※この記事はアフィリエイト広告を含みます。

「Miスマートバンド」と「Wear OS」スマートウォッチの実使用感の違いを書いておく

 last update 2022年3月7日

最近、「Miスマートバンド(Mi Band)」と「Wear OS」搭載スマートウォッチを使い比べる機会があったので、それぞれで出来ること・出来ないことや、実用感の違いなどの比較を書いておきます。

ここでは、「Miスマートバンド6」と「Wear OS 2」との比較を、Wear OS 搭載機「TicWatch E3」視点から書いておきます

iOS 使いの方は大人しく Apple Watch を買ったほうが良いと思うので、全て Android との組み合わせで使う前提です。

「Wear OS」はバッテリー食い。電池の持ちは段違い

よく知られているとおり、「Miスマートバンド」のバッテリーの持ちの良さは(他のスマートバンド同様)かなりのもの。かなり頻繁に通知を受けても1週間~10日くらいは普通に持ちます。

一方、「Wear OS」搭載スマートウォッチは、大昔に比べればマシにはなったものの「Tic
Watch E3」で1日半程度のバッテリーの持ち。終日使うなら基本的には毎日充電する前提です。

とはいえ、必要なアプリ通知に絞っている人なら、夜まで使ってもバッテリーが不安になることはないレベルとは思います。

腕を持ち上げて画面ONは「Mi スマートバンド」が速い

バッテリーの持ちが悪いので、普段は画面をオフにして使う「Wear OS」スマートウォッチですが、腕を上げたときの画面の自動 ON の速度は、ほんの僅かですが「TicWatch E3」の方が遅め。

正確に計測したわけではありませんが、感覚値では0.2~0.3秒くらい遅いイメージです。

ただし、「Miスマートバンド」に比べて画面も広く、文字の視認性も高いため、単純にチャットやメールを読むだけの用途であれば、問題は少ないとは思います。

また、画面 ON は画面のダブルタップでもできるので、そちらを使う手もあります。

通知も「Mi スマートバンド」が若干速い

マニアックな話ですが、通知の即時性に関しては Mi Band の方がほんの少しだけ高速です。具体的には体感で0.5秒前後ですが Mi Band の方が速い。

「Wear OS」の通知の遅さは伝統的なもので、けっこう昔の「Mi Band 3」時代でも Mi Band の方が1テンポ通知が早い印象。僕が使っている「TicWatch E3」に限らず、他の Wear OS スマートウォッチでも同様の傾向がある、という認識です。

「Wear OS」は通知受信で画面が自動でONにならない

今のところ、「TicWatch E3」では特殊なアプリをインストールしないと通知受信時に自動で画面 ON にする方法がありません。画面真っ暗のままでバイブするだけです。

もちろん、腕を上げて画面がオンになれば通知を表示できるので、一般的な用途であれば、そこまで問題になることはありません。

そこまでの即時性が要求されるケースはほとんど無い気もしますが、もし、入札や株取引、ゲームなどの理由で通知を0.5秒でも早く処理したい場合、先の通知受信の遅さや腕を持ち上げた時の画面ONの遅さと併せて、「Wear OS」のディスアドバンテージは結構なものです。

設定でなんとかなる部分も多少はあるものの、それでも、この機能を重視している人は注意が必要です。

操作性が高いのは「Wear OS」

「TicWatch E3」は、SoC として「Qualcomm Snapdragon Wear 4100」を採用していることもあってか、画面の動きが非常になめらか。とても操作しやすいです。

画面の追従性もよく、ユーザーインターフェースも Mi Band に比べて良く練られており、不満は少なめ。

この点、昔の Wear OS スマートウォッチとは隔世の感があります。

「Wear OS」はメールやチャットが通知から長文で読める

「Mi Band」の通知からは、LINE・Gmail などの本文はごく一部しか読めません。これは、表示される文字数が少ないからです。

しかし「Wear OS」では、ビジネスメールの最初の要旨くらいは把握できる長さの本文を表示できます。

もちろん、長文メールの全文を表示できるほどではありませんが、チャット系なら全文読めるケースは少なくない印象。

「Mi Band 6」では大画面化によって、通知の本文はかなり読みやすくなりましたが、そもそも文字数が少ないのが問題。まだまだ Wear OS スマートウォッチの読みやすさには遠く及ばない、という印象です。

通知が確実に届くのは「Wear OS」

これについては別記事でも少し触れましたが、手元の環境では Android 11 以降くらいから、「Mi Band」の通知を確実に受け取れない場面があり、困っていました。

スマホの機種やアプリによっては問題ない場合もありましたが、僕の使用環境では、どのスマホでも絶対に通知を受け取れない(具体的には長期間使い込むうちに通知が飛ばなくなる謎の)アプリがあり、ついぞ、完全な対策ができなかったのです。

また、「Mi Fit」アプリが確実にバックグラウンドで動作するよう、ややこしい設定が必要なのも面倒といえば面倒。

「Wear OS」ではそのような苦労をしなくても、ほぼ確実に通知を受け取れる印象です。

「Wear OS」はスマートウォッチの通知からスマホのアプリを開ける

そして「Mi Band」がどう転んでも真似できないのが、Wear OS の通知から直接アプリを開ける機能。コレ便利。

「Wear OS」では、例えばスマートウォッチ上の Gmail の通知から、直接スマホ側の Gmail アプリを開くことができます。

ポケットやバッグからスマホを取り出す前にアプリを開けるので、わずか数秒ですが時間を節約できるんですよね。

通知のバイブからスマートウォッチ上の「スマートフォンで開く」ボタンまでたどり着くのに2ステップくらい必要なので、目の前にスマホがある場合はスマホを触ってしまいますが、外出時などには便利な機能と思います。

スマートウォッチの通知から一部のアプリ操作ができる(例:Gmailの「アーカイブ」「削除」「返信」)

「Wear OS」では、例えば「Gmail」の通知から、スマートウォッチ上で「アーカイブ」「削除」「返信」処理を行えます。

個人的には「既読」にできればなお良いのですが、今のところ方法は分からず。

「Mi Band」では、通知からのアプリ内操作はごく一部しかできません。ここは「Wear OS」の明確なアドバンテージと言えるでしょう。

「Wear OS」はWi-Fi接続できる

かなり基本的な話ですが、「Wear OS」はスマホとの Bluetooth 接続が切れても Wi-Fi 接続で使える、というのも利点の1つ。

とはいえ、スマホと接続せずにスマートウォッチ単品で使える機能はごく一部ですので、ここに関してはあまり期待しない方が良いです。

「Wear OS」は昔に比べて小型化。つけ心地も良くなった

ということで、久しぶりの「Wear OS」の感想は「かなり完成度が上がったなぁ」というもの。

そう遠くないうちに発表されるであろう「Wear OS 3」では、さらなるブラッシュアップが期待されるわけですが、現時点でもこのサイズでこの使用感なら、もうコスト重視でスマートバンドを使う理由はあまりないのかも、とは思うところです。

ということで、噂されている「Pixel Watch」の発表を今から楽しみに待ちたいと思います。

Hatena Pocket Line

コメントを記入