【Android】画面を最低輝度より暗くできる標準機能「さらに輝度を下げる」
2022年12月16日 0:00
寝室などで「最低輝度にしても、スマホの画面が明るすぎる!」という場合に便利な Android 標準機能「さらに輝度を下げる」を紹介します。
「さらに輝度を下げる」は Android 12 から導入された新機能。
Android 11 以前で画面を最低輝度以下にするにはスクリーンフィルター系アプリを使うしかありませんでしたが、機種や環境によってはバックグラウンドアプリを常時起動しておく設定が面倒だったり、勝手に外れてしまうなどの問題もありました。
その点、「さらに輝度を下げる」は Android 標準機能ということで非常に安定して動作するのが特徴と言えます。
目次
「さらに輝度を下げる」機能の使い方
Android の「さらに輝度を下げる」機能の使い方は、以下のとおり。
Android の設定 →「ユーザー補助」→「さらに輝度を下げる」を ON にするだけです。

(※ 設定方法は機種・Android のバージョンによって変わります。)
元に戻すには、OFF にすれば OK。
また、「輝度」をスライドすれば明るさの設定も可能。

この「輝度」は、Android の通常の「画面の明るさ」とは別で、「さらに輝度を下げる」機能に固有の明るさ設定となっています。
この設定を開くのが面倒な場合はクイック設定に追加したり、また、ショートカットを作成することもできるので説明します。
「さらに輝度を下げる」機能をクイック設定に追加する
Android の「さらに輝度を下げる」機能をクイック設定に追加する方法は、以下のとおりです。
(※ 設定方法は機種・Android のバージョンによって変わります。)
通知領域を2回下にスワイプ → 鉛筆のアイコンを開く

「タイルを追加するには長押ししてドラッグ」から「さらに輝度を下げる」を探して、上の領域に配置。

左上の「←」でタイルの編集を終了。

以上で、クイック設定に「さらに輝度を下げる」が追加されました。

これで、通知領域を下へスワイプして、「さらに輝度を下げる」をタップするだけで最低輝度より画面を暗くできるようになりました。
さらに、この「さらに輝度を下げる」を長押しすれば、Android の設定 →「ユーザー補助」→「さらに輝度を下げる」を開けます。
これは、最低輝度以下の「輝度」調整にとても便利です。

なお、「さらに輝度を下げる」が ON のままでも Android 標準の「画面の明るさ」は調整できますが、MAX まで明るくしたい場合は、今回の「さらに輝度を下げる」を OFF にするのをお忘れなく。
「さらに輝度を下げる」機能のショートカットを作成する
クイック設定以外にも、「さらに輝度を下げる」機能を簡単に呼び出せるショートカットを作れます。
作れるショートカットは以下の2つ。
- 音量ボタン上下の同時押し
- 画面右下にユーザー補助ボタンを追加
この設定は、Android の設定 →「ユーザー補助」→「さらに輝度を下げる」→「さらに輝度を下げる機能のショートカット」から可能です。

屋外で画面が暗くなりすぎた場合の緊急解除方法として、物理ボタンで「さらに輝度を下げる」を OFF にできるようにしておくと、いざという時に便利かもしれません。
暗さに不満なら旧来のアプリも併用可
今回紹介した Android 標準の「さらに輝度を下げる」機能は、個人的には十分な暗さまで落とせるように感じていますが、旧来のスクリーンフィルター系アプリと比べると、最低輝度はいくぶん明るめとなっています。
「さらに輝度を下げる」機能の暗さでは物足らない方は、昔からあるスクリーンフィルター系アプリの利用を検討すると良いかもしれません。