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AMDの新APU「A10-5800K」を使いTrinityの本質に思いを馳せてみた

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先日の「AMDのAPU新製品発表会」への参加特典として AMD さんから送っていただいた Trinity 最上位モデル「A10-5800K」と、マザーボード「F2A85X-UP4」で自作PCを組んだので、さっそくですが使ってみた感想とかとかを書きます。

機密保持契約の関係で書けなかった事も今回からは書けるので、率直な意見とかも織り交ぜつつ。

APU って何?という方や、勉強会で感じた色々とかも読みたい方は、以下の過去記事もどうぞです。

※この記事は、状況の変化により更新する可能性があります。特に、外部 GPU 使用時のパフォーマンスに関する部分とか。

発表されたデスクトップ向け新APUは6種類

発表されたデスクトップ向けAPU「Aシリーズ」は6種類。

詳細は既に報じられている通りですが、最上位モデル「A10-5800K」が12,980円とかなりお値打ちになっているのがポイント。

これまで機密保持の関係で書けなかったのですが、勉強会でこの値段が発表された時は、さすがに会場から「どよめき」が起きました。

なお、新APU「Trinity」の詳細については以下のサイトの解説が参考になると思います。

 

「Trinity」の強みは内蔵GPUとコストパフォーマンス

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↑は Trinity 内蔵GPUでの「モンスターハンターフロンティア【大討伐】」ベンチ結果

上が 1280x720。下が 1920x1080 です。(※マシン構成は次項目参照)

これはもう、

12,980円で買えるCPUの内蔵GPUがこの性能ですよ?

さぁ、あなたならどうします?

という AMD からの無言のメッセージを感じざるを得ないわけです。

アイドル時消費電力が30~31Wだと!?

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※明るさ調整とクロップはしてありますが、合成じゃありません。

手元の環境では、アイドル時システム消費電力は30~31W程度でした。

何か設定間違えてるのかなぁ…と目を疑いたくなる低さ。噂では下位モデルだと22Wという報告もあるようです。

うちのマシン構成は次の記事で詳しく書く予定ですが、ザッとこんな感じ。

外部ビデオカード無し・フルSSDで 31W 前後っていうと、最近だと S 付きの第3世代 Core i でそんなのたまに見たっけかなー、というレベル。(僕も詳しいわけじゃないんでアレですが…)

Intel 系とはCPU 単体の性能が違うので、同じノリで考えると色々面食らうと思いますが、とりあえず、このアイドル時消費電力は悪い話ではない、と考えてよさそうです。

ただ、消費電力に関しては、少し負荷がかかると電力喰いなのも確かで、MHF大討伐ベンチでは内蔵 GPU のみで100W前後、3D Marks 11 では115Wオーバーなんてシーンもありました。

それでも WEB 閲覧・事務系作業がメインで、たまに軽めの設定でゲームもやる。という行動パターンなら、先のアイドル時消費電力の低さの恩恵には十分あずかれそうな気がします。

外部GPU搭載時は注意が必要?

※この項目は将来修正する可能性がありますが、とりあえず、現時点の情報として書いておきます。

ちなみに、Radeon HD 7750 外付け時のアイドル時システム消費電力は 40W 前後でした。

正味のところ、HD 7750 なら性能面でまだ挿す意味もありましたが、HD 5670 程度だと、外部 GPU を挿しても思ったほどスコアが伸びなかった(@Catalyst 12.8/12.9 beta)ので、下手な外部 GPU なら取っ払っちまうか。という気分にはなりました。

この辺はドライバのアップデートで改善されるかもしれませんが…。この続きはもう少し検証してからここに書き足すかもしれません。

少なくとも現時点で私がこの製品をおすすめできるターゲットは「APU 内蔵 GPU のパフォーマンスで十分な方」と、もう少し言うならおまけで「Dual Graphics 構成を組んで、そこで一旦3D性能が頭打ちになっても問題無い方」までかなー。と。

外付けビデオカードを挿す予定で、しかもパフォーマンス不足なら GPU の買い替えも辞さない「3Dパフォーマンスを追求する人」だと、いろいろ思う所があるんじゃないか。と思います。

一応擁護しておくと、こいつはWEB閲覧とか普通の事務作業とか軽いゲームをする分には非常にコストパフォーマンスの高い製品と思いますし、僕なら普通に常用できると思います。

これは「実用主義」っちゅーことやね

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Windows 8 では GPU アクセラレーションがより重要になる。と言われるなど、用途によっては今後求められるマシン性能の方向性に変化がみられそうな気配もあるわけですが、少なくとも今の尺度で見ると、正直この子は、ベンチマークでアラが多いのは確かなんですね。

細かいベンチマーク結果は他のサイトさんに山ほど出てるのでウチでは扱いませんが、例えば CPU 単体性能とか負荷時の消費電力とか…。

もっと言えば、(ワットパフォーマンス最高峰との誉れも高い)Radeon HD 7750 / 7770 と比較して内蔵 GPU のワットパフォーマンスが低い…とかとかね。

でもまぁ気になる所は色々あっても、なにせこの価格でこの内蔵 GPU 性能!って部分で全部キレイにまとまっちゃう気がするのも確か。

普段は軽い作業がメインだけど、たまに重めの作業とかちょっとしたゲームもやりますよー。みたいなユーザーの行動パターンを非常によく考えた「実用主義の賜物」みたいな部分があるので、そういう行動パターンに当てはまって、しかもコストパフォーマンスを重視する層にはかなり面白い選択肢だなぁ。と純粋に思います。

その一方、性能の劣るベンチマーク項目がある CPU は許せない!という完璧主義の方からは色々言われそうな製品だなぁ。とも思ったりするのでした。

Socket FM2は長く使えそう?

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そういえば勉強会で AMD の方が「Socket 寿命は長くしたいと思っている」みたいな事を言っていた事を、昨日、他の方の記事を読んで思い出しました。

現段階では推測しかできませんが、今回採用された FM2 ソケットが長生きしてくれるようだと、将来、次プロセスルールへの乗り換えパスも描けるのかなぁ。なんて夢も見てみたり。

その時は、負荷時の消費電力低減もされているといいなぁ…とかとかモニョモニョ。

凄みのある価格と内蔵GPU性能

繰り返しにはなるんですが、コイツの凄みはやっぱり「ある程度のGPUがCPUに乗っちゃってる」というインパクトと「最上位が12,980円という価格」と思います。

なんというかこれを触っていて感じるのは、今後は CPU 性能だけが高ければいいって時代じゃなくなっていくんだろうなぁ。という実感です。

頭ではそういう流れを理解していたつもりですが、今回、勉強会などを通じてその応用に思いを馳せる機会があったり、実際に動くものが手元に来たことで、その部分をよりハッキリと感じる事ができたように思います。

今回、このような機会を与えてくださった AMD さんや、勉強会絡みでお世話になった関係各位にはこの場を借りてお礼申し上げます。

さて、そんなこんなで次回からは、実際にどんな感じでマシンを組んでいったのか、とか、どんなパーツをどういう基準で買ったのか。とかとかの具体的なところ(自分用メモとも言う)を書いていこうと思います。

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