last update 2021年4月8日 2:04

【Wi-Fi】チャンネル設定「自動」で通信障害が出たので対処した話

スマートホーム化の進展などにより、自宅の Wi-Fi の安定性が非常に重要な時代となりました。

そんな中、自宅の Wi-Fi ルーターを久しぶりに買い替え、チャンネル設定を「自動」で運用したところ、5GHz 帯 Wi-Fi(802.11ax)のデータ通信が不安定になるケースがあったので、解決するまでの流れを書いておきます。

Wi-Fiは掴むのに通信できない場合が…

我が家の Wi-Fi はこれまでずっとド安定だったのですが、動画編集がらみで増速の必要性が発生。Wi-Fi 6 対応ルーターへ買い替えて電波の飛びやスループットがよくなったため、1台で複数フロアを丸ごとカバーするようにしたのが事のきっかけでした。

具体的な症状としては、Android 機では「ごく稀に通信が詰まることがあるかなー。でもサーバー要因かもしれないなー」と感じる程度。一方、嫁さんの iPhone 12 Pro は深刻で、症状が発生すると他の Wi-Fi 基地局に切り替えない限りパケットが通らなくなってしまう事がある、というものでした。

軽く確認したところ Wi-Fi のチャンネルは競合していないようだし、何が原因かはこの時点では全く不明。ということで、とりあえず、色々と設定を触ってみることに。

Wi-Fiルーター側の詳細設定を弄る

まずは Speedtest で状況を確認するも、パケットロスは「0.0%」。ただ、上流が光回線の割に、若干、ジッターが多めなのが少し気になるのと、あとは、計測ごとにダウンロードのトップスピードが数倍程度ブレるのが気になる感じ。

これだけでは原因はさっぱり分かりませんが、経験上、なんとなーく通信品質が微妙に悪そうな予感がしたため、Wi-Fi 基地局側の詳細設定を多少工夫してみることに。

設定内容は別記事にまとめましたが、スピードは出しつつも、エラー時の処理をうまく捌くイメージにしてみました。

この設定で、僕の Andorid 機の症状は若干マシになった気がするものの、iOS の症状は変わらずのままでした。

症状が出る「特定の部屋の特定の場所」

さて、我が嫁はたいそうなブラックボックス家であり、具体的な話を聞き出しづらいタイプであります。

ということで、数ヶ月ほど色々な設定を試しては能動的にフィードバックを貰う、という作業を根気よく10回以上続けた結果、どうやら、症状が出る部屋とそうでない部屋がありそうなことが明らかになってきました。

具体的には、Wi-Fi 基地局に近い部屋では OK だけど、別フロアにある彼女の部屋の端など、基地局から一番離れた場所で症状が発生する、らしいことが分かってきたのです。

早速、アプリ「WiFi Analyzer」を使って、各部屋ごとの電波状況を確認。すると、自宅の Wi-Fi 基地局から最も遠い2階の特定の窓の近くで、自宅 Wi-Fi とチャンネルが被っていて、しかも電界強度が強い SSID が確認できました。

※白い線が自宅Wi-Fi、紫がお隣さんと思しきWi-Fi。ほぼ同じ強度になることも。

あかーん。こりゃだめなワケだわ。

チャンネル設定「自動」の罠

こうなったらもう打つ手は簡単。チャンネル設定、つまり Wi-Fi で使う周波数帯を「自動」でなく、固定運用に変更するだけ。

実は Wi-Fi ルーターの買い替え以前はチャンネル固定で運用していたのですが、最近は忙しかったこともあって最適解を調べず、とりあえず「自動」にしていたため、(我が家の環境では)こんな事になってしまったようです。

Wi-Fi ルーターの自動チャンネル選択機能は、あくまでも Wi-Fi 基地局の設置場所における電波状況からチャンネルを選択するのであって、他の部屋でもそれが最適である保証はない、という基本を見過ごしていた、というわけですね。

今回、我が家の Wi-Fi ルーターが自動選択していたチャンネルは、5GHz 帯でも特に混雑している事で有名な「W52」の 36ch。

そして問題の SSID の電界強度は、金網入り窓+0.3mm厚の鉛板の遮蔽越しなのにピーク時で -65~-70dBm と、他の家から飛んできている電波としてはかなり強め。恐らく、お隣さんの Wi-Fi 基地局は窓際に設置されているのでしょう。

1台の Wi-Fi ルーターで1軒まるまるカバーしようとすると、Wi-Fi エリアの一番端っこでは他の家の Wi-Fi の方が強い、なんてケースもそりゃ出てくるわけです。

ということで、自宅の Wi-Fi のチャンネル設定は「自動」でも良いけど、問題が出たら家の隅々まで電波状況を測定して、必要ならチャンネル固定にすると解決する場合があるよ、というお話でした。

Amazon デバイスの接続のことを考えれば、可能なら W52 で固定運用したいところではありましたが、ここは涙を飲んで他のチャンネルへと逃げるしかありません。

あと、どうにも逃げ場がない場合でも、ASUS 製の Wi-Fi ルーターみたくマニアックな設定ができるなら、多少は緩和できる、かもしれない、というのも今回の収穫だったかも。

実は、W52 を使うのを止めた絡みでスマートホーム機器を全部 2.4GHz 帯へ逃したんですが、そこでもかなり苦労したんですよねぇ。だって、こんな状態なんですもの。

ということで、こちらは設定変更だけで安定運用できるようになったので、その設定もこちらにまとめておきました。

環境によるかもなので役に立つかは分かりませんが、参考までにどうぞ。

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