ホットクックの炊飯機能は使い物になるのか、実機で確認してみた

 last update 2022年4月20日

多忙多忙!なーんか家人が多忙で、知らない間に自炊できなくなってるやんけ!ってことで緊急購入した「ヘルシオ ホットクック」。

塩が減るからヘルシオ、放っておけるからホットクック、と、冗談みたいなネーミングでありながらコレが評判以上に我が家にフィット。大活躍の様相なわけ。

と、なれば、欲は出てくる、疑問も湧いてくる。

「これってご飯炊けるよね?」

と。

いやー、ご飯炊くならガスでしょー、ってことで長年ビルトインコンロの自動炊飯機能を愛用してきた我が家ですが、果たしてホットクック如きで満足のいくご飯が炊けるのでしょうか。

実機で確認した結果を書いておきます。

ホットクックでお米を炊いてみた

ホットクックの内釜は大変に炊飯器っぽい。これはお米が炊けそうです。

まずは内釜に5合の米を入れ、

ガシガシと研いでいきます。後から取説を見たら「(あらかじめ)洗ったお米を入れてください」と書かれていました。が、「内釜で研ぐな」とまでは書かれていませんでした。でもコーティングは悪くなるよね。

炊飯用の水加減の線があるから、とっても便利。

米にうるさい家人のプロトコルに従い、冷蔵庫で30分間浸水します。(取説に依ると、事前に浸す必要はありません)

やっと炊けます。蓋をがっぱりと開けて内釜をセットしたら、

「メニューを選ぶ」→「カテゴリー選択」→「ごはん類」から、

「ごはん」を選んで、

あれ?自動判別じゃないんだ。お米の量を手入力しなくてはいけません。

一番大きい機種「KN-HW24G」なので MAX 5合まで炊けました。

「スタート」ボタンで炊飯開始。燃ゆる火のアイコンが出て、残り時間が「あと1時間」と表示されました。長い~。

機種にもよりますが、普通の炊飯器だと50分くらいで炊けた記憶があるので、ちょっと長めかも。

ちなみに炊飯時間はご飯の量で変わります。(KN-HW24G の場合)

  • 1合・2合:約50分
  • 3合・4合:約55分
  • 5合:約1時間

あと、早炊きモードが無いので急いでいるときには不向きですね。

調理中、お部屋に匂いが立ち込めがちなホットクック、ということで警戒して換気扇を回しましたが、ニオイは少なめ。常時換気だけで十分そう。

待つこと1時間、いつものように Wear OS スマートウォッチに通知が飛んできて、

ほかぁっ、と炊けました。ガス炊きほどではありませんが、まぁ、カニ穴も空いています。(画像はピンチアウトで拡大できます)

さっくり混ぜ返すとこんな感じ。思ったより普通に炊けてる~。

正直なところ、高級機ほどではありませんが、

安価な IH 炊飯器と比べれば良く炊けているんじゃないでしょうか。

管理人オススメ。ビビるほど販路が狭い超貴重品「もったいないふりかけ(わさび風味)」をかけて実食していきます。(※ このふりかけ、ネット通販では見かけません。特にわさび風味は店頭でも貴重。)

いやいや、普通に美味いじゃん~。

ガス炊きと比べれば流石に米の立ち・ツヤは控えめ、硬さも柔らかめ。でも、一般的な電気炊飯器と比べればむしろ硬めかもしれない。

ホットクックの定格消費電力は 800W。5.5合炊きの IH 炊飯器は 1200W 前後が多いので火力不足かと思いきや、意外や意外、実用的な仕上がりでした。

難点があるとすれば保温機能が無いこと。とはいえ、我が家では残ったご飯は即冷凍するので問題ありません。

予約炊飯もできるので、食事の時間が読める方や、早炊きを使わない方ならホットクックの炊飯機能は十分使いものになるのではないでしょうか。

我が家では、緊急時用に安い IH 炊飯器も保有してきましたが、少なくともその機種に比べればホットクックの方が美味しく炊ける、という判断です。

高級機種やガス炊きが必須、というご家庭にはオススメできませんが、少なくとも、冷凍ご飯をまとめて作るなら、そりゃ炊きあがりは違うけども常用してもいいかな、と思えるライン。

ということで、合格点な感じのホットクックの炊飯機能ですが、実は意外と使わない。

その意外な理由は、「炊飯中にホットクックが使えないから」。

というのも、ホットクックは毎日使うし、(誰でも使えるが故に)誰が使うか分からないので、ホットクックを空けておきたい、という動機が働くんですよね。

また、やっぱり炊飯はガス炊きの方が美味しいので、可能な限りそっちで炊こう、という動機もある。だから、結果としてなかなか炊飯には使わないのです。

とはいえ、タイマーで朝、冷凍ご飯を大量に作っておく用途には便利なので、十分、役に立ってはくれています。

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