last update 2015年11月18日 18:43

Androidを急速充電・超急速充電する

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PCのUSBポートからスマートフォン・タブレットを充電すると、充電が遅かったり、充電されなかったりした経験ってありませんか?

でも、Android 機に付属の純正ACアダプタだと、あっという間に充電できたりします。一体何が違うのでしょう。

そう思って僕自身、電流計を片手に色々な Android 端末と USB 充電器を計測して、コンセント・モバイルバッテリー・車での急速充電の方法について調べてきました。

最近は、Quick Charge 2.0(急速充電2)などの新しい充電規格も普及していますので、その辺りも踏まえて解説します。また、長く使わないと分からない使い勝手やケーブル耐性・品質なども合わせて、自分用メモも兼ねてまとめておきます。

※ 当サイトでは適宜、記事を最新化しています。更新履歴は最後をご覧ください。

USBケーブル側

通常は「充電モード対応USBケーブル」でOK。ただしQC2.0対応機は例外あり。ケーブル品質にも注意

スマホ・タブレットの充電スピードにはUSBケーブルの品質が大きく影響します。

充電器・モバイルバッテリーの同梱品や、100円ショップのテキトーなUSBケーブルで充電トラブルに悩んでいる場合は、まずはUSB ケーブルの種類・品質を疑うのが良いでしょう。

具体的には2.4A対応などの大電流に適したUSBケーブルを選ぶのが基本です。が、実はケーブルには製品毎の品質差が結構ありまして、電流量にも違いが出てくる。という面倒な話があります。

ということで、以下に、私がオススメする micro USB ケーブルを挙げておきます。

巻取り式よりもストレートタイプのUSBケーブルの方が電流量を稼げるので、まずはそちらをオススメします。

<充電専用 microUSB ケーブル>

※ドコモの「急速充電2」にあたる「Qualcomm Quick Charge 2.0」対応のUSB充電器では、充電専用USBケーブルでは本来の充電速度が出ないので、後に紹介する通信対応USBケーブルを使うのが良いです。

  •  オウルテック充電専用ストロングケーブル OWL-CBJ15SMU-BK
    ・30cm / 1.5m / 2m の3種
    ・充電専用。データ通信不可。コネクタのマークで判別可
    ・ケーブル堅めで取り回しづらいが、耐久性抜群!断線しづらい!
    ・ケーブル品質高い。電流量多し
    ・持ち運ばないならこれがオススメ!
  •  オウルテック充電専用ケーブル OWL-CBJ5(B)-SP/U2A
    ・50cm / 1.5m / 2.5 m の3種
    ・データ通信不可。赤色で分かりやすい
    ・ケーブル品質高い。電流量多し
    ・コネクタ耐性弱い?ストロングケーブルより壊れやすい印象
    ・ケーブルが柔らかく取り回しやすい

<充電・データ通信兼用 micro USBケーブル>

また、電流量は減りますが、使い勝手の良さから巻取り式ケーブルも個人的に愛用中です。こちらも色々試しましたが、今は次の2種がオススメです。

<巻取り式 microUSB 充電ケーブル>

<巻取り式 microUSB データ通信・充電ケーブル>

  • PLANEX BN-XPERIASB (巻取り式、通信・充電切替式)
    ・巻取り耐久性がかなりマシ。壊れてもケーブル取り出し可
    ・通信、充電切替スイッチの耐久性高い
    ・側面切替スイッチで使いやすい
    ・充電、通信モードの違いがイラストで分かりやすい
    ・ケーブル短め
    ・細いわりに電流量多め(1割減程度)
    ・Quick Charge 2.0 で使うときは通信モード。5V/1A充電のときは充電モード、と使い分け可能

以下は地雷ケーブル。要注意と思います。

※どうして巻取り式ケーブルを薦めるの?

正直、巻取り部分は壊れやすいですが、ポケットで収まりが良く携帯に便利、とか、長さ調整できて取り回しが楽、とか、使わないと分からない感性に訴えかける魅力が結構ありまして。壊れたら買い直せばいいじゃん。位に考えて愛用しています。

実は壊れ方しだいでは自力修理やケーブルだけ取り出す方法もあったり…
伸縮自在!なスマホ用充電・通信ケーブルの仕組みと修理方法 | TeraDas

この手のUSBケーブルを用意したら、後は、十分な出力(タブレットは2A以上、スマホは1A以上)のUSB対応ACアダプタ・充電器・モバイルバッテリを買うだけ…と言いたいところですが、最近は、Quick Charge 2.0(急速充電2)対応など、色々考える事がありますので、その辺りも踏まえてUSB充電器を紹介しておきます

USB充電器(コンセント・モバイルバッテリー・カーチャージャー)

コンセント・モバイルバッテリー・車の3パターンに分けて、オススメのUSB充電器をまとめておきます。

購入前には、自分のスマホが9V/12V給電に対応した Quick Charge 2.0(以下、QC2.0。ドコモでいう「急速充電2」、ACアダプタ05)対応機種か、ドコモのACアダプタ04対応機種なのかは、確認しておいた方が良いでしょう。

コンセントからの急速充電

といった選択肢があります。

※寝室・枕元でコイル鳴きが気になるなら、QC2.0非対応機ですがOWL-ACUS4は静かです。個体差はあるかもですが、個人的にはコイル鳴きが気になりません。また、スマホ・タブレットに付属の純正ACアダプタもコイル鳴きしない場合が多いと思います。

モバイルバッテリーからの急速充電

車のシガーソケットからの急速給電

※車での充電時、特に夏場はスマホの温度が高くならないように配慮すると、より速く充電できます。ダッシュボードなど高温になるところでは、充電が止まったり遅くなりがちです(機種にもよる)

→ 対策記事(暑い夏でも車内でスマホを急速充電する方法 | TeraDas-テラダス

番外編:パソコンのUSBポートからの高速充電

詳細は別記事にまとめていますが、実は PC・ハブなどの USB 3.0 対応機器からも、多少高速に充電できるケースがあります。

実験では、1A充電器より1割程度速度が落ち、USB 3.0 の出力(900mA=0.9A)と辻褄が合っているのですが、現時点ではどの機種・条件でも高速充電できる、と断言はできません。

詳細は次の記事にまとめていますので、興味のある方は合わせてどうぞ。

なお、USB2.0(出力 5V /500mA)時代のPCの多くは電流量不足のため、冒頭に挙げたUSBケーブルを使っても急速充電できない事がほとんどです(※)

※一部、給電能力の高いUSBポートを持ったマザーボードもあります

いろいろ買って試してきて分かったこと

これまで色々買ってきたわけですが、急速充電するなら、まずは ACモード(充電モード)対応の高品質USBケーブルが「肝」で、その上で、用途とスマホの機種に合った USB 充電器を選ぶ。というのが大事と思います。

一般に、充電専用を謳うUSBケーブルでは USBのD+とD-が短絡されていますが、現在では、様々な Android スマホ・タブレットが存在し、単純にこの短絡だけで電流量が決まる。というモノでもなくなりました。

Anker の Power IQ のように充電機器とケーブル結線を自動判別し、Android の充電モード扱いにしてくれるUSB充電器も存在しますし、Quick Charge 2.0(急速充電)のように、端末とUSB充電器の組み合わせを自動判別し、充電速度が大きく変わる規格も出てきているからです。

そんな中、USBケーブルの品質は相対的に重要度が高くなってきているように思いますので、USBケーブルの品質にはこだわった方が良い。とは思います。

検索用キーワード:高速充電、急速充電2、1アンペア、1000mA、1.8A、1800mA、2A、2000mA、2.1A、2100mA、9V給電、 Galaxy Note 3, Galaxy S4 / S5 / S6 / S6 edge, Nexus 5, Nexus 5X, Nexus 6, Nexus 6P, Nexus 7, Nexus 9, LG G4, isai VL / FL, URBANO L03 / V01,  AQUOS PHONE ZETA/SERIE, ARROWS NX, Xperia Z1 / Z2 / Z3 / Z3 compact / Z4 /Z5 , HTC J butterfly, HTC One M8, M9  ZenFone 2, ZenFone 5, ZenFone Selfie, ZenFone 2 Laser

※2015/11/18 使い物になる Quick Charge 2.0 対応機種を、モバイルバッテリとカーチャージャーに追記
※2015/6/4 文章ブラッシュアップ

この記事への5件のコメントがあります

  1. au DIGNO ISW11K by KYOCERA Part15 « smartphone says:

    5年前

    [...] 4:45.44 ID:5wwsm3Nf:681 >>679 充電の口がmicroUSBしかないので元々そういうものだと思ってたよ・・・ 683:SIM無しさん:2012/02/15(水) 03:08:25.50 ID:rcjaCPhr:683 >>681 http://www.teradas.net/archives/760/ [...]

  2. 榎本 says:

    5年前

    色々理屈わかりました
    先週 iPhone3GS → ISW11SC にMNPし、充電遅いなーと思っていたところでした
    他の記事も参考にさせて頂きます

  3. とおりすがり says:

    3年前

    もっと技術的な側面から調べないとだめでしょ。
    USBの規格上3種類以上の充電モードがあることにも触れていないし、価値無いよ。

    http://japan.maximintegrated.com/app-notes/index.mvp/id/4803

  4. asd says:

    3年前

    記事を楽しんで拝見されてもらってます。

    すでにご存じかもしれませんが、
    USB関係の雑誌で、Androidの充電の時にはAC充電モードとデータ通信モードがあり、データ通信モードではAndroidへ送られるDC電流が電磁誘導により誘導電流がデータ側にノイズとして乗るのを阻止するために流れる電流を抑制しており、結果として充電速度が遅くなるそうです。

    で、現在がデータ通信中か、充電中かがAndroidの区別の仕方ですが、データ通信部(D-とD+します)に抵抗があるかないかで判断しているそうです。
    安いケーブルですと、抵抗を入れる経費削減により急速じゅうでんがてきず、さらに激安ケーブルですとD-D+のケーブルさえないので、ACアダプターが純正であっても意味がないそうです。

    今後も、実験、実証、研究すがたを楽しんで見させてもらいます。
    価値のある記事をありがとうございました

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