Amazon Mastercardが刷新。ゴールドのプライム会員特典は終了。ダサ券面問題も解決?

 last update 2021年10月12日

Amazon.co.jp は、三井住友カードとの提携カード「Amazon Mastercard」のサービス内容を2021年11月1日より刷新すると発表しました。

新サービスの申し込み受付は11月中に開始予定。

新サービスではカード券面が刷新。カード発行時、プライム会員以外にはシルバーを基調とした「Amazon Mastercard」が、また、プライム会員向けには黒を基調にしたデザインの「Amazon Prime Mastercard」が用意されます。(※ カード有効期限内にプライム会員に登録・解約した場合はカードは再発行されず、特典内容のみ変わります)

新カードでは新たに Mastercard のタッチ決済に対応するほか、引き続き Apple Pay・Google Pay にも対応。

サービス刷新後はカード年会費が永年無料になるほか、コンビニ利用時の Amazon ポイント還元率が 1.0% → 1.5% へと改善。ショッピング補償は年間200万円までへ、旅行傷害保険は最高2,000万円の海外旅行障害補償へと統一されます。

既存の旧クラシック会員、旧ゴールド会員は新サービスへ自動移行されますが、新カードの発送は有効期限が近づき次第の予定とのこと。

なお、旧ゴールド会員に自動付帯していた無料の「Amazonプライム会員」特典は、次回の更新時にて終了となります。引き続き Amazon プライム会員特典が必要な場合は、別途登録する必要があるので注意。

旧ゴールド会員の空港ラウンジサービスはなくなりますが、2022年10月末までは利用できるとのことです。

新旧サービス内容比較はこちら。

また、こちらの公式サイトの説明も分かりやすいです。

旧ゴールド会員には「改悪」だが、旧クラシック会員には「改善」

無料の「Amazon プライム会員」特典が付帯する旧ゴールドカードには、三井住友カードの「マイペイすリボ」等との組み合わせでカード年会費を最大4,400円まで節約できる技があります。これが Amazon プライム会費(年額プラン)の 4,900円(税込)よりも安価であることから、無料の「Amazon プライム会員」特典狙いで利用されてきた経緯があったわけです。

が、サービス刷新後は、現在の Amazon プライム会員期間が終了次第、この特典が使えなくなるため、多くの旧ゴールド会員にとって今回の刷新は「改悪」という判断になるでしょう。

一方、旧クラシック会員にとっては、これまでなかった海外旅行障害補償の付帯や、ショッピング補償が年間100万円 → 200万円へと増加するため、純粋な「改善」と捉えらるのではないでしょうか。

券面ダサい問題も解決?

個人的には、Amazon Mastercard の券面ダサい問題が大幅に改善されたのも歓迎ポイントと思っています。

旧デザインは、もはや街中でカードケースから出すことは不可能と言えるレベルのダサさでしたが、これが、無難なヘアラインっぽいデザインへと改善(?)。

現物を見ないと何とも言えませんが、写真で確認する限り、最近よくある表面にカード番号が印刷されないエンボス無しタイプのカードに見えますので、(その予測が正しければ)カードケースへの収納枚数増加に一役買ってくれるかもしれません。

Amazon Mastercard は、旧ゴールドの「マイペイすリボ」節約技が複雑すぎて混乱を招いた経緯があったり、また、ゴールド・クラシックを問わずお得感が微妙で、クレジットカードマニアからの評価はあまり高くない印象でした。

が、今回、年会費永年無料でこの特典内容なら、Amazon のタイムセール祭りやプライムデーのカード会員特典狙いで持っておいても良いかな、と思えるラインには入ってきた気がします。

ソース:

Hatena Pocket Line

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