リモートデスクトップ先のスクリーンショットを標準機能だけで撮る方法【Windows 10】

テレワークなどで自宅から職場PCへリモートデスクトップ接続した際、接続先PC上でスクリーンショット(スクリーンキャプチャ)を撮る方法をまとめておきます。
Windows標準のショートカットキーの場合
リモートデスクトップ接続先PCの画面キャプチャを撮るには、以下のキーボードショートカットを使います。
- 全画面の場合:
→「Ctrl」+「Alt」+テンキーの「+」 - アクティブウィンドウだけの場合:
→「Ctrl」+「Alt」+テンキーの「-」
Windows 10 標準のスクリーンショット機能は、通常、「Print Screen(Prt Sc、プリントスクリーン)」キーや「Alt」+「Prt Sc」キーで利用できますが、リモートデスクトップ接続先ではこちらの操作方法を試してみましょう。
Windows 10 標準のスクリーンキャプチャアプリの場合
環境によっては、先に紹介したリモートデスクトップ向けのキーボードショートカットすら使えない場合があります。
その場合は、Windows 10 標準のスクリーンキャプチャアプリを試すのが良いでしょう。
利用できる標準のスクリーンキャプチャアプリは、Windows 10 のバージョンによって異なります。
「切り取り&スケッチ」
「切り取り&スケッチ」(または「切り取り領域&スケッチ」)は、Windows 10 version 1703(別名、Windows 10 Creators Update)以降で導入された、新しい Windows 標準のスクリーンキャプチャアプリです。
使い方はカンタン。「切り取り&スケッチ」アプリを直接起動し、左上の「新規」ボタンからキャプチャを撮ることができます。

キャプチャできる範囲は、以下の4通り。
- 「四角形の領域切り取り」
- 「フリーフォーム領域切り取り」
- 「ウィンドウの領域切り取り」
- 「全画面表示の領域切り取り」
画面の上端に出るボタンで領域を選択できます。
なお、リモートデスクトップ環境でない場合は、次のショートカットキーでもこのアプリを利用できます。
- 「Windowsキー」+「Shift」+「S」
リモートデスクトップ経由でこのキーボードショートカットを利用した場合、上にボタンが表示されない症状が出るケースがあるようです。その場合は、ショートカットキーでなくアプリを起動して使ってみると良いでしょう。
「Snipping Tool」
将来、廃止予定ですが、Windows 10 の最も古いバージョンでもプレインストールされているのが、「Snipping Tool」というキャプチャアプリです。
こちらも使い方は簡単で、アプリを起動 →「モード」ボタンから画面をキャプチャできます。

記事執筆時点では、基本的には「切り取り&スケッチ」を使うのが良いと思いますが、何らかの理由で困っている場合は、こちらのアプリを試す手もあるでしょう。
このいずれの方法も使えない場合は、Windows 標準でない何らかの画面キャプチャソフト・アプリをインストールした方が良いでしょう。
有料アプリになりますが、個人的には長年「Screenpresso」というアプリのお世話になっています。また、フリーソフトの場合「WinShot」を使っている方もみえるようです。