last update 2019年2月21日 18:25

Alexaの「サーモスタット」機能でエアコンを操作する【スマート家電リモコン】

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「アレクサ、エアコンを2度上げて」

とか、

「アレクサ、エアコンを27度に設定して」

みたく、カッチョよくスマートスピーカーからエアコンを操作したい、という夢を叶えてくれるスマート家電リモコンの「サーモスタット」機能。

すげー便利な機能なのに、どうやら実際に使いこなしている人があまりいない予感がしたので、ちょっくらレビューしたりまとめたりしてみます。

えーと、ここでいうスマート家電リモコンってのは、ラトックシステムの「RS-WFIREX4」「RS-WFIREX3」のことを言ってます。

エアコンなのになんでサーモスタットなの?

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と、その前に、まずは、多くの日本人が最初に引っかかるであろう「Alexa では、どうしてエアコンがサーモスタット扱いなの?」という疑問から。

これに関しては、お国柄の違い、というのがその理由。

Alexa が誕生した米国では、家庭の冷暖房は全館空調システムが一般的。サーモスタットは、その温度調整用コントローラとして、たいてい各エリアごと、あるいは1軒に1つ設置されている、という住宅事情が背景にあるわけです。

とりあえず、Alexa の「サーモスタット」というのは、日本でいう「エアコン」みたいなものだと理解しておけば良いです。

まずはAlexaからサーモスタット(エアコン)をONにしてみる

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Alexa+スマート家電リモコンのサーモスタット機能の最初のハマリどころは、Alexa アプリから見てサーモスタット(エアコン)がさっぱり動いていないように見えることでしょう。
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「デバイスが応答していません。」なんて表示を見ると、うっかり「使えない!」と思ってしまいそうですが、そんな時は焦らずに、「Alexa、エアコンをつけて」と言ってみましょう。

ほーら、こんな感じで温度が表示されましたね。
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(※2019年1月以前に Alexa スマートスキルにエアコンを登録済みの場合、スマート家電コントローラーアプリから Alexa への再登録(Alexa 連携画面で機器を消して再度追加)が必要です。)

ここまでこれば、あとはもう Alexa に命令し放題。

「アレクサ、エアコンを暖房にして」
「アレクサ、エアコンを2度下げて」
「アレクサ、エアコンを25度に設定して」
「アレクサ、エアコンは付いてる?」

などなど、自由に操れるようになります。

ちなみに、命令した内容は、リアルタイムで Alexa アプリにも反映。
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エアコンの温度設定は相対指定(例:1度上げて、2度下げて)も使えます。恐らくは Alexa スマートスキル側に設定温度情報を持っているのでしょう。

Alexa を通さずにリモコンから直接エアコンを操作した場合は、当然、Alexa 側には温度変更などは反映されません。Alexa の設定温度を信用したいなら、基本的には Alexa だけでコントロールするのが良いでしょう。

注意点は、Alexa 経由での温度指定は1度単位、という点。例えば「23.5度に設定して」なんてコマンドは理解してくれません。

また、「アレクサ、エアコンを暖房の21度にして」のような「欲張りコマンド」も通らないようです。この場合、

  • 「アレクサ、エアコンを暖房にして」
  • 「アレクサ、エアコンを21度にして」

と2つの命令に分ける必要があります。

スマート家電リモコン独自のカスタムスキルなら、こんな欲張りコマンドも通るんですけどね。

定形アクションからの利用も可能

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Alexa アプリの「定形アクション」からはサーモスタットの温度のみが指定可能。この画面からは冷房・暖房の切り替え指定はできませんが、「スマート家電コントローラー」アプリ側の Alexa スマートホームスキルの設定内の「電源オン」時の冷・暖房設定は引き継がれるので、そちらで冷暖房を指定すると良いでしょう。

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また、最近の高級機種であれば、スマートスキル設定の「電源オン」に「自動」機能を割り当てることもできるので、現在の気温によって自動的に冷暖房を切り替える、といった複雑な動作も可能です。

リリース当初は、単純に「エアコンを付けて」と命令すると必ず冷房になってしまうバグがあり、そのせいで定形アクションからも冷房しか使えない、という不幸な副作用がありましたが、速やかに修正され、現在のバージョンでは問題なくなっています。(助かります)

いずれにせよ、サーモスタットの冷暖房モードの初期値は、スマート家電コントローラーのアプリ側で設定したエアコンの「電源オン」時の冷暖房モードが使用される、という部分は覚えておきたい所です。

運用上、季節ごとに冷暖房の設定を変更するのが面倒な場合は、機器名を「エアコン」ではなく「冷房」「暖房」の2つ用意するのも手でしょう。また、サーモスタット機能を諦めて、リモコンの赤外線信号を学習する、などの方法もあります。というか最近の高性能エアコンって、リモコンの赤外線を学習した方がより細かなエアコンの制御ができるんですよね。

ただ、Alexa 経由でエアコンの温度を相対指定できる、というのはかなりの強みですので、積極的にオススメしたいところです。

かなり便利なサーモスタット機能

ってことで、概ね快適なこの機能。状況に応じて書斎の温度・湿度を細かく管理したい僕は大喜び。これぞ待ってた機能、という感じで重宝しています。

特に、温度の相対指定ができるのは本当に素晴らしくって、書斎でエアコンのリモコンを手に取る機会がグッと減りました。もう、リモコンは仕舞っちゃおうか。ってくらい。

除湿←→冷房の運転切り替えとか、夏場に試したいことも色々とありますが、とりあえず、この機能を待っていたからあえて低機能エアコンを付けた書斎に関しては、すべてのエアコン操作が Alexa 頼りになりそうです。

ちなみに、日本のエアコンは温度だけでなく、湿度・風向(上下左右)・風速・体感温度・エコ設定など、非常に細やかな設定ができますが、現状の Alexa のサーモスタット機能からは、そのような複雑な機能を使うことはできません。

双方向通信タイプの赤外線リモコンでしか使えないような複雑な機能は、従来どおり、スマート家電リモコンの学習機能を使って、音声で呼び出せるよう設定するのが良いと思います。

ただ、これだけ手軽に音声でエアコンを操作できると、なんだか高機能エアコンって本当に必要なのかな?って気になってきちゃうんですよね…。

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