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第3回 Kernel へのパッチ当てと再構築

Linux-eden >> 第3回 Kernel へのパッチ当てと再構築

 

  • Kernelパッチの適用

     この作業を行う前に、必ず、1度はカーネルの再構築を行っておく必要があります。

     前項でダウンロードしていただいた kernelmod を使って、カーネルにパッチを当てます。
     具体的には、以下のコマンドでいけます。


    # tar -zxvf kernelmod-0.6.tar.gz
    # cd kernelmod
    # ./kernelmod.sh -a i686 -k /usr/src/linux

    注:
    最終行の「i686」部は、アーキティクチャの指定部です。環境により、「i586」や「i386」などに置き換えてください。
    また、最終行の -k オプションは、カーネルソースのパスです。ここでは、/usr/src/linux を指定していますが、環境により置き換えてください。

     たったこれだけでKernel パッチがあたります。
     

  • Kernel の再構築

     続いて、以下のコマンドで、カーネルを再構築します。

    # make
    # make bzImage
    # make modules
    # make modules_install
    # make install


     私の環境では、上記手順の # make bzImage 部分でエラーが発生した事があります。
     その場合は 、続けて

    # make modules
    # make bzImage
    # make modules
    # make modules_install
    # make install

     としたら、エラー無く再構築ができました。

     正常に終わりましたら、

    # depmod -a

     を実行してください。

     起動時は、Grub のメニューで、最後に「custom」と付いている項目を選択すれば、今回再構築した方のカーネルで起動できます。
     GRUB をお使いの方で、起動時に自動的に custom カーネル版の Linux が起動するようにするには、/boot/grub/menu.lst 内の default の数値を変更します。
     ここで、default が 0 だと、メニューの一番上の項目を指定していることになります。2番目を指定するなら1を指定します。


     次のページでは、PPPD と PPTPD のインストールを行います。


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