対策は?PayPay、他社クレジットカード払いを利用停止。キャリア決済チャージ手数料2.5%へ。毎月2回目以降のチャージに適用

 last update 2023年5月3日

PayPay株式会社は5月1日、決済サービス「PayPay」において、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードの利用を停止する予定であると発表しました。

また、合わせて、携帯料金請求に合算できる「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」についても、毎月2回目以降のチャージに2.5%の手数料が課せられるようになります。

これらの PayPay 改悪の実施スケジュール(予定)は、以下のとおり。

<2023年7月初旬>

  • 新規クレジットカードの登録停止

<2023年8月1日>

  • 登録済みクレジットカードの利用停止
  • 既存クレジットカードの登録解除
  • 「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」で、毎月2回目以降のチャージ手数料が2.5%に

なお、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」の2枚については、「PayPayあと払い」に登録することで引き続き利用可能。PayPay で支払い方法として(携帯料金合算でなく)直接指定できるクレジットカードはこの2枚のみとなります。

対策は?高還元率狙いユーザーは「楽天Pay」へ?

PayPay の支払い方法にクレジットカードを指定した場合、「チャージ不要でPayPayを使える」「紐付けたクレジットカードの還元を受けられる」という利便性がありますが、引き続きチャージ不要で PayPay を利用したい場合は、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」を発行した上で、「PayPayあと払い」を設定するか、「オートチャージ」を設定するのが良さそうです。

ただ、PayPay 系クレカ以外が使えなくなることで、「エポスゴールドカード」+「MIXI M」や「あおぞら銀行Visaデビットカード」といった高還元率技のルートが大幅に制限されることから、高還元率狙いで PayPay を利用していたユーザーは、今後、「楽天ペイ」へ移行するかもしれません。

取扱高より利益を重視?

PayPay の強みは、直接契約時の加盟店手数料の低さにあり、クレジットカードや他のコード決済が使えない店舗でも、PayPay だけは使えるケースは珍しくありません。

PayPay としては、加盟店側の手数料率を据え置くことで加盟店の多さを維持しつつ、取扱高の規模よりも利益を重視する方針なのかもしれません。

それにしても、「あおぞら銀行Visaデビットカード」の最大6%還元キャンペーン期間中に PayPay が改悪されるわけで、混乱を招かないか心配されるところではあります。

ソース:

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