商用利用でも無料のコメントスパム対策プラグイン「Antispam Bee」【WordPress】

last update 2022年7月26日 11:12

WordPress のコメントスパム対策プラグインの定番といえば「Akismet」ですが、2022年7月現在、「Akismet」の商用利用は有料化されています。

ということで今回は、その代替として商用でも無料で使えるプラグイン「Antispam Bee」を紹介します。

「Akismet」の商用利用(有料)の判断基準は厳しい

「Antispam Bee」の話をする前に、定番コメントスパム対策プラグイン「Akismet」の「商用利用」の判断基準について触れておきます。

「Akismet」は WordPress の開発に多大な貢献をしている Automatic が開発しているだけあって、そのスパム検出率は相当な高さ。

ただし、「商用利用」の判断基準はかなり厳しく、

  • 広告やアフィリエイトリンクを貼っている
  • 企業・教育機関に関連している
  • 製品、またはサービスを販売している
  • 寄付、またはスポンサーシップを求めている

上記の1つでも該当するサイトでは、有料プラン(月額1,080円から。2022年7月現在)の契約が必要となっています。

収益化が軌道に乗っていないサイトでも、「広告が貼ってある」というだけで有料ではなかなか辛そうですし、また、WordPress のコメント欄が活況となっているサイトは多くはないことから、費用対効果の面でも悩ましさがあることでしょう。

ということで、そのようなサイト向けには、今回の「Antispam Bee」がオススメとなります。

(※ なお、「Akismet」では商用利用しているサイトをチェックしており、適宜、警告メールを送信しているとのこと。警告メールを無視して使い続けると API キーが無効化されるようです。)

そこで「Antispam Bee」。使い物になるの?

「Antispam Bee」は、コメントスパムとトラックバックスパムを弾いてくれるプラグイン。

「Antispam Bee」のダウンロードはこちらから。

広告無しで、商用利用でも無料で利用可能。GDPR に100%準拠しており、サードパーティに個人情報を送信しない仕組みとなっています。

スパム判定の性能も十分で、1時間あたり数10~100件以上のスパムコメントに晒されている当サイトでも、今のところ判別漏れは無し。

仕組みから推測すると、恐らくは Akismet よりもスパム判別性能で劣ると思われますが、少なくとも僕の環境では必要十分、という判断に至っています。

使い方は簡単。設定項目はこんな感じですが、初期設定のままでも十分機能します。

「特定言語でのみコメントを許可する」は、日本語には非対応。ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語のみ指定可能です。

「Block or allow comments from specific countries」は国単位でのブロック・許可設定。ISO 3166 で定義されているカントリーコードで指定できます。

この他にも、「Gravatar のあるコメント投稿者を信頼」したり、掲示板向けの強調タグを使ったリンクをスパム扱いにできる「BBCode links are spam」機能などのカスタマイズ設定に対応。

また、ダッシュボードにスパム処理の統計情報を表示することも可能です。

日本からだと寄付できないのが残念

ここまで使えるのに商用でも無料となると、やはり寄付をしたくなるわけですが、残念ながら現時点ではクレジットカード、PayPal とも日本国内からの寄付はできない状態。

最近は SNS による言及がメインで、WordPress のコメント機能はあまり使われない時代になって随分と経ちますが、善良な方から有用な情報をお寄せいただくこともある貴重なルートだったりもするので、個人的にはコメントシステムも維持したいとは考えています。(Twitter / Facebook / コメントと、それぞれのルートごとに毛色がずいぶん違うんですよね)

Akismet の収益化には反対しませんが、WordPress のコメント文化維持の観点からはライトユーザーへの配慮も欲しいところでして、「Antispam Bee」のような立ち位置のプラグインの存在はかなり重要と感じます。

ポリシーも含めて大変良いプラグインですので、日本から寄付できるようになったら、ぜひ、定期的に寄付をしてあげて欲しいと思います。

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