last update 2020年7月7日 19:31

【リサイクル】「フタだけアルミ製」のスチール缶は珍しくない

みなさん、頑張ってリサイクルしてますか?

先日、自宅の缶詰を整理していたら、スチール缶なのにフタだけアルミの場合がある事に気がつきました。

果たして、これってどう分別したらいいんでしょうか。そして、プルトップを外した後に残っているアルミ部分は問題にならないのでしょうか。

本体とフタがスチール・アルミ別々の場合は多い

例えば、こちらの「はごろもフーズのシーチキン」。缶本体はスチール製なのに、

良く見ると「ふた:アルミ」と書かれています。

かと思いきや、こちらのサバ缶は本体がスチール製で、

ふたもスチール製。

また、本体がアルミで出来ていて、

蓋もアルミ製、なんてパターンもありました。

CO・OP(コープ、生協)製品は、缶胴と缶ぶたとが異なる材質であることを1か所に明記していました。さすがです。

ということで、気づいた事をまとめると、

  • 食品缶でも、缶・フタが両方ともアルミ製のモノはある
  • スチール缶のフタだけアルミ製、というパターンは珍しくない
  • 缶・フタが両方ともスチール製の場合もまだある

という感じ。

結局のところ、スチール缶とアルミ缶を分別する必要がある場合、缶とフタとで、それぞれ材質を確認する必要がある、ということですね。

で、気になる「どうしてこんなに材質がバラバラなのか」という部分ですが、アルミは鉄より柔らかいので、特に缶切り不要タイプはアルミトップにすることで開けやすくなる利点があります。また、缶胴はスチール製にした方が変形しづらくなる、という利点があります。

このほか、一般的にアルミはスチールより高価ですので、コスト上の理由からフタまでスチール製にする缶もまだまだあるわけです。

リサイクル時、スチール缶のアルミフタ部は問題にならないのか?

さすがに缶・フタともにアルミ製なら、全体をアルミ製品としてリサイクルする必要がありますが、フタ部分にアルミが使われているスチール缶はリサイクル工程上、問題にならないのでしょうか。

これは結論から言うと、以下のような理由から「基本的に問題ない」という回答になります。

  • 鉄よりアルミニウムは比重が軽く、溶解処理時にアルミ酸化物が浮くため、カンタンに分離できる
  • 分離した鉄鋼スラグは舗装などの路盤材として再利用できる
  • 製鉄行程でも酸素除去のためにアルミを故意に加えるため、問題無い

実際の収集ルールは各自治体や民間回収業者ごとに異なりますので、詳しくはそちらに従っていただく必要がありますが、原理的にはプルトップを外したあと、フタのアルミが多少残っていても、スチール缶のリサイクル工程上は特に問題にならないのです。

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