※この記事はアフィリエイト広告を含みます。

防水ノイキャン完全ワイヤレス「SoundLiberty 94」レビュー【TaoTronics】

 last update 2020年10月13日

TaoTronics 様よりノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 94」をご提供いただいたので、レビューをお届けします。

実はここ数年、当サイトでは商品レビュー依頼は基本的にお受けしていなかったのですが、ちょっと興味があったので珍しくお受けすることに。

(それどころか自分で買った製品もレビューしてこなかった気も…)

提供記事にはなりますが、本音で感じたことを遠慮なく書かせていただきます。

ANC・アンビエント・装着感の良さが魅力

先に結論から言っちゃいますと、こちらのイヤホン、Amazon ならクーポン利用で約9,000円で購入できるのですが(2020年10月13日現在)、そのお値段からしたらなかなかのバランス感覚な製品。

「今って、こういうのがこんな値段で買えちゃうの?」

と、いうのが率直な印象になります。

で、実際に使ってみて、具体的に「良い」と思ったのは、こんな部分。

  • アンビエントモード搭載で、外さなくても外の音が聞ける
  • 装着感はけっこう良い方。ANC無しでも多少の遮音性あり。ただし、人によって合う合わないがあるかも
  • この値段で ANC、MCSync、アンビエント対応の完全ワイヤレスイヤホンというスペック
  • 僕の環境では電波は悪くなかった。鉄骨造民家の別フロアでも途切れなかった(そんな使い方しないけど)
  • 付属の短い USB-C ケーブルがお気にいり
  • しかも防水(IPX4)

という感じ。

逆に、「?」とか「悪い」と感じたのは以下。

  • 音像はゆるめ。高音域は苦手気味
  • ANC(アクティブノイズキャンセリング)は低・中音中心
  • 外観はお値段なり
  • 操作時にピッと音が鳴らない
  • この価格帯では、さすがにワイヤレス充電ケースは望めないか…

ということで、多少、細かい話をしていきます。

付属品

付属品は、交換用イヤーチップと USB-C ケーブル、充電ケース、説明書などの冊子です。

USB-C ケーブルで充電ケースを充電 → 充電ケースでイヤホンを充電、という、完全ワイヤレスイヤホンに良くあるパターン。

ちょうど欲しかった超短い USB- C ケーブルが付属。

保証期間は製品登録すれば18ヶ月です。

僕の評価

うちは後発レビューって形になるんですが、このイヤホン、妙に評価が高いなー、とは不思議に思ってたんですね。

ただ、これに関しては実際に使ってみても「なるほど、評判はおおむね正しいかな」という感想に。

で、多分ですが、色んな評判の背景には「フィット感の良さと遮音性」が関係しているのでは?というのが僕の見解になります。

耳にフィットしないなら付属の別サイズのイヤーピースに交換する必要があるし、それでもフィットしない人にはよろしくない機種、という事になるとは思うのですが、こいつのイヤーチップと本体の重量バランスの組み合わせは多分秀逸で、多くの人にフィットしそうな予感がします。

で、実際にフィットしたかどうかによって、音質やノイキャンに対する評価がブレているのではないか、という気がするのです。

僕の場合はイヤーチップが完全にフィットしましたので、ANC オフでも多少は遮音性があったし、それでいて装着感も悪くない。で、さらに ANC をオンにすると、少なくとも室内やカフェ程度ならそこそこ静かになるという感じ。

音質に関しては、価格が2倍以上する他の有名メーカー製品をすでに愛用していて、そちらのイヤーチップがフィットしている人なら、まず物足りなさを感じるかも。特に、解像感・高音域の煌びやかさは欠ける印象です。あまり気にされない方なら問題ない気もしますが、少なくとも、静粛が訪れ、オーケストレーションが輝きだすレベルの製品ではありません。このスペックでこのお値段、という部分に価値がある製品だということは忘れない方が良さそうです。

音質にこだわるならそれ相応の価格の製品を探すか、ANC・アンビエントなどを諦めて同価格帯の別製品を探すのが良いとは思いますが、ANC・アンビエントが使える防水の完全ワイヤレス、という部分に価値を感じる人であれば、価格との兼ね合いからオススメできる製品かと思います。

具体的な用途としては、周りで人がガヤガヤと話をしているカフェのような環境下でトーク系 YouTube 動画を視聴するとか、喧騒・雑音の中でも音声で情報収集したい、という方なら、同じくらいのコストパフォーマンスの高さの製品はそうはないはずです。

一方で、「ノイキャンもアンビエント機能も諦めたくないし、高品質なサウンドに酔いしれたい」という方なら、もっと予算を増やした方が良い、ともいえる製品かと思います。

ちなみに、コデックは SBC / AAC に対応。apt-X には非対応ですが、手持ちの Android 機(Galaxy)は AAC 対応なので特に困りませんでした。

質感に関しては、カラーリングが黒だから質感が目立ちづらい、という部分はあるかもしれません。所有欲を満たしてくれるような製品が欲しい方には高価格帯の別製品をお勧めしますが、そうでなければ、1日も使っていたら慣れる気はしています。

ということで、実用品として用途に合いそうな方には、検討する価値のある製品なのではないでしょうか。

なお、TaoTronics 様より、500円引きとなるクーポンコード「BH094TED」を発行いただいています。期間は2020年10月19日~21日ですので、よろしければお使いください。

Hatena Pocket Line

コメントを記入