SIMフリーiPhone5でドコモのXi(LTE)接続成功。しかしドコモは非対応を明記

 

ドコモは11月1日、SIMフリー版iPhone 5で使える「ドコモnanoUIMカード」を正式に提供開始しました

それの絡みもあってか、再び、ドコモ nanoSIM+ iPhone 5 の動作報告が話題となっています。

※この記事は新しい情報が入りしだい更新する可能性があります。

※2013/1/29 iOS 6.1 正式版での噂を反映
※2012/12/4 最新情報のまとめを後半に追記。文章を大きく書きなおし。キャリアバンドルアップデートに言及とかとか。
※2012/11/6 巻末で週アスPlus さんの記事について触れました。

中でも興味深いのは、iOS 6.0.1 へアップデートした SIM フリー版 iPhone 5 でドコモの Xi(LTE)が使えた。という報告です。

Tweet をたどっていくと、この方が使っておられるのは香港版 SIMフリー iPhone 5「MD663ZP」の様子。

公開されているスクリーンショットの ping 値などからは、確かに Xi っぽさを感じ取る事ができます。

接続報告は他にもあり、中には Xi 75Mbpsエリアからの報告と思しきものもあります。

こちらは Xi でなければ説明の付かない性能を叩き出しています。(見出し画像にて引用)

ドコモは公式サイトで「LTE通信は利用できません」と明記

一方、ドコモは公式サイトで、「LTE通信は利用できません」と明記しています。(リンク先の「ドコモnanoUIMカードをご使用されるお客様へ」部分)

ドコモの LTE を掴んでいても iPhone 5 の設定欄には LTE 切り替え設定が表示されないため、公式アナウンス通り「使えない」のが、たまたまバグで使えているだけ。と捉える事もできそうですが、実はここに来て、明るい兆しが見えてきているので、そのあたりもまとめます。

iOS 6.01ではキャリアバンドルのアップデートによりXi(LTE)接続が可能

記事公開後、「データローミングをONにしたまま iOS 6.0.1 にアプデするとドコモのLTEが掴める」などの接続報告が相次ぎました。

が、最終的には、iOS 6.0.1でキャリアバンドルをアップデートすれば Xi 接続できる事が明らかになっています。

という事で、現状、SIMフリー版iPhone 5では、ドコモの2GHz帯LTEと3Gが利用可能なようです。

iOS 6.1ベータ版では初期状態でXi(LTE)接続可能だが正式版では接続不可との話も

また、iOS 6.1 beta 版では、初期状態のままで Xi 通信可能。との報告もありました。

が、iOS 6.1 正式版では Xi 接続できないとの報告もあります。何らかの設定により使えるようになるのか、今後の報告が待たれる所です。

特別な設定不要で Xi が使えるようになれば、SIMフリー版iPhone 5を使うハードルも一気に下がるのですが…。

GSM A1429モデルはFOMAプラスエリア周波数帯の技適通過済み

さらに、ここに来てまた嬉しい情報が飛び込んできました。

iPhone 5 A1429が、ドコモの3Gサービスエリアに大きく貢献している「FOMAプラスエリア」の周波数帯で、技適を通過していることが明らかになりました。

FOMA プラスエリアでの接続報告は現時点では無いようですが、今後の iOS やキャリアバンドルのアップデートで対応するのでは?と、話題となっているようです。

SIMフリー派に明るい兆しが見えてきた?

ドコモのスマートフォンで使える周波数帯は、現在、トライバンドLTE(2GHz / 1.5GHz / 800MHz)と、デュアルバンド3G(2GHz / 800MHz)の5つです。

とは言っても 800MHz帯 Xi に対応した機種は、2012年冬モデルではほんの一部しかなく、1.5GHz Xi も肝心の東名阪では早くて2013年春から5MHz幅程度で、本格展開は2014年からと言われていますので、現時点では 2GHz帯 Xi / 2GHz帯 3G / 800MHz帯 3G の3帯域が使えさえすれば、当分は事足りる気がします。

これらドコモの主要3帯域をSIMフリー版iPhone 5で使う。という視点で見ると、2GHz帯 3Gは元々使えますし、2GHz帯 Xi は既に使用手順が明らかになっているので、後は将来 800MHz 帯3Gが使えるようになれば、ドコモSIMを挿している意味はあるよね。という状況にはなってきているようです。

via:ガジェットショット

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