【格安】自分で布団を丸洗いできる「フトン巻きのジロー」が凄かった

 last update 2021年1月22日

年単位の読者の方ならご存知のとおり、僕はダニ・スギ花粉症・ネコのアレルギー持ちです。

その内、ダニ・スギ花粉は根治治療の成果がそこそこ出てきてはいるんですが、それでも寝室で空咳が出る日がある、ってことで、布団の丸洗いを考えていたんですね。

で、ちょうどそんな時、あの「フトン巻きのジロー」が東海地方にも上陸した、という情報をキャッチ。コインランドリー初体験なのに、自力で布団を洗ってしまったので、レポートしてみます。

このコインランドリーなら「使ってみよう」と思えた

そう。僕にとっては、これが初めてのコインランドリー経験。

というのも、コインランドリーって、なんとなーく「暗くて薄汚いイメージ(失礼)」があって、覗いてみることはあっても1度も洗濯をしたことがなかったんですね。

が、この「フトン巻きのジロー」は、そんな僕でもなんでかスルっと入れちゃう雰囲気の良さがある。

まずもって休憩スペースがおしゃれだし、

あと、乾燥機も綺麗に並んでて「何やろコレ?使ってみたいわー」と思える謎のパワーがむんむんと出てるわけ。

さらには、割と珍しい山型の「敷ふとん専用乾燥機」まで完備。これは吸引乾燥できる「乾燥機界の大量破壊兵器」で、ドラム式より高速乾燥できる凄いヤツ。

しかもコイツが2台も設置されてるお店は初めて見ました(店舗によってはそもそも1台も置いてないかも)。

店員常駐&フルサービスの「おまかせ洗い」が凄い

いくら綺麗で設備が凄くても、コインランドリー初体験の身からしたら何が何だか分からない。

「ふとん洗い革命!」とか言われても、そもそも革命の前を知らないし、ましてや布団なんぞ洗ったこともない。入口にディスプレイされていたこの布団も、なんでどうして縛られているのか、全く想像がつかないわけです。てか、なんで?

ってことで、とっとと奥にある「FULL SERVICE(フルサービス)」カウンターに行ってみることに。

そう、このコインランドリー、なんと自分で洗うだけではなく、店員さんに任せて布団を洗ってもらうこと「も」できるのです!

布団のクリーニングって、一般的には大体ドチャクソ高いイメージ。安い布団なら買い替えようかと思う値段だったりするのですが、ここの「おまかせ洗い」はホントに安い。このお店の場合、敷・掛け布団ともシングルサイズのポリエステル100%なら1枚1,000円。それプラス、作業代が1回あたり500円。

(※ 料金は店舗により異なるかも。また、ウレタン・羊毛100%のように洗えない素材もありました。)

つまり、2枚で2,500円から洗えちゃうから、普通の人なら「こりゃいいや、任せよう~」となるわけ。ですが、僕は変わり者なので、店員さんを頼りつつ自力で全部やってみることに。

ってことで、ヘイヘイヘーイ!と自宅に帰ってお布団を3枚持っていきました。

クルーに質問できる「安心感」

サラっと流しましたが、この「店員さんと話せる」ところがジローの凄いところで。

例えばこのお店の場合、平日10~16時、土日祝は9~18時まではクルーが滞在。つまり、コインランドリーなのに店員さんが常駐している時間帯があるんですよね。

分からないことがあれば店員さんにその場ですぐに質問できる、というのは膝も震える初心者からすると、とんでもない凄い安心感。その上、マニュアルまで完備されてる。

マニュアルには、布団の種類ごとの乾燥時間とかのノウハウが山ほど載ってるから、最初に見ておくのがオススメです。

自分で布団を丸洗いする

今回は、こちらの羽毛掛け布団3枚を洗います。で、そのうちの2枚はホックで合わせ使いするタイプ。クリーニング屋に出すとタダでさえ高いのに、平気でその倍の値段取られるという困った代物です。

現金も使えますが、お得らしいのでまずはプリカを購入。

店員さんによれば、洗いはドラムに満タン詰めた方がオトクなんだそう。調子に乗って、布団3枚+羽毛まくら2つを詰め込んでやりました。ギュウギュウ。

プリカを使って「標準コース27分1000円」をスタート!

洗濯が終わったら電話でお知らせしてくれます。

洗濯中。

なんと、洗濯待ちの間に使えるマッサージチェアまで。こちらはさすがに有料。

洗濯完了~。

乾燥時は、複数のドラムに分けた方がお得だそう。今回は乾燥機3台に分けて回しました。

乾燥できたかなーと思ったら、大きな台の上に載せて具合を確認。暖かいと分からないので、少し冷まして確認するか、後述の体重計を使うのが良さそう。

実は今回、45~60分くらいしか乾燥しなかったのですが、あとでマニュアルを確認したら、羽毛布団の標準乾燥時間は70分くらいだとか。

で、こちらも後で気が付いた「体重計」。洗濯前後の重さを比較して、乾き具合を見るのに便利なんだそう。なるほど賢い。次回からは絶対使います。

乾燥終了。2枚1セットで使うかなり薄手の羽毛布団なのに、ずいぶんとカサが膨らみました。

触っただけでものすごく綺麗になったことが分かるので、かなり嬉しかったです。

乾燥まで全部合わせて、布団3枚と枕2つで3,000円以内で済んだはず。やっすー。

満足の仕上がり

ということで、仕上がりは文句無し。初見でこんなにキレイになるとは思ってなく、大満足でした。

ただし、僕がアレルギー体質だからか、乾燥時間が足らなかったからなのか、この後、実際にこの布団で寝てみると、少しだけ蒸すような気がしたのと、若干、空気がいつもと違うぞー、というのは感じました。

なので、しっかり乾かすのはとても大事だと思います。

ちなみに空気問題に関しては、軽く数時間天日で干したら本当にめちゃくちゃ綺麗に。寝室で困っていた咳も一発で止まりました。もっと早くに洗っておけば良かった…。

ちなみに、我が家の寝室メンテですが、この他にも週1回でマットレスをローテーションし、その際、ダイソンを両面に掛けています。また、そのタイミングでロボット掃除機「ルンバ」と「ブラーバ」で吸い込み掃除と拭き掃除もやらせています。あと、月1回くらい壁にはたきを掛けてますね。

布団洗いを新習慣にしたくなる

というわけで、僕の寝室での咳問題は掛け布団が原因だったことが判明。

となると当然、「お布団は定期的に洗う必要があるなー」と強く実感することにもなるわけです。

ベッド生活なので我が家には敷布団はありませんが、敷布団生活の人は敷ぶとんも洗えばもっと気持ちよくなるはず。この日はオープン後数日しか経っていないこともあってか、かなりの混雑ぶりでしたが、みなさん、主に敷布団を持ち込んでおられた感じ。めちゃくちゃフカフカになったお布団を笑顔で受け取っていたのが印象的でした。

で、入口に置いてあった「縛られた布団」ってのは、敷布団を洗うためにこのお店が考えた方法らしく。

それで「フトン巻きのジロー」という店名なんですね。

アレルギーの人はお布団を洗うと良さそう

ちなみにこの記事は、ダニだか自分の老廃物だかのアレルギー持ちである僕が、似た境遇の方向けに情報をシェアしたい、という意図で書いています。

なので、僕はこちらのお店や関係者との繋がりは一切ありません。

というかですね、僕、もともと「自分で布団を洗えるお店」を長らく足で探していた、という経緯がありまして。結果、3~4年前、岐阜県可児市で店員常駐&敷布団乾燥機完備の「レモン」というコインランドリーを発見。ただ、面倒だからなかなか行けなかった、という背景があってですね。

で、実際に自分で布団を洗ってから色んな方にお話を聞いたところ、「別に、オレは普通のコインランドリーで布団を洗ってるよ」という方や、「巻かない布団洗い!」というのを売り文句にしているお店の存在も分かってきました。

ただ、この「フトン巻きのジロー」には、

  • クルー常駐の時間帯があるから色々聞ける
  • 「おまかせ洗い」サービスがある
  • 大きな入口、十分な通路幅、巨大な作業台・ワゴン・体重計など、布団洗いを前提とした店舗設計
  • 敷布団の専用乾燥機がある(店舗によっては)
  • 布団洗いマニュアルが置いてある
  • 敷布団洗い用の「フトン巻きバンド」が用意されている
  • 待ち時間の居心地が異常に良い

など、布団洗い店ならではの利点が山ほどある、だけじゃなく、なんというかそれらが高度に融合している感じがあるんですよ。

そんなこんなで、今後も布団を洗うなら、多少遠くてもわざわざこのお店に行く気がする、というか行くと思っています。

ちなみにアレルギーでお困りの方で、まだ「布団洗い」との付き合い方のノウハウをお持ちでない方は、布団を洗った後、後日でも良いので干すことを前提に日程調整した方が良いかも。さらに慎重になりたいなら、予備の布団まで用意してまずは1枚だけ洗えば、より安全度を高められるでしょう。

とにかく、僕としては、布団洗いの文化が定着し、このお店でなくても良いから、この手のサービスが経済的に維持できる未来を強く願っています。

アレルギーとの戦いは辛いものですが、そのステージがこんなにも爽やかであるならば、それほど嬉しいことはないと思うのです。

公式サイト:

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