last update 2020年3月6日 15:30

α7/α6000シリーズの4K動画クロップ・画質仕様まとめ

ソニーのミラーレス一眼 α7 シリーズ、および α6000 シリーズについて、気になる4K動画撮影時のクロップの仕様をまとめておきます。

また、全ての組み合わせではありませんが、解像度、フレーム数、画角による画質面での得意・不得意についても、多少の情報をまとめておきます。

α7シリーズの4K動画クロップ仕様

α7 シリーズの動画クロップ仕様は以下のとおりです。

4K30p4K24p2K
(60i/60p/30p/24p)
α7 RIV設定でノンクロップ可(※1)設定でノンクロップ可(※1) クロップなし(※3)
α7 RIII〃(※2)〃(※2)
α7 III1.2倍クロップクロップなし

※1.「撮影設定1」→「APS-C/Super 35mm」を「切」に設定でノンクロップ。
※2.「撮影設定1」→「APS-C/Super35mm」を「マニュアル」に設定でノンクロップ。
※3.少なくとも2K60p撮影時は全画素読み出しではない(他のフレーム数は未確認)。

使用するセンサーの面積が広ければ、つまりノンクロップなら単純に高画質かというとそうとも限りません。例えば α7 RIII の場合、4Kノンクロップだと全画素読み出しされません。Super35mm なら全画素読み出しなので画質は上、となります。

なお、2K60p(低fpsは試してない)の場合も同様で、4K60p の撮影ができないカメラで 2K60p が全画素読み出し、ということは、僕の目では無いように思います。

α6000シリーズの4K動画クロップ仕様

α6000 シリーズの動画クロップ仕様は以下のとおりです。

4K30p
(※1)
4K24p
(※1)
2K(※2)
(60i/60p/30p/24p)
α6600約1.2倍クロップSuper35mm(※3)Super35mm(※3)
α6500
α6400
α6300

※1.4K撮影時は全画素読み出し。
※2.2K撮影時は全画素読み出しではない。
※3.Super35mmがノンクロップ扱い。

ソニーのAPS-C機の4K動画クロップ周りは、もう長いこと改善せず同じまま。だから表が単純。

本体録画できなくても良いから、せめて、HDMI出力だけでもノンクロップの4K30pに対応したAPS-C機を出してほしい…。と思うも、恐らくはα7シリーズとの差別化要素のせいか、営業的な理由で難しそうな予感。

あと、勘のいい方はご存知かと思いますが、特にAPS-C機の2K動画の画質は、少なくとも60fpsで確認した範囲ではシャープさに欠け、褒められたものではありません。

シーンによっては気付きにくい場合も少なくありませんが、細かな文字の潰れなどの解像感だけで言えば、iPhone で撮った2K動画の方が綺麗に見えるケースも珍しくありません。

恐らくは 60fps 時の Super35mm の面積のセンサー読み出し速度との兼ね合いから、画素の間引きが行われているんだろうな、と感じる部分です。

感度などの光学性能やボケ味などは、さすがにスマホよりはミラーレス機に軍配があがりますが、FullHD 60p の動画撮影を目当てにソニーのαシリーズの上位機種を買うと、画質にうるさい方は不満が募りそうです。

なお、この「2K動画の画質の問題」は、α6000シリーズだけでなく、僕が確認した範囲ではα7 IIIでも少なからず確認しています。また、YouTube にアップされている動画を見るに、他の多くの機種でも同様の制約を抱えていそうです。

動画撮影目的で α6000/α7シリーズを使う場合は、機種によって異なる得意な解像度やフレーム数をよく把握しておくことが重要と思います。

余談

α7 RIV、α7 RIII なら設定はいるものの、4K30pでもノンクロップの撮影ができることが分かりましたが、個人的にはウルトラライト志向なので、システム重量が重くなる大きいカメラは避けたいんですよね…。

APS-C機から Super35mm の4K30p/60p HDMI出力だけでも可能になれば、Atomos Ninja V などの外部レコーダーとの組み合わせで強力な軽量装備が実現できるだけに、本当に残念でなりません。

結局のところ、センサーの発熱もバカにはできませんが、4K動画の圧縮処理が重くて発熱が激しい、という気がしているので、HDMI出力だけでもしてくれないかな、と。

デジタルカメラはソニー党の僕ですが、そんなこんなで最近、Nikon Z50 を見るとよだれが止まりません。このままだと、また Nikon 機を所有することになっちゃうぞ…。

参考資料:

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