Amazon、ギフト券を転売サイトから購入しないようサイト名を挙げて注意喚起

 last update 2021年8月25日

Amazon.co.jp は、いわゆる転売サイトでの Amazon ギフト券の売買を行わないよう、具体的なサイト名を挙げて注意喚起を行っています。

詐欺など不正取得の可能性がある Amazon ギフト券の販売事例が多数報告されている、としているサイトは以下の3つ。(2021年8月24日現在)

  • amaten - https://amaten.com/
  • アマオク!- https://amaoku.jp/
  • giftissue - http://giftissue.com/

これ以外でも、Amazon.co.jp が承認していない購入サイトからの購入は控えるよう呼びかけており、こちらも多数のサイト名が挙げられています。

Amazonギフト券細則では、Amazon ギフト券の再販売、換金、他のアカウントでの利用などを禁止しており、いわゆる転売サイトでの売買は明確な違反行為となります。

そして、Amazon 側で違反が確認された場合、ギフト券のロック、無効化のみならず、Amazon アカウントの停止に至るケースも珍しくありません。

転売サイトで売買した Amazon ギフト券を巡ってはかねてよりトラブルが多くあり、取り立てて最近の問題というわけではありません。

しかし、最近、Kindle 本を大量に購入していた Amazon アカウントが BAN されたとの体験談が SNS 上で話題になったこと、また、Amazon が具体的なサイト名を挙げての異例の注意喚起に踏み込んだことから、改めて、そのリスクに注目が集まっている状況です。

この手のペナルティを受けた場合は救済措置が無く、泣き寝入りとなるパターンが多い事も注目されるポイントとなった模様。

Amazon 側からすれば、転売サイトでのギフト券購入者が「不正取得されたギフト券であるとは知らなかった」かどうかの判断が付かないため、特に犯罪絡みのケースなどでは、関係する全アカウントに対して一様に厳しい措置を取ったとしても仕方のない側面はあります。

その一方、ユーザーからすれば、もらったギフト券が不正取得されたものであるかどうかの判断がつかないケースもあるため、そのギャップから困惑が広がっているわけです。

この手の転売サイトで購入したギフト券を使えば、必ず Amazon からペナルティを受ける、というわけではありませんが、その時点で当該細則への違反とはなることは、よく理解しておく必要があります。

少なくとも、転売サイトでの Amazon ギフト券の購入は控える。ギフトをもらうときは Amazon から直接メールで送られる正規の形でもらう。また、オンライン・オフラインに関わらず、信頼できる人・企業からもらう、などを意識した方が良さそうです。

Amazon ではこの他にも、電話やメールで請求された料金を Amazon ギフト券で支払うよう指示された場合も、詐欺の可能性があるため警察・消費者ホットラインへ連絡するよう呼びかけています。

この件に限らずですが、素性の分からない人同士が繋がりやすい現代だからこそ、「リスクのあるものには近づかない」というスタンスが重要。そんな話なのかもしれません。

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