自宅でウマい!「たこ焼き」はガス火+南部鉄器のたこ焼き器が最高
僕は昔から自宅で「たこ焼き」や「お好み焼き」を焼くのが大好きでして、それはそれは様々な「たこ焼き器」を試してきました。
えっ?どんなものを試してきたかって?
僕の「たこ焼き器遍歴」は、こんな感じ。
- 電気の専用たこ焼き器(鉄板の取り外し不可)
- 電気ホットプレート+たこ焼きプレート
- 卓上IH + 南部鉄器のたこ焼き器
- ガスの専用たこ焼き器(炎たこ)
- ガスコンロ+南部鉄器のたこ焼き器
- カセットコンロ+南部鉄器のたこ焼き器
だいたい上から順に試してきた感じ。家タコに慣れてくると欲が出てきて、味やメンテナンス性に不満が出てくるようになってくるんですよね。
例えば、電気のタコ焼き器は手軽でそこそこ美味しく焼けるけど、プレートを外せないから洗いづらい。
じゃあ、と、今度はプレート取り外し可能なホットプレート+たこ焼きプレートを試してみると、火力不足で味がイマイチ。
ホットプレートが火力不足ならIHはどうじゃー、とばかりに卓上IH調理器と南部鉄器製のIH用タコ焼き器を購入してみたわけですが、100Vの卓上IHだと火にムラがありすぎ。火が通らない穴が焦げ付いちゃって全然たこ焼きを返せないし、相当回数使っても鉄板が育たない。でも、真ん中の9玉だけはめちゃくちゃ美味しく焼けることを発見。
で、試した「炎たこ」。コレがかなりいい感じで、均一に火が通るし、たこ焼きも返しやすい。「お家たこ焼き」としてはかなり美味しく焼ける部類。なんだけども、やっぱり南部鉄器でうまく焼けた時の「感動的な美味しさ」には届かないんだよね。
そんなこんなで、どうにかしてこの南部鉄器のタコ焼き器を使いこなしてやろうと、ダメ元で試した「ガスコンロ+南部鉄器」が大当たり。あんなにくっついて返せなかったタコ焼きがウソのようにクルクルと回転できる。
あとは、このクオリティのまま卓上にも持ってきたいよねー、ということで辿り着いた先がこちら。
カセットコンロ+「南部鉄器のたこ焼き器」の組み合わせですー。
まぁ、鉄器で焼いたら何でも美味しくなりますからね。
この岩鋳の南部鉄器たこ焼きプレート、買ってから数年してから気が付いたのですが、IH 100V ではなく 200V 対応らしく。そりゃ卓上IHでは火力不足で美味しく出来ないわけですよ。
商品名が「IH専用」だったのでガス火で試すなんて思いもよらなかったわけですが、IH用をガスで使っても、別に何の問題もないワケで。
ガス火なら炎の熱が鉄板を広範囲に温めてくれるので、隅の方まで良く火が回るのです。
あとはもう、ガンガン焼いていくだけ。
ほらよッ!
ほらよっと!
どやーん。
写真では味が伝わらないのが残念ですが、なんというか外サク中フワ。しかも、鉄器独特の風味も加わり「自宅でこんなものが食べられるのかー」と感動することウケアイ。中もウマいし外もウマい。もう、半端な店でタコ焼きを買う気がしなくなる位の激ウマさです。
鉄器のメンテに慣れてる人ならお手入れも楽勝。我が家では、100均のミニサイズ亀の子タワシで1穴ずつ汚れを落とした後(洗剤は使用禁止です)、ガスコンロで空焼きして、最後に油を塗っておしまい。
鉄器慣れしていない人だと最初の数回は苦労するかもですが、鉄器を扱うスキルがあると人生に幅が出るので良い機会になると思いますよ。
使い込むとこんな感じで黒光りしてきます。
僕のタコ焼きの焼き方は、最初はまず強火でバーっと南部鉄器を熱して、鉄から煙が出てきたら火を落として中~弱火に。その後、油を敷いて普通にタコ焼きを焼く感じ。体で覚えているからか文字ではうまく書けないなぁ。
注意点は、電気と違って火力がかなり強いので火力を絞ること。あと、手早く焼くのも重要と思います。
たこ焼きを返すピックは金属製がオススメ。鉄器なのでガリガリやっても別に気になりません。
ということで多分、追求し始めたらキリが無い気がするので、ライトユーザーとしてはコレが最終形って感じにしておこうかな、と。
いやはや、最初から答えを知っていたらどんなにか楽だったろうに…。ここに辿り着くまでにかなりの時間を使ってしまいました。
この組み合わせで焼いたたこ焼きはホントに美味しいので、たこ焼きパーティーにエクセレンスを求める皆様は、ぜひ試してみてくださいね。