Android版Chromeアップデートで文字入力が劇的に改善。「使いたくなる」レベルに

 

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2月27日に公開された Chrome for Android(バージョン25.0.1364.123)は、Google からのアナウンス通り、大きなアップデートとなりました。

具体的な改善点は記事後半でまとめますが、けっこう使い込むうちに、どうやら Chrome 上のフォームなどでの日本語入力が「使い物になるレベル」へと劇的に改善されている事に気がつきまして、これも特筆すべき内容だろう。という事で触れておきます。

動くんですよ。それなりに使い物になっちゃうんですよ。Wordpress の WEB 管理画面のビジュアルエディタとかが。Android 版の Chrome で。

※この記事は、将来、新記事公開や状況変化に応じて更新する可能性があります。

この感覚をご理解いただくには、Bluetooth キーボードなどの外付けキーボードと、A15世代相当のパフォーマンスが出る、画面が広めのタブレットか Chromebook が欲しいかな。という気はしますが、Nexus 7 などでも改善は感じられるので、「前は使い物にならなかったんだけどなぁ」という方も、お手元に環境があれば、ぜひ、もう一度試してほしいと思います。

Google が Chrome をマルチプラットフォームで展開している強みが、タブレットの高速化とソフトウェアの高速化でやっと現れてきた。そんな匂いを少しだけ感じられるかもしれません。

オススメ構成は「有線マウス+Bluetoothキーボード+ATOK」

PC にせよタブレットにせよ、僕は操作時のレスポンスが気になるタイプなので、Android タブレットをノートPC的に使う時は、「USBホストアダプタ+有線マウス」+「Bluetoothキーボード」+「ATOK」の組み合わせを好んで使っています。(このあたりは将来記事にすると思います。)

愛用中の具体的な構成は以下のとおり。

IME に ATOK を使っているのは Shift キー+カーソルキーでテキスト選択→コピペが確実に機能するから。です。(現行 Chrome + Google 日本語入力 の組み合わせだと、Wordpress の管理画面でコピペが効きませんでした。)

今回の高速化と文字入力がらみのバグ修正のお陰か、少なくともこの構成で使う分には、Wordpress の WEB 管理画面上で、ビジュアルエディタを使って記事を書こうかな。とそれなりに思える位には動いてくれるようになりました。

(PCで書くのに比べればパフォーマンスは落ちます。あと、画像付き投稿の編集では、マウスのホイールが必要な場面もありました。)

現状でもこれだけ動くのに、Tegra 4 や Snapdragon 800 、Exynos 5 Octa など、今年はさらなるパフォーマンスアップが期待されていますから、これはなかなか楽しみな展開になりそうです。

タブレット向けに最適化された Android アプリは急速に増えていますが、それとは別に、従来 PC で使用していた WEB サービスが、タブレットからも普通に使えるようになれば、純粋に活用の幅が増えるわけですから、これは素直に歓迎できるでしょう。

Chrome for Android の改善・変更点

Google の公式発表によると、今回の Chrome for Android(バージョン25.0.1364.123)の改善点は、以下のとおり。との事。

  • スクロールのパフォーマンスを向上
  • ピンチによるズームの反応を改善
  • 最新 V8 Javascript エンジンによる動的ページの高速化
  • Chromeがバックグラウンドでもオーディオ再生が可能に
  • HTML 5 サポートの拡充
  • Chrome上で再生中のオーディオを通話中は一時停止
  • この他にも安定性とパフォーマンスに関わる重要なFIX

この中では、フォーム入力時に1文字目が勝手に確定されてしまうバグの修正については触れられていません。ひょっとして前のバージョンアップの際には修正させてたんでしたっけか?

いずれにしても、ここが修正された事は非常に大きい話しと思います。

ソース:Chrome Releases: Chrome for Android Update

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