【Wear OS】アプリ毎に通知バイブのパターンを変えるアプリ「Vibration Center for Wear」【バイブが弱い対策】

 last update 2022年11月23日

Wear OS スマートウォッチで通知のバイブが弱くて気付かない!とか、アプリ毎にバイブパターンを変えたい!という時に大変便利なアプリ「Vibration Center for Wear」を紹介します。

以前、紹介した「Feel The Wear」が最近の Wear OS では動作しなくなったため、その代替という位置づけです。

ダウンロードはこちらから。

また、Wear OS 側にも同アプリのインストールが必要です。

記事執筆時は Wear OS 2.0 で動作確認をしましたが、Wear OS 3 での動作は不明です。(Pixel Watch は手元にあるのですが、バタバタしており未確認です)

スマートウォッチのバイブを強くする、というよりも、バイブを長くして気付きやすくする、というアプローチのアプリになります。

注意事項

「Vibration Center for Wear」は、Androir 中級者以上向けの特殊なアプリです。ただインストールすれば簡単に使えるアプリではありません。

仕組みとしては、Android の通知を監視して Wear OS を追加でバイブさせるだけのアプリになります。

ここで注意してほしいのは、このアプリは Wear OS の通知でなく、あくまでも Android の通知しか監視できない、という点です。

そのため、アプリインストール後の初期状態では「Wear OS by Google」アプリ上での個別アプリ毎の通知設定が無視されてしまい、Android 上のすべての通知が長いバイブでお知らせされるようになります。(その際、「通知の自動調整」「拡張通知」で省略されている通知もバイブするようになってしまいます)

このアプリをインストールする大半の方は、特定アプリの通知だけを気付きやすくしたい、という目的かと思いますので、この点についてはオススメの設定方法を後述しておきます。

また、「Vibration Center for Wear」はバックグラウンドで常に動作させておく必要がある常駐アプリです。

最近の Android はユーザーアプリをかなりアグレッシブに落とす仕様ですので、このあたりの使いこなしに自信が無い方には、個人的にはオススメできません。

このアプリ自体は、正しく設定すればちゃんと動きます。が、あまり良く分かっておられない方が Google Play ストアで悪い評価を大量に付ける事態は避けたいなぁ、というのが記事を書くにあたっての正直な心配です。

オススメは「全アプリでバイブ無し」→「個別アプリ毎に長バイブ」指定

ということで、個人的なオススメ設定だけを紹介しておきます。

まずは、以下の手順で「通知の自動調整」「拡張通知」をオフにしておきます。

(↑この設定はスマホの再起動時に元に戻る場合があります。再起動後は設定を確認すると良いです。)

次に、左メニュー →「Default app settings」を開いて、

→「Vibration type」を「None」に設定。

これは、全アプリで「Vibration Center for Wear」の独自通知を止める設定です。

まずはこれをベースの設定にしておき、次に、左メニュー →「User apps」または「System apps」から、

バイブを気付きやすくしたい個別アプリを開いて、

→「Vibration type」を「Single vibration」に設定します。

これで、Wear OS 側の通知設定はそのまま活かしつつ、「Vibration Center for Wear」で個別設定したアプリのみ、長いバイブで通知されるので気付きやすくなります。(ここで設定しなかったアプリは Wear OS の標準通知バイブのままとなります。)

アプリは「User apps」、「System apps」のどちらかに入っています。「User apps」を探して見つから無かった場合は「System apps」を探すと良いでしょう。

アプリ毎にバイブパターンを変える方法

さらに、「Vibration pattern」機能を使うと、バイブの振動回数、間隔(長さ)などのパターンをカスタマイズすることもできます。

「TAP VIBRATION PATTERN」ボタンを押せば、自作のバイブパターンを登録することもできますよ。

各アプリ毎に「Vibration pattern」を設定すれば、特定アプリの通知のみ、特別なバイブパターンで振動するようになります。

アプリ毎にバイブパターンを変えれば、スマートウォッチの画面を見なくてもどのアプリから通知が来たかが分かるので、大変便利です。

細かなカスタマイズも

この他にも、正規表現で特定の文字列が含まれる、または含まれない場合のみ通知をバイブさせたり、同一アプリの連続通知を無視するなど、細かな設定がたくさんあります。

中でも便利なのが、通知受信時にスマートウォッチの画面を自動的にONにする機能。

手持ちの Wear OS スマートウォッチは通知が来ても画面が点かない仕様ですが、アプリの個別設定から「Turn watch's screen on」にチェックを入れると、通知受信時に自動的に画面が ON になるので大変便利です。

Tasker+Notification Listener を使わなくても Wear OS の通知を手軽にカスタマイズできる、ということで、非常に便利な「Vibration Center for Wear」。

最近の Android で常時監視系のユーザーアプリを安定して使いこなすには、色々とノウハウが必要なので、そのあたりが苦手な方にはおかしな動きをしているように思うことがあるかもですが、頑張って使いこなせれば手放せないアプリになること請け合いです。

Wear OS 3 時代になっても使えることを祈りたいところです。

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