「国際のETF VIX短期先物指数(証券コード:1552)」が繰上償還へ。2024年2月14日にも

 last update 2021年11月10日

三菱UFJ国際投信株式会社は2021年11月10日、同社の「国際のETF VIX短期先物指数(証券コード:1552)」の繰上償還ための約款変更、および、それにまつわる書面決議などの予定を公表しました。

予定どおり約款変更に関する書面決議が可決されれば、2024年2月14日(水)を持って信託終了、繰上償還となる見込みです。

約款変更から繰上償還までのスケジュールは以下のとおり。

  • 書面決議の対象受益者の確定基準日:2023 年 11 月 14 日(火)
  • 書面決議に関する書類発送日:2023 年 12 月 20 日(水)
  • 議決権行使書面による議決権行使期限:2024 年 1 月 9 日(火)
  • 書面決議日:2024 年 1 月 11 日(木)
  • 買取請求開始日(予定):2024 年 1 月 12 日(金)
  • 買取請求終了日(予定):2024 年 1 月 31 日(水)
  • 約款変更実施日(予定):2024 年 2 月 13 日(火)
  • 信託終了日(予定):2024 年 2 月 14 日(水)

「国際のETF VIX短期先物指数」は、円換算した S&P 500 VIX 短期先物指数の変動率に一致させることを目指して運用されている ETF。

同 ETF は、ベンチマークとなる S&P 500 VIX 短期先物指数の特性上、市場の変動率が高まる際には大きく上昇し、利益を得られる機会があるものの、市場が落ち着いた状態が続けば VIX 先物のコンタンゴにより中長期的には下がり続けます。

このような特性を持つ有価証券では、株式併合や受益権併合などにより1口あたり基準価額に対する1円の変化の重みを軽減する措置が取られ、「国際のETF VIX短期先物指数」も2017年9月に受益権併合が実施された経緯がありますが、三菱UFJ国際投信では同 ETF の価格変動の特性から、投資家の資産を減価させてしまう可能性を考慮。

投資信託約款第 43 条および第 49 条に規定する「受益者のため有利であると認める場合、またはやむを得ない事情が発生した場合」に該当するとの判断から、再度の受益権併合を実施せず、当初、無期限としていた信託期間を2024年2月14日に縮める措置を行うとのことです。

ソース:

Hatena Pocket Line

コメントを記入