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日本にはマネできない。ファイル同期サービス Dropbox の すごさ

dropbox

事実上の標準になりつつある民生用オンラインストレージと言えば Dropbox でしょう。5か月ほど前、Dropbox を使った時に感動した機能ですが、

「日本企業には実装できないけど、経営に与えるインパクトは大きいだろうな。」

と思った機能があります。

メモなら EVERNOTE紙copi 。TODOなら remember the milkcheck*pad といった具合に、単なる「便利」を越え、脳ミソが勝手に依存しだす中毒性のある生産性ツールは最近増えています。

Dropbox もそんなサービスの一つです。

似たようなオンラインストレージが林立する中、

「優れたユーザインターフェースとは存在を感じさせないUIである」

を体現した圧倒的な使い勝手・・・・というか、「知らない間に全部やってくれるから、そもそも使う必要がない」というトンデモない設計でライバルを蹴散らしているわけです。

で、この Dropbox 。たまにアップロードが異様に速く終わる事があります。

自宅はADSL回線なのでアップロードは遅いはずなのですが、不思議に思って調べたら、アップロード前にハッシュなどをチェックして、同一と思われるファイルが Dropbox 上にある場合は、なんと他ユーザーのファイルを流用してでもアップロードをはしょるという驚愕仕様になっている事が分りました。

恐らく、ファイルサイズ・ファイル名・ハッシュをチェックして同一ファイルか判定しているのでしょう。

確かに判別ミスはほとんど起こらないですし、回線負荷を下げる効果も大きいので、この仕様は僕はアリだと思います。

さて、この機能。日本の会社で提案したら企画が通るだろうか?と、ふと思いました。これまでの経験からすると、間違って他人のファイルが見れてしまう可能性がゼロで無い以上、この仕様は通らない会社は多いのではないか、と僕は思います。

「無限の猿定理」という、まぁ常套句のようなモノがあります。

ランダムにタイプライターを叩く猿がシェークスピアの作品を完成させる可能性はほとんど無いわけですが、決してゼロではない。

その「ほとんど起こらない事」をどちら側から捉えるのか、という文化の違いは感じるわけです。

ですが、それ以上に「ほとんど無いその度合い」を正しく制御・評価でき、経営判断につなげられる数学的バックボーンを持った人材の数・質に違いがあるんじゃないか。とも思うわけです。これはこの件に限らず、いろんなところで感じます。

正直、今回の件は、自分が昔から常々感じていたことを感じるままに書いているわけで、「そんな事はない」と思う方が見えたら是非とも事例を教えてほしいです。

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