便利!台湾オンライン入国カードの書き方・申請方法。体験談も

 last update 2023年10月5日

台湾訪問時、オンライン入国カード(ARRIVAL CARD・電子入国審査カード)で入国したので申請方法や利用対象者についてまとめておきます。また、体験談も添えておきます。

オンライン入国カードの対象者は?

台湾のオンライン入国カードを利用できる対象者は、以下のとおり。(※ 中華民国内政部移民署の公式情報)

  1. 居留証(ARC)、外交官員証(MOFA CARD)及び在留ビザを持たない外国籍(中華民国国籍以外にあたる)の方
  2. 観光目的に該当する多回入境許可証を持つ中国の方
  3. 一回か多回入境許可証を持つ香港、マカオの方
    (ネットまたは現地で取得した入境許可証及び居留証を持つ方は対象外)
  4. 中華民国国籍を持ち且つ台湾戸籍を持たない方
    (居留証を持つ方は対象外)

まとめると、「1」に該当しない一般的な日本国籍の方であれば利用できると考えて良さそうです。

入力は正確に。いつから申請できる?

オンライン入国カードの入力時の注意点は、以下のとおり。(※ 中華民国内政部移民署の公式情報)

  1. 毎回入国審査を受ける前までにすべての登録を完成させる。
  2. すべての項目は正確に、詳しく登録すること。入力漏れの項目があれば、改めて紙版の入国カードの再記入が必要になる。
  3. 英語氏名の欄はローマ字とスーペスのみ入力可。それ以外の記号は入力不可。
  4. 中国語で入力する内容があれば、繁体字で入力。
    (中国人名がある場合は繁字体で入力)
  5. 登録完了後、改めてカードを印刷する必要はない。

まとめるとこんな感じになります。

  • 中国名を持たない日本人は、全部英語とスペースで入力。記号は不可
  • サイト側の入力チェックが簡素なので正確に入力すること
    (パスポート番号、便名、滞在先住所など)
  • 申請後は入力内容を再確認できないため、心配ならスクリーンショットを撮りながら入力するのがオススメ

オンライン入国カードの申請期限は「入国審査を受けるまで」。とはいえ、入国審査待ちの間に入力するのか避け、通信トラブルも想定して、予め、時間に余裕を持って入力しておくのが良いでしょう。

オンライン入国カードの入力項目には、ホテル名やフライトナンバーなどがあります。そのため、旅行の日程が決まった後、日本の自宅からオンライン入国カードを登録しておくことも可能です。

台湾の入国カードをオンライン申請する

台湾のオンライン入国カードを入力・提出する方法は以下のとおりです。

まず、以下のリンク先から「中華民国内政部移民署(National Immigration Agency)」の入国カード申請サイトへ飛びます。

オンライン入国カードの入力内容・方法は以下のとおり。

1/5:氏名・生年月日・性別・誕生国

1ページ目の入力内容は以下のとおりです。

  • English Family Name:姓
  • English Given Name:名
  • Date of Birth:生年月日
  • Chinese Name:中国での氏名(繁字体・日本人は入力不要)
  • Gender:性別
  • Place of birth:生まれた国(City/State or Province は入力必須ではない)

入力したら「Next」ボタンで次へ。

2/5:国籍・パスポート番号・ビザ種別

  • Nationality:国籍(選択入力)
  • Passport No.:パスポート番号
  • Visa Type:ビザの種類。観光目的の場合は「Visa-Exempt」。

入力したら「Next」ボタンで次へ。

3/5:到着出発日時・便名・渡台目的・職業

このページは全て入力必須です。

  • Expect Arrival Flight/Vessel No.:台湾到着時のフライトナンバー(便名)、または船番号
  • Expect Arrival Date:台湾到着時の日付
  • Intended departure Date:台湾出発時の日付
  • Intended departure Flight/Vessel No.:台湾出発時のフライトナンバー(便名)、または船番号
  • Purpose of Visit:台湾への渡航目的。観光目的なら「Sightseeing」
  • Occupation:職業。

入力したら「Next」ボタンで次へ。

4/5:自宅の住所・滞在先住所・ホテル名

このページも全て入力必須です。

  • Home Address:自宅の住所
  • Residential Address or Hotel Name in Taiwan:台湾での滞在先の完全な住所。ホテル以外に滞在する場合は「Residential Address」にチェック。ホテルに滞在なら「Hotel Name」にチェック。その後、下のボックスから住所を選択し、残りの住所、またはホテル名を入力。

入力したら「Next」ボタンで次へ。

5/5:電話番号・メールアドレス

このページも全て入力必須です。

  • Cell Phone Number:携帯電話番号(日本の番号でOK)
  • Email Address:メールアドレス(受付確認メールが飛んでくる)
  • Verification Code:右の数字4桁の確認コードを入力

最後に「CONFIRM」を押して、「Your Application is Accepted」の画面になれば受付完了です。

「Export File」ボタンを押すと Excel ファイルをダウンロード可能。入力内容の一部を確認できますが、すべての入力内容が入っているわけではありません。

入力したメールアドレスに受付完了メールも飛んできます。

実際に使ってみた感想

他国ではアプリで入国申請できる国・地域もありますが、台湾のオンライン入国カードは非常にシンプル。とても台湾らしいと感じました。

現地での入国審査も非常にスムーズで、今回は「オンラインで入国カードを事前提出した」と伝える必要もなく、通常通りのパスポート提示、指紋照合、顔認証でイミグレを通過しました。

(今回、航空券の確認はありませんでしたが、飛行機のeチケットとホテルのバウチャーくらいは用意しておいた方が良いでしょう。)

昔はわざわざ機内で入国カードに記入したものですが、毎度、家族の記入サポートでバタバタするハメになるため、最近は好んでオンライン申請を使う(使わせる)ようにしています。

台湾のように、国内旅行並みにフライト時間が短いのに機内食が出る路線では、機内での作業は少しでも減らしたいもの。

ぜひ、オンラインでの入国カード申請を活用してみてください。

参考情報:

Hatena Pocket Line

コメントを記入