの上、というあまり良くない場所に設置しているため、そこより下にあるテレビ(しかも、間にソファーがあって見通しが効かない)などの機器は、工夫しないと正しく動作しなかったのです。しかし、新機種では赤外線が強力になったおかげか、ピアノのどこに置いてもちゃんと動くようになりました。これはかなり嬉しい違いと言えます。

メーカーとしては「赤外線が強力になった」というところまでしか謳えないとは思いますが、これのお蔭で設置場所の自由度が格段にアップしたのは間違いありません。あと、届くか届かないか微妙な場所に設置している場合の動作信頼性も、体感にはなりますがかなりアップしているので、そういう目的での旧機種からの買い替えはかなりアリだと思います。

ちなみにソフトウェア的な部分で言えば、ラトックシステムさんはわりかし良心的だと感じていまして、ソフトウェアアップデートで使えるようになる機能は旧機種でも新機種同様、意外と対応したりします。ただ、徐々に旧機種のサポートは切れていくんじゃないかとも思うので、製品のライフサイクルを考えるなら、あえて旧機種を選ぶ必要はないんじゃないかとも思う所です。

余談ですが、我が家ではこれが4台目のスマート家電リモコン、ということでデータ移行の必要性が出てきています。以下でその方法を説明していますので、必要な方はそちらもどうぞ。

旧機種→新機種へのデータ移行にも対応しているので、移行作業は意外と楽でしたよ。

ということで、「RS-WFIREX4」のひろもポイントはこんな感じ。

買ってよかった度:★★★★★(5/5)
お買い得度:★★★☆☆(3/5)

兎にも角にも、赤外線が強くなったのがいい。ちゃんとした設置場所が確保できる人なら旧機種でもいいんだろうけど、僕はできればあんまり目立ってほしくないので、ちょっと隠れたところに置きたい。目立ってもいい人なら、この機種から搭載された穴を使って壁掛けするものアリだと思うし、この機種のレビューで壁掛け写真無しとかどーなのよ?と思われそうだけども、僕は、壁にケーブルが這ってるのはオシャレとは思わんのですよ。

あとは、価格ですかね。海外製品の中にはめちゃくちゃ安いものも少なくないので、ちょっと高いかなー、という気も。ただ、クラウドサービス利用料がゼロ円って部分は良心的ですし、やっぱりプリセットの多さはこの手の製品の命なので、まぁ、国内だとこのくらいの値段でも仕方ないんじゃないかなぁ。という気はします。

2019年2月19日のアップデートでIFTTT連携にも対応。IFTTTからはセンサープッシュも使えるということで、着実にパワーアップしている本機。こなれた良い機種だと思います。

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